尺八の最後のレッスン2022-09-19 16:55:31

台風のせいなのか、今日も朝からとても蒸し暑い1日になりました。

敬老の日の今日は、いつもの様に朝の散歩で神社に参拝し、1時間ほど歩いて戻ってきたときには下着はビッショリ汗で濡れていました。この暑さは一体いつまで続くのでしょうか?

エリザベス女王の国葬が行われているイギリスでは、国葬に参列する人々の中にはダウンコートを着ている人もいて、気温は8℃だとの事でした。ちょっと羨ましい気がしてしまいました。

そして、今日は僕の尺八のレッスンの最終日で、朝から勇んで練習して、万全を期したつもりで、午後レッスンに行って来たのですが、なんとも情けないことに本番では全く思うように吹けませんでした。最後のレッスンで、本当に残念でした。

師匠は最後のレッスンを意識して、最後に僕にいわゆる五線譜で吹く方法を僕に伝えたかった様で、こんな曲を課題曲として練習させてくれました。

尺八には僕がやっている琴古流と都山流の二つの流派があり、その両方の音が五線譜の下に書かれていますが、この両方を見て判断しながら吹くのは、結構簡単ではありません。特にこの曲は僕が苦手にしている演歌なので、僕には特に難しく感じました。

結局今日の最後のレッスンではこの曲を全曲吹くところまではいかなかったのですが、帰宅してもう一度練習してみたら、少しコツが分かってきた気がしています。

もう今の師匠に教えを乞う事は叶いませんが、なんとか自分なりに続けていこうと思っています。そして、願わくば新しい師匠を探して、レッスンを受けられたら良いかなと思っています。

何はともあれ、欧州に旅立つ師匠にお別れをして帰ってきました。

ちょっぴり寂しいですが、もともと僕は人に教わって何かをすることが苦手な人なので、しばらく独学でも良いかなと思っています。

この五線譜を見て演奏することが身に付いたら、今持っているフルートの楽譜で吹ける曲がたくさんあるので、やりがいはありそうです。大変だとは思うけれど、始めのうちは、五線譜の下に尺八の音を書いて、ゆくゆくは五線譜だけで演奏する事が目標です。

師匠からはそのように言われました。

いつか、僕の尺八の腕がもう少し上達し、チャンスがあったら欧州に師匠を訪ねて行くのもありかなと思います。

とにかく、旅立つ師匠に幸あれと願い、帰りがけに「頑張ってください」と言って最後のレッスンを終えました。