雨にも負けず、風にも負けず2007-01-29 22:36:04

子供の頃、母に買ってもらって、なんだか分かった様な、でも良く分からなかった不思議な絵本がありました。

それは、宮沢賢治です。 銀河鉄道の夜。結構僕は真面目に読みました。 でも、この空想の世界になんだかついて行けていない自分を感じたのだと思います。 鉄道が空を飛ぶ、そして様々な物が途中に鉄道を横切って行く。この不思議な世界になじめない物を感じていたのかもしれません。

宮沢賢治の本はその後も読んだけど、やはり不思議な世界でした。 風の又三郎、注文の多い料理店、セロ弾きのゴーシュ。 みんなやっぱり不思議です。

子供のくせに僕は宮沢賢治よりずっと現実的だったのだろうか?それとも、僕には空想力が足りなかったのだろうか?今でも謎です。

岩手県、あんまり行った事がない土地ですが、石川啄木と言い、宮沢賢治と言い、何となく不思議な世界を感じさせるものがあります。ある意味憧れかもしれません。

そして、僕は一度盛岡の美術館に行ってみたいと思っています。随分前にテレビで見た絵がもの凄く印象に残っているのです。

宮沢賢治、僕の愛読書ではないけれど、どこか不思議な世界に惹かれる物がある気もします。そして、セロ弾きのゴーシュ。 なぜ、チェロではなくセロなんだろう?そんな事を思いながら、とっても銀河鉄道に懐かしい何かを感じているのかもしれません。

そう言えば、既に廃線になってしまいましたが、昔北海道の池田から北見まで銀河鉄道線に乗ってたびをした事がありました。なんとも僕には不思議な鉄道の旅でした。まさに幻想の世界を走っていた様に感じていたのかと思います。

あの絵本は一体いまどこにあるのでしょう?