4月15日の記憶2025-04-15 14:05:28

4月も早くも半分が終わりかけています。

今朝は、ちょっと通り雨の様なにわか雨が降り、その後はよく晴れていますが、結構風が強いです。今日はたまたまテレワークなので、少しリラックスしながら仕事をしたり、暇な時間に掃除をしたりの生活をしていますが、この4月15日は少し僕に昔のことを思い出させる日で、ふとした瞬間にその昔の事を思い出しています。

もうとうに忘れてしまっていい、昔のことではあるのだけど、完全に僕の記憶から削除することはなかなか出来ない様です。パソコンのデータの様に削除出来たら、スッキリするのかも知れませんが、人間の脳から消去する事はパソコンのデータの様には行きません。

この日は今も僕の記憶に残る女性の誕生日。

あれからもう随分長い年月が過ぎ去りました。

今日はただその人の健康とご多幸を祈る日にしようと思います。

二刀流って本当か?2025-04-12 16:40:34

この週末、土曜日は割と良い天気で、雨も降らず春らしく気温も上がって、シャツ一枚で過ごせる日中になりました。ただ、明日はどうやら天気が崩れ、お昼前から雨の予報になっていますね。

その明日の日曜日は、午前中にCarlosとのスペイン語のレッスンがあり、午後は今月初の尺八のレッスンがあります。日曜日に二つも予定が入っていると若干プレッシャーを感じるので、何も予定がない土曜日に、少し羽を伸ばしていたところです。

一方、今週は4月になってから初めてのフルートのレッスンもありました。毎回、レッスンに向かう前は「今日はましに吹けるだろうか?」と少し不安を感じながら出かけるのですが、今回のレッスンでは自分の弱点を再認識した感じがして、少し項垂れて帰って来ました。

そもそも、音楽教育と言ったら、小中学校の音楽の授業で習っただけで、まともな勉強と言うか音楽の基礎と言うか、ほとんど知識が身についていない状態で始めたフルートですから、拍とか音符の長さと言うのか、音符の形は見ればわかるとは言え、きちんとテンポと拍子を数えながら音符を辿って吹けているのではなく、かなり感覚的に吹いている感があるので、ちょっと限界を感じてしまったレッスンでした。

そんな自分が、尺八とフルートの二つの楽器に挑戦して、以前は二刀流を目指すなんて嘯いていましたが、実際は二刀流なんてそんな格好の良いものではなく、ただただ「二兎を追うもの一兎をも得ず」なのではないかと、少し落ち込んでいます。

二刀流と言えば、宮本武蔵が大刀と小刀を持って立っている絵がありますが、結構崇高な世界なんだろうと思いますが、僕のやっている事というと、そんな世界ではなく、スポーツで言えば野球とサッカーを楽しんでいるとか、まあ楽器で言うとフルートとピアノを嗜むと言う方も結構多いと思いますが、僕のはまだ嗜むレベルにも達していないので、やっぱりただ二兎を追っているだけなのだと思います。

春爛漫になって、あちこちで花が咲く季節になりました。今日は明日に備えて少し尺八の練習をしましたが、前回から始めた「秋田菅垣」と言う曲、果たしてどこまで進むことができるでしょうね。尺八の楽譜はフルートと違って厳密なテンポや拍が書かれていないし、音符も西洋音楽ほど厳密に長さが書かれていないので、もしかしたら僕には合っているのかもしれないなんて考えています。極端に言うと演奏者の自由に吹けるみたいなところがあります。

でも、なんだかんだ言っても、フルートも好きなのですよね。だから、どこまで上達するか分からないけれど、せっかく始めたフルートなので、まあ先生にはあまり歓迎されないかも知れないけれど、なんとか苦手を克服したいものだなと思っています。それを克服しないとアンサンブルが出来ないか、相手にとても迷惑をかける事になるので、なんとかメトロノームを意識しながら練習するしかなさそうです。

明日の雨、せっかく咲いた花が散ってしまうのではないかとちょっと心配です。ソメイヨシノは既にだいぶ散り始めていますが、今日桜並木の通りを車で走っていたら、まさに桜吹雪の世界になっていました。

毎年の事ですが、桜が散って5月になると初夏の雰囲気になって来ます。季節的には一年でも一番良い季節だと思うので、なんとか気を取り直して二つの楽器に取り組みたいものです。でも、もう二刀流なんて気障ったらしく言うのはやめにします。そんな格好いいものではないですからね。

お箏の演奏会に行ってみました2025-04-07 11:54:33

4月になって最初の週末はあちこちでソメイヨシノが満開で、花見に出かけた人も多かった様ですね。でも、面白いもので、人が集まる花見の名所より、ほとんど人が来ないような場所で咲いている桜もとても見事で、なんだかひっそりと咲いている風情と言うか、でも堂々としている姿に見惚れます。

そんな週末の日曜日は、朝のうちは晴れ間が見えていたものの、お昼頃からポツリポツリと小雨が降り始めました。

そんな中、東京葛飾区柴又にある山本亭と言う大正時代に建てられた和風の邸宅、今は葛飾区が所有していて一般に公開されている庭の見事なお屋敷に行ってきました。

小雨の中、わざわざ行ったのには訳があって、ここでお箏の演奏会があると言うので、聴きに行ったのです。

かの寅さんで有名な柴又帝釈天を横目に見て、江戸川の方に向かっていくと、その山本亭がありました。ちょっと鄙びた感じの、でもとても良い感じの門があって、中に入っていくと入り口がありました。大きな玄関です。

この建物は元々は関東大震災の後に引っ越して来られた山本さんと言う方が所有していた邸宅だそうですが、当時としては珍しい2世帯住宅なのだそうです。

入り口で入場料の100円を払って中に入ると、和室が広がり、その先には見事な日本庭園があります。

箏の演奏会は13時からとの事で、ちょっと早い時間に着いたので、和室の一角に腰を下ろしてしばらく庭を眺めていました。お茶をオーダーすることもできる様でしたが、特に喉も渇いていなかったので、ただただ黙って庭を眺めていました。そして、13時近くになって少し歩いてみると、箏が用意されてプログラムがテーブルの上に置いてある部屋がありました。

その部屋の一角に腰を下ろして、しばし演奏が始まるのを待ちましたが、13時になると女性4人の箏奏者の方が出て来てプログラムに沿って曲の演奏が始まりました。

演奏されていたのは女性4人だけでしたが、途中で女性2人が演奏する曲もありました。

和式の家と庭園のある風景の中で演奏される箏の音色は、まさにその風景にマッチしていて、とても良い感じでした。個人的にはこのプログラムの中でも「あこがれ」と言う曲が気に入りました。また機会があったら訪れてみたいなと思いながら、演奏が終わった14時少し前に山本亭を後にしました。

外は雨で、そのせいか少し冷えていましたが、帝釈天の参道を歩きながら、寅さんで有名な高木屋と言うお店でちょっとお団子を買って帰りました。

しばらくすると、雨も上がり晴れ間が見えてきて、なんだか清々しい日曜日の午後になり、帰宅すると箏の演奏を聴いてきた勢いもあって、2時間近く尺八を練習して、ちょっと和楽器詰めの日曜日になりました。いつかあの箏の演奏に入って尺八を吹けるようになれたら良いなと思いながら、いつもの曲を練習しましたが、そうなるにはまだまだ練習を重ねないとダメだなと感じてしまいました。でも、意欲は衰えていないのが救いです。

ところで、この山本亭のホームページを見ると時々楽器の演奏会をしている様です。別の箏のグループだったり、ギターの演奏会だったりと割と頻繁に行われている様なので、時々行ってみようかと思っています。

次の発表会に向けてスタートだ2025-03-29 16:52:47

今週は、木曜日にフルートのレッスンがあり、そして今日は先週末の発表会後初の尺八のレッスンがありました。

尺八の発表会は、反省点ばかりで来年に向けてもっと人前で演奏することや、大きなホールで演奏することに慣れなければと思っていたところで、来年こそはきっと満足する結果になるようにしようと心に決めたばかりです。

そんな意気込みで尺八のレッスンに行ったのかと言うと、実は必ずしもそうではなくて、朝からの雨のせいとまるで冬に逆戻りしたかの様な寒さの中、やや重い脚をひきづる様な感じでレッスンに行きました。

ただ、ひとまず発表会は終わったので、来年の曲は何になるだろうかとか、次に練習する曲は何になるだろうかと、その事にとても興味があったので、若干暗い気分でありながらも、少し明るい話題も期待してのレッスンになりました。

これまで購入した楽譜を一通り持って先生のところに伺うと、その中からこれをと言って言われた曲は、この「秋田菅垣」と言う曲でした。



そして、早速練習が始まったのですが、明らかにこれまでの曲に比べると難易度が上がったのを感じました。おそらく慣れてしまえばそれほどでもないのかも知れませんが、いつものことながら楽譜に書かれていない部分がかなりあるので、それを覚えることが最大の課題です。でも、いかにも尺八の曲という感じで、とても気に入りました。

尺八を始めた当初は、ジブリの曲とかが尺八で吹けたらいいなと思っていたのに、いつの間にか尺八の本曲(古典の曲)にハマっています。不思議な感じがしていますが、結構楽しいので、練習も楽しんで出来ているのがとても良いなと感じているところです。

そして、フルートの方ですが、こっちも一旦は課題曲だったシュターミッツのコンチェルトの第一楽章が終わり、第二楽章に入りました。

https://youtu.be/TuahFpfxJf0?si=P1-OVSZx7IYVBbz0

事前にYouTubeでこの演奏を聴いていたとは言え、ほぼ初めて演奏する第二楽章だったのですが、レッスンでは思ったより吹くことが出来て、第二楽章全てをレッスン中に吹き終えました。

第一楽章の練習では、ずいぶん時間がかかったのに、あまりにすんなり行ったので、本人もちょっと意外だったのですが、とにかく先生からは早くも第三楽章の予習を指示されたので、次回のレッスンまでにまたYouTubeで第三楽章の演奏を探して聴いておこうと思っています。

正直、シュターミッツという作曲家についてはこの曲を練習するまで名前も知らなかったくらいなのですが、実際に自分で演奏してみるといつの間にかその曲に引き込まれているのを感じています。

まさか、オーケストラと共演するところまでは行きませんが、でも先生がピアノ伴奏してくれるのに合わせて演奏するととても楽しいし、気持ちよく演奏できるのがとても良いなと思っています。

今では、この曲は大切な「持ち歌」にしたいと思うくらいになりました。そして、そう遠くないうちに目標にしていた「ハンガリー田園幻想曲」に挑戦できたら良いなと思います。

もしかしたら、来年の発表会の課題曲にできるでしょうかね。。。

発表会の結果2025-03-24 14:03:50

この週末、日曜日に今年の尺八の発表会が終わりました。

この日は朝早く起きて、支度をしてその会場に向かいました。昨年末に買った袴と、一昨年買った着物を持ってかなり緊張しながらも、なんとか頑張って成功裡に発表会での演奏を目指し、会場に着いたのでした。

初めてのその会場、全く右も左も分からず、とにかくそのホールの前に行ったのですが、この日は他にもコンサートみたいなイベントがあるらしく、背中に大きな楽器を背負った人、手に弦楽器と思われるケースを持った人、そんな人たちがたくさんいました。

僕の発表会は和楽器、お琴と三絃そして尺八の発表会なので、もっと大きな楽器である琴を持ち込む人達がいるはずなのですが、後で知ったのは、何しろ琴は大きし、それぞれの調弦をして準備するのでたくさんの琴が運び込まれるため、別のルートで運び込んだ様なのでした。

尺八はそれに比べると小さな楽器ですから、誰が尺八を持参しているのか見て判別は出来ません。でも、しばらくすると見知った顔の尺八門下の人がやって来て、やはりこのホールなのだなと分かりました。

この日、僕が演奏する曲は2曲。1曲は尺八メンバー全員で演奏する曲で、もう1曲は僕が独奏する曲でした。

合奏の方は、一人じゃない安心感もあって、他のメンバーに合わせる事だけを考えて無事に乗り切りました。ただし、僕の本番は独奏の方です。一人だという不安が先行して、いざ自分の番が来るとなると極度に緊張して来ました。

当然控室では一人練習をしていて、それなりに吹けている事を確認していたのですが、やっぱり大きなホールで客席に向かって吹くのは普段の練習とは全く違うものがありました。

過去、2回のフルートの発表会でも実感していたはずなのですが、大きなホールで吹くと自分の音が全く違って聞こえて来るのです。まずは、その感じがいきなりプレッシャーとなって、「何か違うぞ」と言う感じになり、さらにいつもの息継ぎが出来ず、息が続かなくなり、音が途切れてしまう状況になりました。それが元でさらにプレッシャーを感じるようになり、悪い方に転び始めたのです。曲の三分の一くらいを過ぎた頃、ようやく少し落ち着きを取り戻し、いつもの音が戻りました。

残念ながら息継ぎがその後も決して万全に出来ず、終わってみると本人的には不満ばかりの発表会になりました。

なんとも悔しい尺八の発表会ではありましたが、でも来年も出たいと言う気持ちは残ったので、本人としてはまだまだ諦める気はないのです。なぜなら、普段の練習ではかなりちゃんと吹けている事が多いのですから、ここで止めては元も子もないですし、せっかく生きがいを感じる事ができる趣味を見つけたので、これを手放す気にはなれません。それどころか、頑張ろうと言う意欲は消えていないので、また気を引き締めて練習していこうと思っています。

後ほど先生からも去年より良くなったし、良い音が出ていたと言われたので、少しホッとしたのも事実です。発表会での演奏は、その場の雰囲気やホールに慣れればきっと良くなると思うのです。

そんな訳で2026年の発表会を目指してまた頑張ろう!そしてまだ今年はフルートの発表会があるので、次はそれを目標に頑張ろうと思います。