Ganmoくんの思い出話

3連休最終日、成人の日の今日僕は愛車で丸の内界隈に出かけました。

丸の内は東京でも僕の好きな場所で、車で出かけても駐車場に困ることはまずないので、好んで出かけるのです。 午後１４時位だったと思います。車を駐車場の中に置いて外に出ました。今日は結構強くて冷たい風が吹いて、寒い日でしたが人出は相変わらずでした。

今日は特に僕に目的はなく、何となく本屋さんを覗いてみたり、歩いている人々を眺めていました。いつものことですが、歩いているのは家族連れとか、カップルとかで僕みたいに一人でいる中年男なんてほとんどいません。

なんだか今日はそれがやけに心にこたえました。いたたまれない気分に悩まされました。なぜ自分は一人なんだ？なぜこうして一人でこんな所にやって来たんだ？なぜこんなことになったんだ？そんな疑問が頭の中を駆け巡り、とても気持ちが落ち込んで行きました。 思えばこの丸の内には頻繁に千恵さんとやって来たのです。彼女も丸の内が好きなようでした。OAZOで待ち合わせをしたりして、その後有楽町に行ってみたり、銀座に行ってみたり、時には彼女の買い物目的で池袋とかに行ってまた丸の内に戻ってみたり。とても思い出の残る場所なんです。

そんな思いで深い丸の内に今もってやってくる僕はなんでしょう？彼女の面影を追ってきているのでしょうか？そうかも知れません。偶然でも良いから彼女に会えればと言う思いが無いとは言えないのです。 でもそうした期待が叶うことはないのかも知れません。きっとそうでしょう。

それでも僕はこれからも週末に丸の内に出かけることは止めないと思います。 会えないかもしれないけれど、いつかもしかしたら偶然ばったりということが無いとは言えないでしょう。 そしたら僕がどんな精神状態になるのかは今は予想がつきませんが。。。