忘却と記憶2014-01-19 21:40:26

人間は忘れる動物です。ミスもするし、ミスした後しまったと思ってもまた同じミスをすることがあります。

でも、そんな忘れてしまう人間も忘れない記憶があります。 不思議なことですが、記憶の中にしっかりと残ったものは忘れることがありません。 人は忘れることによって救われることがありますが、一方でこうして深く記憶に残ったことはどんなに忘れようとしても忘れないものです。悲しいことは特に忘れることがありません。どんなに忘れたくても忘れないものがあるのです。 昨日、母の法事でそのことを思い出しました。もう22年前のことなのに、そのときのことはとても深い記憶として僕の脳裏に残っているのです。そしてふとした瞬間にその悲しい思いが急に思い出されるのです。 そして、同じく千恵さんとのことも記憶の中に深く深く残り生きています。それは時には楽しい思い出として、そして深い悲しみの思い出としてです。 これは忘れることが出来ません。どんなに忘れようともがいても忘れることができません。それだけ強い記憶としてのこっているのです。そして僕の心の中に深く深く残った大きな傷、それが今でも時々思い出した様に心をえぐるのです。 涙はもう出尽くした感が有るけれど、だからと言って悲しみが消えた訳ではありません。むしろ悲しみは涙が涸れた分もっともっと大きくなっている様に思います。 僕がこのブログを止められないのもそのことに原因があるのでしょう。 明日はまたアムステル川の岸辺をを再開出来るでしょうか?ぜひ再開したいなと思っています。