飛行機事故に思う ― 2008-08-20 23:44:14

スペインで飛行機事故がありましたね。
マドリッドからカナリア諸島に向かうMD-82型機が離陸に失敗して、滑走路を外れ墜落したみたいです。 スペインのスパンエアの飛行機でした。
マドリッドは過去に何度も訪れた街ですし、マドリッドのバラハス空港も何回も利用した空港です。そのためとても気になるニュースでした。
スパンエアはそもそもスペインの航空会社ではありますが、所有しているのはスカンジナビア航空なので、スカンジナビア航空の子会社になる会社です。問題の便はドイツのルフトハンザ航空の便名も付けた今とても多くなった提携便でもあります。 ニュースでは満席の客を乗せ、一度トラブルで離陸を延期し、2時間後に再離陸しようとした際の事故と報道されていました。左エンジンから炎が出ていたとの証言もあるようです。 搭乗者がとても心配ですね。(その後153名が死亡した大惨事との報道がありました。ご冥福をお祈りします)
そもそも以前から感じていたのですが、スパンエアの飛行機は比較的古い機材が多い様に思えていました。このMD-82にしても決して新しい機材ではありません。1980年代の飛行機ですから、20年は経っている飛行機だと思います。新しければ良いという訳ではないけれど、飛行機が古いと何となく不安を感じるものです。 しかもこの飛行機は以前韓国のKALが所有していた機材らしいです。いわゆる中古機、それもなんだか不安を感じさせる要素です。有名なシンガポール航空は常に飛行機の機材を最新型にして運行しています。それだけで何となく安心ですが、先日乗ったシンガポールの747も考えたら既に更新の時期が近い飛行機である訳です。
さて、スパンエアは近々スカンジナビア航空からスペインのイベリア航空に売却される話があるようで(この話はどうやら最近破談になったようです。古い情報でした)、少し機材の更新とかされると良いですね。もっとも当のイベリア航空は英国のブリティッシュ航空との経営統合の話もあるので、ヨーロッパの航空会社はまさに生き残りをかけた戦略で大変な時期でもあります。オランダのKLMとエアフランスが経営統合し、生き残れるのは後ルフトハンザ位とも言われていますので、まさに今回のイベリアとブリティッシュの経営統合は生き残りをかけたものだと言えるのではないかと思います。
それはそうと、とにかく事故のない様にして欲しいと思います。 スペインの事故は特に気になって仕方ありません。自分もスペイン旅行が好きですし、出来れば年内にスペインに行こうと思っているので。
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