2本の尺八とフルート2024-03-23 16:09:25

春分の日も過ぎて、寒さもひと段落かなと思いきや、なんだかこのところ寒いです。来週はもしかして桜の開花宣言があるのかもと言う気もしますが、この寒さで桜も遅れるのじゃないかと思います。春はもうすぐそこまで来ていると言うのに、ちょっと足踏みしている様ですね。

そんな春分の日の翌日、その日は仕事場に行く必要がなかったので、在宅で仕事をしていたのですが、例によってちょっと暇を見つけて尺八の練習をしました。



1尺6寸の尺八を思わず買ってしまったのが、3月初めだったのですが、あれからおよそ3週間。毎回1尺8寸の方を練習してから、6寸管もおまけで練習しているのですが、ちょっとこの時はいつもと違う感じがしたのです。その違う感じと言うのは、なんだかいつもと音が違って聞こえたのです。いつもより気持ちよく音が出たと言う感じでした。そして、いつもよりとても綺麗な音がした様に感じました。

これってもしかして少しずつこの6寸管に慣れてきた証拠ではないかと思いました。

そして、その日以降6寸管を吹くととても良い気分になる様になって来ました。

もちろん、8寸管の練習も頑張っています。8寸管の方も日によって微妙に音が違う気がするのですが、でも時々とても気持ち良く吹ける時があるのですね。そんな時はとても気分が良くて、何か清々しい気持ちになれるのです。面白いものですね。

残念なのは、6寸管にぴったりの曲の楽譜がないので、8寸管の楽譜から気に入ったものを吹くだけだと言うことです。そのうち、6寸管にピッタリな曲を見つけたいものです。

そして、一方のフルートですが、フルートも今は2本のフルートで練習しています。昨年買ったH足部管のフルートは、もう一つのC足部管のものより1音低い音が出せます。その分管が少し長くなっていてキーも多くなっています。そして、僕のH足部管のフルートはリングキーと呼ばれるもので、一部のキー(穴を塞ぐフタ)に穴が空いています。買ったばかりの頃は慣れなかったのか、このキーの穴を完全にふさげずに音が出なかったりしましたが、今はだいぶ慣れて来ました。また一番低い音もなかなか出せなかったりしたのですが、最近はそれもだんだん直って来ました。

では、このH足部管の物だけで練習していれば良い様にも思いますが、もう一つのC足部管のものにも愛着があって、時々こっちで練習しています。不思議と時々このC足部管のものでとても響く良い音が出せたりするものだから、ちょっと捨て難いと言うか、尺八の時と同じくとても良い気分にさせてくれるのです。

C足部管のフルートは一番初心者向けのものだと思いますが、キーに穴が空いていない、カバードキーと呼ばれるもので、穴が無い分穴から息が漏れて音が出ないという事もありません。その分気楽に吹ける気もします。

まだまだ、ムラがありますが、でもこのまま練習を続けていけばきっともっと上手く慣れそうな、そんな気がするのですね。

さて、これらの2本の尺八と2本のフルートで、しばらく頑張ろうと思います。

ただ、ネットを見ていると様々な尺八とフルートの画像が勝手に出てくるので、気持ちを動かされないように、なるべく見ない様にしています。

今年も春分の日がやって来ました2024-03-20 16:25:13

3月もいよいよ月末になって来て、今日は春分の日。暑さ寒さも彼岸までの寒さが終わる日です。そうは言っても今日は少しだけ寒かったですけど、とにかく今日もいつものようにウォーキングから始めて、その後珍しくお墓参りに行きました。

昨年末にちょっと行って以来3ヶ月ぶりの墓参でしたが、お天気が良かったので、青空が見えて少し清々しい気分になりました。

お彼岸に墓参に行く人は以前に比べると少なくなったのでしょうか?今日はお寺に数組の檀家の人達が来てはいたものの、それほど混み合っていると言う感じではありませんでした。ただ、その街に1軒しかない花屋さんは大忙しって感じでした。

とにかく、お彼岸に墓参が出来て、一仕事した感じがします。

お昼頃から曇ってきてしまったので、午前中が貴重な晴天になりましたが、でも今日はちょっぴり寒かったものの良いお彼岸でした。

眠っている母も久しぶりに僕が行ったので喜んで貰えたかなと思います。

実はこのところ月曜日からあまり良い事がなくて、ちょっと心が折れていました。昨日はそのせいもあったのか、フルートを練習せずに夕食後に早々にベッドに潜り込んでしまいました。

まあ、そんな日もあるのかも知れませんが、日中も尺八を練習しても全然気持ちが入らないのか、ちっとも吹けずで、早々に止めてしまったのです。

今日は、墓参のおかげか少し気を取り直して午後尺八を吹いてみましたが、いつものように吹くことが出来ました。今夜こそはフルートも練習しようと思っています。

それにしても、楽器の演奏って精神的なものに影響を受けるものなのかも知れませんね。

ちょっと嫌なことがあって、落ち込んでいると気持ちが入らないのか全く上手く出来ないって事がわかりました。

なかなか心の病気とか、精神的な落ち込みとかは治すのが難しく、一度何かでショックを受けると結構長く引きずってしまうものですが、今回のこともなんだかしばらく心に残りそうです。

少しでも気持ちが前向きになるように、心がけるしかないのでしょうか?

これまでの人生の中で、精神的にひどく落ち込んだりした事は何回かありましたが、その都度時間が少しずつ解決してくれていた様に思います。酷いものは7年から8年位の期間が必要でしたが、今回のことはそんなに長い精神的な落ち込みにはならないと思っていますが、とにかくしばらくは悩みそうです。

せめて楽器の練習に影響が出ないようにしたいものです。やれやれ。

春が来てフルート練習に力が入る?!2024-03-16 11:52:35

この週末、お天気は朝から晴天で気持ちの良い朝でした。週末だと言うのに朝6時には起きて、隔週のCarlosとのスペイン語レッスンの前にひと歩きしてきたので、良い気分で午前中を過ごすことが出来ました。

そして、庭先には今年初めての花が咲きました。

どこにでも咲いている花かも知れませんが、我が家の庭先に咲いた花はこれが今年初めての花だったので、とりわけ愛しく感じます。もう春の足音がくっきり聞こえる季節になったんだなと感じます。

これから3月末から4月初めにかけてボタンの花や桜が咲き始めるのがとても楽しみになってきました。

そう言えばもう随分昔にオランダで買ったチューリップの球根が今も芽を出し始めています。もう何年も花を咲かせることはなかったので、おそらく今年も花を咲かせることはないだろうけど、生命の力を感じさせてくれます。本当はまた球根を買って来て庭に埋めたいところですが、最近はそんな庭いじりをすることがとんと無くなってしまいました。

さて、そんな春の足音を感じる季節ですが、今週は久しぶりにフルートのレッスンがありました。

今回も8月に予定されている発表会の課題曲になりそうなドニゼッティのソナタを練習して来ましたが、いかんせんおよそ一月ぶりのレッスンだったので、初めのうちはちょっと緊張したのか上手く音が出せなくなって困惑しました。

家では毎日とは言わずとも週に4回くらいは練習を重ねていても、いざ人前で吹くとどうもダメですね。緊張しているんだろうと思います。

それはともかく、今回もいくつか先生から指摘を受けて、とても良いレッスンだったと思います。

帰宅後、本当は忘れないうちに復習を兼ねて練習したかったのですが、夜はついついお酒を飲んで食事をするので、すっかり時間が遅くなり、その日は復習の時間を取れず終わってしまったのが残念でした。

でも気を取り直し、翌日はじっくり1時間以上吹いて先生から指摘されたことを修正しようと試みましたが、果たしてどれだけ出来ているかは、また次回のレッスンで確認することになるんだろうなと思います。

このドニゼッティは、冒頭の部分はそれほど難しくないんだろうと思いますが、一部にかなり早いパッセージでいかにもフルートと言う感じの部分があります。そこの部分の指使いと早い動きがまだまだ不完全なので、それももっときちんと吹けるようにするのが課題だと思っています。

この日の練習はムラマツのフルートを使いました。先生とのレッスンではYAMAHAのフルートを使っているのですが、どっちも気に入っているのですが、若干ムラマツの音の方が気に入っているかも知れません。でも、YAMAHAのフルートもちゃんと吹けるととても良い音がするなと思っています。なので、当面この2本のフルートを使いながら練習していこうと思います。

流石にずっと一つの曲、それもまだ完璧にと言うか、ちゃんと吹けない曲ばかり吹いていると、ちょっと飽きてくるので、この日は3月11日のことを思いながら「花は咲く」を吹いてその日の練習を終えたのですが、この曲を吹いていたら13年前の事が色々思い出されてきて、ちょっと目頭が熱くなりました。

あれから、何度か福島県を旅したりしましたが、また少しでも福島の復興に貢献できるようにちょっと福島にまた旅したくなりました。今は石川県も大変ですが、何も出来ないのに出かけていくのはどうかと思うので、石川に行くのはもう少し先のことになりそうかな。

とにかく、この週末は時間もあるので、またフルートと尺八も練習を重ねようと思います。そしてドニゼッティが完璧に吹けるようになることを目指します。

ぴのちゃんの思い出とインコ達2024-03-10 10:56:47

この週末は割と良い天気になりました。土曜日は風が強くて少しまいりましたが、日曜日は風もおさまってとても良い天気です。

そんな日曜日はいつものウォーキングをしながら神社に参拝し、約4キロほど歩いて来ました。今は若干脚が疲れている感じです。

さて、そんな日曜日の朝ですが、このところ時々思い出すうさぎのぴのちゃんの話をしようと思います。

ぴのちゃんは、オランダで一緒に暮らしていた、ロップイヤーの女の子です。とても懐いていて、仕事から帰ってくるとリビングまで走って駆け寄ってきて歓迎してくれました。うさぎは声を出しませんが、その態度でその時その時の気持ちを表してくれるので、かわいかったですね。

ぴのちゃんの事は、時にケージの中に閉じ込めたりしていなかったので、部屋のあちこちを自由に走り回っていました。ただ、うさぎの足の裏には毛がびっしりと生えていて、フローリングの床を走ると滑るので、必死になって走ってくるのが可愛かったのです。フローリングの床から一気にカーペットの敷かれている場所まで駆けてきて、カーペットの上で少しホッとするみたいに少し走るスピードと言うか、足を動かすスピードを落とします。そして、得意のジャンプをして僕が座っているソファお上に飛び乗ってくるのでした。

その仕草がとても可愛かったのですね。今でも時々思い出します。

ぴのちゃんは、日本に帰国するときに一緒に日本に連れてきて、それからわずか一月少々でお月様に召されてしまいました。あの時は本当に悲しかったです。今思い出しても思わず目頭が熱くなります。

その後も数羽うさぎさんを飼いましたが、ぴのちゃんほど懐く子はいませんでした。

そして、いつの間にかうさぎさんからインコに変わったのです。


最初はセキセイインコばかりでしたが、5年ほど前にペットショップで売れ残りの様な状態になっていたこのコザクラちゃんを見て、可愛かったので連れて帰ってきたのですが、既にあれから5年以上の歳月が流れました。

うさぎさんの寿命はあまり長くなくて、長生きする子でも10年も生きれば良い方らしいのですが、インコの寿命は割と長いみたいです。セキセイインコはあまり寿命が長くなくて、これまでお迎えした子達は多くがお星様になってしまいましたが、このコザクラちゃんには長生きして欲しいなと思っています。

何しろ売れ残りの子だったので、果たして人に懐くのかどうか不安でしたが、ラブバードと呼ばれるだけに、その後すぐに僕の肩に乗るようになりました。

あまり声を出さない子で、いつも黙って黙々と遊んだり寝たりしているのですが、たまにピッと大きな声で鳴きます。きっと何かをして欲しいのかも知れません。そして、カゴから出たい時や餌が欲しい時は態度で示してくれます。

今、家にはこの子の他に2羽のセキセイインコがいます。最初にお迎えした子は3年ほどになりました。そらちゃんと呼んで可愛がっていますが、かわいそうに心の病で自分の羽を抜いてしまって、翼の下は丸裸になってしまいました。鳥専門のお医者に聞いたら、コザクラの子に恋をしてしまって、その叶わぬ恋のために心を病んでいるんだとか。羽を抜くのは止まらないと言われてしまいました。羽が生えてきても、チクチクするらしくで、すぐに抜いてしまうのです。

何とか治してあげたいけれど、とても難しそうです。

そんなインコ達のいる生活で、いつも尺八とフルートを練習していますが、あまり彼らは関心なさそうです。ユーチューブとかで音を出していると結構反応するのですが、コザクラなんかは僕がフルートを吹いていると時々視線を向けますが、あまり関心がないように見えます。

そらちゃんは少しおしゃべりするのですが、やはり僕の楽器には興味なさそうです。

果たしてぴのちゃんが今一緒に生活していたら、どんな反応をするだろうなと、ちょっと想像してみるのですが、あの耳の大きくて聴覚に優れたうさぎさんに人の演奏する音楽がどんな風に聞こえるのか、ちょっと興味ありますね。

本当にぴのちゃんは可愛い子でした。僕にとっては、きっと一生忘れないペット以上の存在になっていると思います。

尺八とフルートの練習記 172024-03-03 15:18:16

先週はちょっと仕事が忙しく、週5日のうち4日仕事先に行って来ました。コロナ感染が始まって以降週これほど仕事場に行ったのはおそらく初めてです。体はすっかり在宅勤務に慣れきってしまっていたので、朝早く起きて支度をし、満員電車に揺られること約1時間半の毎日の旅は堪えました。

この週末はそんなため少し体を休めるようにして過ごしているのですが、また明日から仕事場に出掛けていくのかと思うとちょっと憂鬱です。

そんな気分を少し和らげてくれるのは、楽器の練習で、土曜日はちょっととある楽器屋さんのレンタルルームで尺八の試し吹きをしました。

ある尺八販売業者の方が1尺6寸の尺八の試し吹きを了承してくれて、その業者の方の指示でその楽器屋さんに行ったのですが、何だかたくさんの小部屋があって、まるでカラオケボックスか何かの様でした。その中の1部屋で今回初めて1尺6寸の尺八を試して来ました。

当然普通の尺八より短いので音が高くなりますが、極端に高い感じではありません。

フルートにも一般的なフルートの他に、アルトフルートとかバスフルートとかありますが、イメージ的にはフルートとピッコロがある様な関係かなと思いました。ただピッコロはフルートよりずっと高い音が出ると思うけれど、1尺6寸の尺八はそれほどでもありません。

管が短い分普通の1尺8寸に比べると指の間隔が狭くなっているので、それがちょっと違和感と言うか違いましたが、すぐに慣れて試し吹きは30分程度で終わりました。そして、結果的にはその尺八を買って帰って来たのです。

こうして並べてみると長さが良くわかりますね。

日曜日はよく晴れた良いお天気でしたが、体を休めたいと言う気でいたので、外出は控えてこの2本の尺八を吹き比べていました。そして発見したのですが、この楽譜の「川の流れのように」を1尺6寸管で吹くと結構いい感じだったのです。

まだ慣れていないので、8寸管に比べると間違いもしますが、でもこれはなかなか楽しそうです。

そもそも、2024年の初頭に「春の海」の尺八バージョンを聴いて、一度吹いてみたいなと思うようになり、師匠に聞いたら、6寸管で吹くのだと言われてちょっと1尺6寸の尺八に興味を持ったのです。まさかこんなに早くその6寸の尺八を手にすることになるとは予想外だったのですが、楽しみが増えたのでよしとしましょう。ちょっと想定外の出費だったのは痛いのですが、そんな訳で明日以降仕事も頑張って稼がなくてはなりませんね。

ところで、フルートですが、同じく先週は1週間全く練習が出来ませんでした。

土曜の夜に1週間ぶりにフルートを練習したら、最初はちょっと音出しに苦労してしまいましたが、すぐに体が思いだしてくれたみたいで、何曲か吹けました。最近お気に入りのリムスキーコルサコフもほぼミスなく吹けたので、嬉しかったですね。

ただ、肝心なフルート教室の課題曲がまだまだ不十分なのが気がかりです。ドニゼッティを頑張って練習しないと行けません。次回のフルートレッスンまでの間に練習を重ねて少し先に踏み出したいものです。

そのためにも、今週は少しでも在宅勤務の日が増えるといいのですけどね。確かに仕事場に行けば同僚たちと面と向かってコミュニケーションができるので、それはそれで大切なのですが、往復3時間以上の通勤時間を別の事に使えるのもとても重要だなと思っているので、出来れば出勤は週3回まで、在宅勤務は週に2回か3回にしたいものだなと思います。

そして、尺八はもちろんフルートももっと練習したいと思います。