お盆2008-08-14 21:40:38

今年もお盆の季節がやって来ましたね。

昨日は旧盆の迎え火で、我が家では亡き母を迎えるための準備をしました。 なすとキュウリの馬と牛を用意して迎え火を焚く毎年の行事です。 たまたま昨日は所用で早く帰る事が出来たので、迎え火には間に合わなったけれど、毎朝しているのと同じ様に仏壇に向かって手を合わせて亡き母の仏前に祈りました。

今年で既に16年が経ってしまいましたが、なんだか母が亡くなってまだそんなに経った気がしません。 そして、今年はいつもとはまた少し違った気持ちで母の前で手を合わせました。なぜなら、先週土曜日に自分の決意を彼女に伝えたからです。もちろん、土曜日に帰宅してから、母にはその報告をしていましたが、今回改めて戻って来た母に報告した、そんな気持ちです。 いつもの様に母は笑顔で僕を見ていた様に思います。

少し例年とは異なるお盆となりました。

そして今日は急遽会社を休んで母の実家に行って来ました。 僕の祖母、つまりはおふくろのお母さんの仏前に行きたいと思ったからです。 祖母は母が亡くなってからも暫く元気で生きていました。母が亡くなる時には遠路母の病床までやって来て、涙を流していました。その時の祖母の事が忘れられなくて、今も心の中にその時のシーンが焼き付いています。

その祖母が亡くなったと聞いたのは、僕がオランダに行っていた時の事でした。欧州にはもう春がやって来ようとしていた4月の事です。悲報を聞いたのは、イースター休みが明けようとしていた日でした。

休み明けに会社に出た際に、祖母を亡くした事をたまたま知った会社のイギリス人から、お悔やみの言葉をもらったので良く覚えています。

あれから既に7年が過ぎ去ろうとしています。

母も祖母も今は一緒に僕の事を見守ってくれているに違いありません。そして、僕はその母を信じて今も毎朝仏前に手を合わせてお願いをしています。

それはまさに先日の土曜日に決意を示したその事です。

まだその後の事は分からないけど、僕はじっと信じて待とうと思っています。よい結果を信じて焦らずに。