お箏の演奏会に行ってみました2025-04-07 11:54:33

4月になって最初の週末はあちこちでソメイヨシノが満開で、花見に出かけた人も多かった様ですね。でも、面白いもので、人が集まる花見の名所より、ほとんど人が来ないような場所で咲いている桜もとても見事で、なんだかひっそりと咲いている風情と言うか、でも堂々としている姿に見惚れます。

そんな週末の日曜日は、朝のうちは晴れ間が見えていたものの、お昼頃からポツリポツリと小雨が降り始めました。

そんな中、東京葛飾区柴又にある山本亭と言う大正時代に建てられた和風の邸宅、今は葛飾区が所有していて一般に公開されている庭の見事なお屋敷に行ってきました。

小雨の中、わざわざ行ったのには訳があって、ここでお箏の演奏会があると言うので、聴きに行ったのです。

かの寅さんで有名な柴又帝釈天を横目に見て、江戸川の方に向かっていくと、その山本亭がありました。ちょっと鄙びた感じの、でもとても良い感じの門があって、中に入っていくと入り口がありました。大きな玄関です。

この建物は元々は関東大震災の後に引っ越して来られた山本さんと言う方が所有していた邸宅だそうですが、当時としては珍しい2世帯住宅なのだそうです。

入り口で入場料の100円を払って中に入ると、和室が広がり、その先には見事な日本庭園があります。

箏の演奏会は13時からとの事で、ちょっと早い時間に着いたので、和室の一角に腰を下ろしてしばらく庭を眺めていました。お茶をオーダーすることもできる様でしたが、特に喉も渇いていなかったので、ただただ黙って庭を眺めていました。そして、13時近くになって少し歩いてみると、箏が用意されてプログラムがテーブルの上に置いてある部屋がありました。

その部屋の一角に腰を下ろして、しばし演奏が始まるのを待ちましたが、13時になると女性4人の箏奏者の方が出て来てプログラムに沿って曲の演奏が始まりました。

演奏されていたのは女性4人だけでしたが、途中で女性2人が演奏する曲もありました。

和式の家と庭園のある風景の中で演奏される箏の音色は、まさにその風景にマッチしていて、とても良い感じでした。個人的にはこのプログラムの中でも「あこがれ」と言う曲が気に入りました。また機会があったら訪れてみたいなと思いながら、演奏が終わった14時少し前に山本亭を後にしました。

外は雨で、そのせいか少し冷えていましたが、帝釈天の参道を歩きながら、寅さんで有名な高木屋と言うお店でちょっとお団子を買って帰りました。

しばらくすると、雨も上がり晴れ間が見えてきて、なんだか清々しい日曜日の午後になり、帰宅すると箏の演奏を聴いてきた勢いもあって、2時間近く尺八を練習して、ちょっと和楽器詰めの日曜日になりました。いつかあの箏の演奏に入って尺八を吹けるようになれたら良いなと思いながら、いつもの曲を練習しましたが、そうなるにはまだまだ練習を重ねないとダメだなと感じてしまいました。でも、意欲は衰えていないのが救いです。

ところで、この山本亭のホームページを見ると時々楽器の演奏会をしている様です。別の箏のグループだったり、ギターの演奏会だったりと割と頻繁に行われている様なので、時々行ってみようかと思っています。

二刀流って本当か?2025-04-12 16:40:34

この週末、土曜日は割と良い天気で、雨も降らず春らしく気温も上がって、シャツ一枚で過ごせる日中になりました。ただ、明日はどうやら天気が崩れ、お昼前から雨の予報になっていますね。

その明日の日曜日は、午前中にCarlosとのスペイン語のレッスンがあり、午後は今月初の尺八のレッスンがあります。日曜日に二つも予定が入っていると若干プレッシャーを感じるので、何も予定がない土曜日に、少し羽を伸ばしていたところです。

一方、今週は4月になってから初めてのフルートのレッスンもありました。毎回、レッスンに向かう前は「今日はましに吹けるだろうか?」と少し不安を感じながら出かけるのですが、今回のレッスンでは自分の弱点を再認識した感じがして、少し項垂れて帰って来ました。

そもそも、音楽教育と言ったら、小中学校の音楽の授業で習っただけで、まともな勉強と言うか音楽の基礎と言うか、ほとんど知識が身についていない状態で始めたフルートですから、拍とか音符の長さと言うのか、音符の形は見ればわかるとは言え、きちんとテンポと拍子を数えながら音符を辿って吹けているのではなく、かなり感覚的に吹いている感があるので、ちょっと限界を感じてしまったレッスンでした。

そんな自分が、尺八とフルートの二つの楽器に挑戦して、以前は二刀流を目指すなんて嘯いていましたが、実際は二刀流なんてそんな格好の良いものではなく、ただただ「二兎を追うもの一兎をも得ず」なのではないかと、少し落ち込んでいます。

二刀流と言えば、宮本武蔵が大刀と小刀を持って立っている絵がありますが、結構崇高な世界なんだろうと思いますが、僕のやっている事というと、そんな世界ではなく、スポーツで言えば野球とサッカーを楽しんでいるとか、まあ楽器で言うとフルートとピアノを嗜むと言う方も結構多いと思いますが、僕のはまだ嗜むレベルにも達していないので、やっぱりただ二兎を追っているだけなのだと思います。

春爛漫になって、あちこちで花が咲く季節になりました。今日は明日に備えて少し尺八の練習をしましたが、前回から始めた「秋田菅垣」と言う曲、果たしてどこまで進むことができるでしょうね。尺八の楽譜はフルートと違って厳密なテンポや拍が書かれていないし、音符も西洋音楽ほど厳密に長さが書かれていないので、もしかしたら僕には合っているのかもしれないなんて考えています。極端に言うと演奏者の自由に吹けるみたいなところがあります。

でも、なんだかんだ言っても、フルートも好きなのですよね。だから、どこまで上達するか分からないけれど、せっかく始めたフルートなので、まあ先生にはあまり歓迎されないかも知れないけれど、なんとか苦手を克服したいものだなと思っています。それを克服しないとアンサンブルが出来ないか、相手にとても迷惑をかける事になるので、なんとかメトロノームを意識しながら練習するしかなさそうです。

明日の雨、せっかく咲いた花が散ってしまうのではないかとちょっと心配です。ソメイヨシノは既にだいぶ散り始めていますが、今日桜並木の通りを車で走っていたら、まさに桜吹雪の世界になっていました。

毎年の事ですが、桜が散って5月になると初夏の雰囲気になって来ます。季節的には一年でも一番良い季節だと思うので、なんとか気を取り直して二つの楽器に取り組みたいものです。でも、もう二刀流なんて気障ったらしく言うのはやめにします。そんな格好いいものではないですからね。

4月15日の記憶2025-04-15 14:05:28

4月も早くも半分が終わりかけています。

今朝は、ちょっと通り雨の様なにわか雨が降り、その後はよく晴れていますが、結構風が強いです。今日はたまたまテレワークなので、少しリラックスしながら仕事をしたり、暇な時間に掃除をしたりの生活をしていますが、この4月15日は少し僕に昔のことを思い出させる日で、ふとした瞬間にその昔の事を思い出しています。

もうとうに忘れてしまっていい、昔のことではあるのだけど、完全に僕の記憶から削除することはなかなか出来ない様です。パソコンのデータの様に削除出来たら、スッキリするのかも知れませんが、人間の脳から消去する事はパソコンのデータの様には行きません。

この日は今も僕の記憶に残る女性の誕生日。

あれからもう随分長い年月が過ぎ去りました。

今日はただその人の健康とご多幸を祈る日にしようと思います。

春真っ盛りなれど、2025-04-20 17:18:12

この週末は何も予定がなくて、ちょっとリラックスした週末でした。

尺八の師匠はテキサスに出かけていて、テキサスで行われているワールド尺八フェスティバルと言うイベントで尺八を演奏しているので、当然レッスンはありません。その間僕は尺八を練習して、来週に行われるレッスン迄に少し課題曲の「一二三鉢返」と「秋田菅垣」のちょっと難しい部分を少しでも吹けるようにしておかないと行けないのですが、なかなかそれがうまく行っていません。悔しいけれどとても難しいのです。

フルートの様に、楽譜に書かれた事を忠実に吹くことと比べると、尺八は楽譜に書かれていない部分を、昔風に言うと師匠の技を盗んで習得すると言う練習が必要なのです。どっちも難しいのですが、今まさに壁にぶち当たった感のある状況になっています。

そんな週末ですが、今あちこちで花が咲き、桜はもうだいぶ散ってしまったとは言え、こうした花が我が家の庭でも咲き誇っています。外に出るとあちこちで様々な花が咲いていて、少々尺八とフルートの練習の壁にぶち当たった僕を慰めてくれている様です。

日曜日の今日は生憎の曇り空でしたが、雨が降ってこなかったので、花も元気に咲いていました。この大きな花は雨が降ると首を垂れてしまって、ちょっと元気がない様に見えるので、この時期の雨はとても心配なのです。

来週はまたフルートのレッスンと尺八のレッスンがあるので、少しプレッシャーを感じ始めています。フルートはとにかくガリボルディの練習曲をちゃんと吹ける様に仕上げないといけないのですが、どうもうまく行っていなくて、練習はしているものの果たして次回のレッスンで合格をもらえるかどうか。そして、シュターミッツの協奏曲の第三楽章を正しいテンポで吹ける様になるのか。今の僕の悩みはこの2点です。

その上に、尺八の課題曲の2曲の楽譜に書かれていない技法を習得すること。どれも僕には難易度が高いので、ちょっと気掛かりというか、悩みどころです。

たとえ花に癒されても、楽器は吹ける様にはなりません。練習あるのみなのでしょうけど、なかなかハードルは高いなぁ。。。

ちょっとびっくりでもおめでたいお知らせがありました2025-04-27 18:03:49

先週はいつものフルートのレッスンがありました。

その日はいつもの様に、5時頃に家を出て電車に揺られること30分少々、途中の待ち時間を入れるとほぼ1時間くらいかけていつもの音楽教室に出かけました。そして、いつも通り2階にある部屋に入って、先生に挨拶したところで、思いがけぬお知らせがありました。

先ずは5月のレッスン日の確認をしたところで、先生が切り出したのは、なんとなんと先生に赤ちゃんがと言うことでした。8月が出産のご予定なのだそうです。全く予期していなかったお話だったので、ちょっとびっくりしましたが、聞くところによると初めてのお子さんだと言うことで、何はともあれおめでたい事です。

8月は教室の発表会が予定されているので、もうだいぶ前からシュターミッツのコンチェルトを練習してきて、いよいよ第三楽章と言うところで伺った話なので、本音を言うとちょっと不安を感じましたが、でも、何はともあれおめでたい事です。ぜひ元気な赤ちゃんの誕生を祈りたいと思います。

そんな訳で、来月5月がこの先生とのレッスンの最後になることになりました。

フルートを始めておよそ2年と7ヶ月ですが、始めた頃のへっぽこ振りから、今では下手は下手なりにシュターミッツに挑戦するまでになりました。これは一重に先生の指導のおかげですから、とても感謝しているのですが、先生曰く、出産後もどうやら今の教室に復帰するお気持ちはなさそうなので、本当に残念ですが5月で一先ず先生とはお別れすることになりそうです。

まだ5月以降の先生は見つかっていなさそうなので、残される僕としてはやっぱり不安ではありますが、来月の最後のレッスンの日にはちょっと何かしたいなと思っています。

日曜日の今日、朝から晴れていたので外を散歩していたら、あちこちでツツジの花が満開になっていました。

この紅白のツツジは何だかおめでたい事にぴったりな気がしました。

さて、8月の僕にとっては3回目のフルート発表会、果たしてどんな曲を演奏することになるやら。シュターミッツで行くのか、それとも新しい先生に別の曲を指示されるのか、期待1割、不安9割といったところです。

5月は特にそんなドキドキした気持ちで過ごすことになりそうです。そして、尺八。次の週末は尺八のレッスンですが、今の課題曲がなかなか手強いので、そっちもちょっと別なドキドキ状態です。