初めて吹く竹製の尺八2022-08-07 16:28:49

今年の春頃から、なんとなく、そろそろ本物の尺八を吹いてみたいと言う欲求が高まって来ていました。

ネットで尺八を制作している業者や、尺八を販売しているお店をいくつか調べて見て、「やっぱりいい値段するなぁ」とため息をついていました。

やはり伝統ある楽器と言う事もあるのか、どこも安いもので10万円台、その上になると30万円台になってしまって、とても手が出せないと半ば諦めるやら、でもやっぱり今のプラスチック製のものではせっかく始めたのにと言う疑問やらがあって、悩み続けて来たのです。

6月、7月と過ぎ、思わぬ病に倒れたりして、8月になり少し元気になるとそんな思いがまた蘇って来て、今回思い切ってネットから問合せをして見たら、今回試奏用の尺八を送って来てくれた業者がありました。

昨夕、その試奏用の尺八が2本送られて来て、今日になって試しに吹いて見ました。

その尺八の1本がこの写真のものです。

初めて手に取る竹製の本物の尺八。もちろん今使っているプラスチックの尺八が偽物という訳ではないのですが、プラスチックと竹ではどんな音の違いがあるのか、興味津々で吹いて見ました。

先に手に取ったのは、ちょっと割安な値段の尺八で、若干太めな感じがしました。そして吹いてみると音の鳴りが明らかに僕のプラスチックのものと違うのです。ああ、これが竹の音かと思いました。なんだかちょっと腕が上がったみたいな気がしたものです。写真はその尺八です。

そして、2本目。こちらは若干値段が上がり、僕にはかなり思い切った値段がついているので、あくまでお試しと言うつもりで手に取りました。若干細めで、僕のプラスチック製のものとほとんど同じ感じがして、違和感がありませんでした。そして吹いてみると1本目のものよりさらによく鳴る感じがしました。

正直、これはちょっと業者の戦略に乗せられるかなと思ったものです。どう考えても、2本目の方が違和感は少ないし、しかもよく鳴るなんて、1本目を買おうと言う気分がかなり削がれました。

そして、試奏してから数時間。今もまだ悩んでいます。

2本とも返却するという選択肢も残されているし、思い切って2本目の若干高めのものを買ってしまうか、それとも今回は少し安めの1本目で我慢しておくか。これは思案のしどころです。

でも、竹製の尺八の音を体験してしまったら、多分プラスチックの音で我慢が出来なくなると思います。

今晩ゆっくり考えてみようかと思います。

それにしても、この歳で尺八にこれほどハマるとは思ってもいませんでした。

人生の出会いってまだ色々あるのですね。

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