ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 352023-08-20 16:07:31

毎日、毎日本当に暑い日が続いています。

それでもぴーすけ君は元気です。エアコンの効いた部屋で過ごすことが多いですが、時々近くの公園に行って、遊んでくる様です。そこに行くとお友達がいるからだと思いますが、子ども達は暑くても元気ですね。

ただ、熱中症は危険なので、なるべくお日様の出ている日中は行かないように、お母さんから注意されています。

なので、日中はお家の中でそらちゃんと遊んだり、ぴのこちゃんと遊んだりして過ごしています。



今日も、そらちゃんと遊んでいましたが、そらちゃんは今日は珍しくすぐにカゴの中に入って行ってしまいました。暫く様子を見ていましたが、カゴの外に出る気配がなかったので、代わりに同じセキセイインコのつむちゃんをカゴの外に出してあげると、つむちゃんはすぐにそらちゃんのいるカゴの上に乗って、そらちゃんを見ながら何か言いたそうにしていました。

このつむちゃんは未だ生まれて半年ちょっとなので、大人のセキセイインコと言って良いのかよく分かりませんが、家にやってきた時は、翼の羽がカットされていて、あまりうまく飛べませんでしたが、今はもう普通に飛べるようになりました。だから、カゴから出してもらうとすぐにそらちゃんにちょっかいを出しに行くのです。

そうして、暫く二人はお互いを牽制しているのか、それとも二人とも相手に関心があるのか、ずっとこうしてカゴ越しに見つめ合っています。

どうやら特につむちゃんの方がそらちゃんを気にしている様です。

ぴーすけ君はそんな二人を見るとすぐに二人を引き離しにかかります。つむちゃんに手を伸ばして、そらちゃんの近くから離れるようにするのですが、つむちゃんもなかなかしつこくて、何度も何度もそらちゃんのカゴの上に行ってはそらちゃんを見ているのです。

ぴーすけ君も負けてはいません。つむちゃんが戻って来ると、また手を伸ばしてつむちゃんをそこから追い出します。

そんなやりとりを何回か繰り返すと、先に根を上げるのはつむちゃんです。

バタバタとお部屋の中を飛び回っては、そらちゃんのカゴの上に止まり、また追い出されては、また戻って来るの繰り返しをしていると、かなり疲れるみたいなんですね。

そして、最後はぴーすけ君に捕まえられて、自分のカゴの中に帰されてしまうのです。

そんなやりとりとは関係なく大人しく部屋の隅っこで横になっているのはぴのこちゃんで、ぴのこちゃんだけはいつもマイペース。気が向くと藁を咥えてむしゃむしゃしたり、気が向くと部屋の中を走り回ってみたり、そして疲れるとまた部屋の片隅にゴロリと横になっています。

でも、ぴのこちゃんはお父さんが帰ってくると慌ててお父さんを迎えに玄関口まで走って行くのです。どうしてなのかは分かりませんが、誰かが帰宅すると、お父さんに限らず玄関まで駆けていくと言う習慣があります。だから可愛がられているのですね。

最近お父さんは仕事が忙しいのか、よく会社に出かけるようになりました。家に戻ってくると、「暑い!暑い!」と言って暫くエアコンの近くから離れません。

そんなお父さんを見ながら、ぴーすけ君は寝る支度をして、「おやすみなさい」をして自分のベッドに潜り込みます。同じように、そらちゃんのカゴにもカバーを掛けてそらちゃんも「おやすみなさい」ぴのこちゃんもゴロリと横になります。

でも、一番遅くまで起きているのはそらちゃんの様です。いつもカゴの中から訳のわからない事を呟いています。そして、それと合わせてつむちゃんも大きな声で鳴いています。

ただ、一番うるさいのはつむちゃんかも知れません。

つむちゃんがそらちゃんみたいに言葉を覚え、おしゃべりできたらきっと楽しくなりますね。

ぴーすけ君とお父さん2023-08-06 16:34:38

今日も朝からとても暑くなりましたが、今朝、ぴーすけ君はお父さんに連れられて図書館に行きました。

お父さんから誘われて、ついて行ったと言うのが正確かも知れませんが、とにかくお父さんが、
「ぴーすけ、ちょっと散歩に行こう!」と言うので、ぴーすけ君がついて行ったのです。

そして、ついた先は図書館でした。

実は、ぴーすけ君はこれまで図書館に来たことはありませんでしたが、本がたくさんあるので、実は結構嬉しかったようです。

お父さんは、ぴーすけ君が本が好きな女の子になって欲しいと言う思いで連れって行ったのです。

とにかく絵本でも良いから、本をたくさん読む子になって欲しいと思っているのです。

そして、どうやらそんなお父さんの期待通り、ぴーすけ君は割と本が好きなようです。

たまにはお父さんがぴーすけ君に本を読んで聞かせるなんて事もあって、そんな時は結構喜んでお父さんの読んでくれるお話に耳を傾けています。

今日は、お父さんと一緒に図書館に2時間くらいいて、それから帰りました。

お父さんがぴーすけ君に、
「ぴーすけはどんなお話が好き?」と聞くと。

「動物が出てくる話が好き。鳥さんが出てきたり、うさぎさんが出てきたりのお話が好き。」と答えました。

一度お父さんがぴーすけ君に因幡の白兎の話をしたことがあって、ぴーすけ君はその話が結構気に入ったみたいでした。

そして、お父さんはぴーすけ君に言いました。

「もう少し大きくなって字が読めるようになったら、もっといろんな本を読めるようにしようね。」

ぴーすけ君は「うん。」と即答しました。

「でもね、もしかしたら、そらちゃんとぴのこちゃんをモデルにした本が書けるかも知れないよね。」とお父さんが言いました。

そう言われるとぴーすけ君も、何だかイメージができたみたいで、ちょっと目を輝かせていました。そして、

「今頃二人はどうしているかなぁ?」と言うのです。

お父さんは、「そうだね。早く帰ろうか。」と言ってぴーすけ君の手を繋いで少し早足で家に帰って行きました。

もしかしたら、将来ぴーすけ君はそらちゃんとぴのこちゃんのお話を作っているかも知れませんね。果たしてどんなお話ができるでしょうね。

二人のぴーすけ君2023-07-17 15:56:40

父の日のぴーすけ君とお父さんの会話が続いています。

お父さんはぴーすけ君の思わぬ言葉にちょっとびっくりしていました。そして、自分の子がいつの間にか成長した事を感じて、ちょっと嬉しくなりました。
そんな訳で、お父さんはさらに言葉を続けました。

「本当はもう一人、フルートを聞いてもらいたい人がいるんだよ。」

「それは誰?」とぴーすけ君は聞きました。

「それはね、ぴーすけと同じ名前の人なんだ。でも、もうずいぶん長いことその人には会っていないし、多分もう会うことはないだろうなと思っているんだよ。」

ぴーすけ君にはそれが誰なのか全く分かりませんが、ただ自分と同じ名前だと言うことに関心を持った様でした。

「同じ名前の人がいるんだね。でも、本当の名前は?」

「本当の名前は違うんだけど、なぜかニックネームが同じになって、ちょっとお父さんもびっくりしたんだ。」とお父さんが言いました。

「でもどうしてその人に聞いてもらいたいの?」とぴーすけ君が聞きました。

「それはね、その人がどんな反応をするかちょっと見て見たいからなんだよ。お父さんがフルートを吹くことをその人は知らないから、もしかしたら、びっくりするかなと思うんだ。」とお父さんは説明してくれました。

「でもね、きっとその人はフルートとか好きじゃないと思うし、お父さんが吹いたら余計にバカにしそうな気がするんだけどね。」

すると、ぴーすけ君は言いました。「私はお父さんのフルートも尺八も好きだよ。私もフルート吹いてみたいな。」

「そうだね、もう少し大きくなったら教えてあげよう。」

ぴーすけ君は嬉しそうに「うん!』と返事をしました。

するとまさにその時、これまでずっと黙っていたそらちゃんが、「そらちゃん、こっち来て!」と言いました。

お父さんとぴーすけ君は思わず笑ってしまいました。そして、ぴーすけ君が「そらちゃん、こっち来て」と言い返すと、

今度はぴのこちゃんがバタバタとやって来ました。

二人ともとっても可愛いですね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 312023-07-09 14:38:03

そらちゃんの羽抜きがいっそうひどくなりました。パンツを履くような部分は丸裸状態です。

ぴーすけ君はそれが気が気ではありません。「そらちゃん、羽抜かないで!」と言い続けていますが、当のそらちゃんは全く聞く耳を持たない様です。

見ている方が悲惨さが伝わって来るので、ぴーすけ君が気が気でないのは最もなのです。

毎日、毎日「そらちゃん、羽抜かないで!」「パンツ履いて頂戴」と言い続けています。

このそらちゃんの心の病が治る日は来るのでしょうか?本当に心配です。

羽を抜くと言うことで言うと、ウサギのぴのこちゃんも同じように自分の毛を抜いてしまっていた時期がありました。

ぴのこちゃんは女の子ですが、発情期になり、自分の首から下、胸の辺りのふわふわな毛を抜いて、まるで寝床の様に敷き詰めた時期がありました。まさに赤ちゃんを迎え入れる準備だった様ですが、可哀想だけど相方の男の子がいないので、ぴのこちゃんの毛抜きはほんの一時期で終わりました。

そして、抜けてしまった毛は元の様に生え揃って、こんなにもこもこ状態にまで回復したのです。

不思議と、ぴのこちゃんはその後毛を抜くことはしなくなりました。ただ、この写真の様にフサフサと言うか、完全にモコモコした状態になりました。何だかちょっと重そうにも見えますね。ちょうど自分のトイレの場所にしているプラスチックのケースの端っこに毛が乗っかって、さらにモコモコした様に見えます。

だから、ぴーすけ君も「そらちゃん!ぴのこちゃんみたいになってよ」と言っているのですが、どうもそらちゃんにはどこ吹く風で、ちっとも羽抜きをやめてくれません。

困った子です。

以前お医者さんに行った時に、お医者さんから「もっと酷くなるわよ」と言われたのですが、まさにその通りになって来ました。

ぴのこちゃんは、いつも怒られると項垂れて反省するのですが、そらちゃんには反省と言う言葉は存在しない様です。

そらちゃん、お願いですよ。羽抜かないでね!

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 292023-06-17 16:12:30

梅雨の中休みの様な晴天がやって来ました。朝からかなり気温が上がり、暑い一日になっています。

そんな晴れた朝、ぴーすけ君はお母さんと一緒にとある公園に散歩で出かけました。

滅多に来ない公園なのですが、偶然散歩していてぴーすけ君が見つけた公園で、暑かったのでちょっと木陰で一休みすることにしたのです。

前の日の夜まで雨が降っていたので、ベンチが少し濡れていましたが、気にせず座っていたら、鳩たちが集まって来ました。

残念ながら、鳩の餌になるようなものは何も持っていなかったので、ぴーすけ君とお母さんはそんな鳩たちをただ眺めていたんです。

すると、ぴーすけ君がその中の一羽が少し変だと言い始めました。

「お母さん、あの子の足を見て」そう言うと、鳩の中の一羽を指差しました。

その鳩は、左足だけで砂地の公園に立っていたのですが、よく見ると足の指が2本ありません。

何だかちょっと不安定な感じで立っていたのですが、それでもその子は一生懸命に立っていました。そのうち、上げていた右足を下ろしたのですが、その右足には何やら網の様なものが絡まっているように見えました。

お母さんはそれを見て、ぴーすけ君に言いました。

「可哀想ね。小さなアンヨに網が絡まってしまっているのね。とってあげたいけど、手を出したら飛んでいってしまうから、どうしようもないわね。」

「それに、多分引っかかった網で左足の指が2本切れてしまったのね」と言いました。

もちろんぴーすけ君もそれを分かっていた様です。でもなぜ指がないのかは理解できていませんでした。

「可哀想な鳩さん。」とぴーすけ君は悲しそうに言いました。

二人がそんな事を話していると、その鳩さんは砂地の上に腹這いになって休み始めました。

「きっと疲れちゃったのね。足が不自由だと立っているのが大変なんでしょうね。」とお母さんがぴーすけ君に言いました。

それを聞いたぴーすけ君は鳩に向かって

「頑張ってね。元気でね。」と言いました。

おそらくその鳩にその声は伝わらないでしょうけど、本当に鳩さんには頑張って生きて行って欲しいですね。

ぴーすけ君にはきっと良い経験になったでしょう。生き物を大切に思う心がぴーすけ君の中で育ってくれることはとても嬉しい事ですね。

そして、ぴーすけ君は付け加えるように言いました。

「今度また来るからね。その時はそらちゃん達が食べ残した餌を持って来てあげるね。」

どうやら、その公園はぴーすけ君のお気に入りの公園になりそうです。

そして、その時はまたこの鳩さんに会えると良いですね。