Ganmoくんの思い出話

もう過去を振り返るのはやめようと決めて、前向きな事だけを考えて、ここにも過去については書くのをやめてどの位経ったでしょう。

確かに過去について今更取り上げるのはやめて来ました。そして、過去のことを振り返るのも意識的にも、無意識でもやめて来ました。

これはとても良い事だなと思っていて、精神的にも前向きに考えられるようになったなと思っています。だからこれからも過去を振り返らず、前だけを向いて行こうと思っているのですが、ただ、ふとした瞬間、特に夜休むとき、床に就いて眠りにつくまでの間過去のことが頭を過ぎる事があるのです。

おそらくそれは避けられない事なのかも知れません。何故なら記憶を消し去ることが出来ないからです。

そして、思い出すのは別れた彼女の事です。果たして元気にしているだろうかと、ちょっと気になったりするのですね。

今となっては僕の中に彼女に対する否定的な思いはなく、ただ単に今どうしているかなと思うくらいなのですが、もしかして僕の心の中にまだ彼女の事を思う気持ちが残っているんだろうかと考えてしまいます。

おそらく彼女は今も僕に対しての怒りやら嫌悪やらを残しているんではないかと思うのですが、それはそれとして、僕にはもう彼女に対して怒りをぶつけようとか、そんな気持ちは消え去りました。

そして、今僕の中に残っているのは、あの頃の楽しかった思いだけです。

もう、あの時の楽しい日々は帰って来ませんが、ふとした瞬間にあの時の楽しかった思い出が頭をよぎると、なんだか少し幸せな気分になります。

この先も過去のことは考えないようにしようと思っていますが、ただふと蘇る楽しかった思い出を消し去るのは無理だと思うし、そんな努力をすれば帰って過去を振り返ることにもなるので、あまり気にしないことにしようと思っています。

たまに思い出が蘇ったら、その思い出を楽しむことにしようかなと思っています。