Californiaの思い出2009-06-28 11:57:50

ちょうど今から1年前、僕は一人カリフォルニアに行きました。 現地ではすることがなく、このブログにもいろいろ書きましたが、1年前のことを思わず思い出す出来事があり、当時を思い出しました。

現地で一緒に仕事をした同僚が会社を辞めると挨拶メールをくれたのです。

少々驚き、そしてうらやましく、思わずがんばって!と心の中で応援してしまいました。早速返信メールを出したら、今見たらその返事が来ていました。 彼もカリフォルニアで一人自分と向き合って、考えるものがあったと言っていました。今後はコンサルとはまったく違った道で歩いていくということです。うらやましく思います。

カリフォルニアでお昼によく一緒に行ったタイカレー屋さんとかを思い出します。本当に楽しい時間でした。もうあの時間は戻ってこないのだと思うと寂しさがこみ上げますが、僕も次に向かって生きていかなくてはと、自らを鼓舞するように考えています。

でもいつかあの懐かしい地をもう一度訪れてみたい気がします。 そんな日が来ることを願いつつ、彼の健闘を願いたいと思います。

ちょっと気がかりなこと2008-08-18 20:58:07

僕は東京近郊、いわゆる郊外の都市に住んでいます。 先週は車で、母の実家に行ったりして、ちょっと久しぶりにこの近辺の生活スタイルを目にしました。

車の混雑とそれに引き換え道路が貧弱な事は、Californiaに比べてしまうとあまりにも切ないですが、日本の国土の狭さ故、こうした生活にも慣れなければ仕方がないのかも知れません。

ただ、気になったのは、この狭い箱庭の様な国土にCaliforniaスタイルを持ち込んでいるのではないかと言う事なのです。

国道の渋滞の原因を作っていたのは結局郊外型のショッピングモールでした。その入り口が原因で渋滞が始まっていたのです。大きなショッピングモールがありました。初めて見た僕は正直驚きでした。面積は巨大に出来ない事は明白なのですが、その分縦に巨大化しているのです。駐車場も当然上にのびています。混んでいる時には車は余計な燃料を消費しつつも上へ上へと上がって行かなくてはなりません。登り降りとメインの道路の渋滞を考えるとかなりのガソリンの浪費です。

Californiaスタイルはアメリカだから成り立っているのではないでしょうか?それを日本に持ち込んで巨大なモールを造ろうとしたら、周辺の道路を含めて大きな無駄が発生してしまうのではないかと思いました。

車を前提としない、もっと普段の生活に密着した昔ながらの生活スタイルでは行けないのでしょうか? 下町生まれの僕としては昔ながらの商店街の方がよほど効率的だと思うのです。 移動は電車ないしは公共交通機関でよいではないですか。歩いて行ければそれが最高です。

そして商店街でまさにモールで売られている様な品々が安価で購入できればよいのです。

車を前提にしたCalifornia風の生活スタイルは改めるべきだと思います。 大きな4WDに乗って大量のガソリンを消費しながらモールで買い物をするアメリカ風の生活は既に破綻しつつあるのではないかと思います。それを昨今のアメリカの消費動向が証明しているのではないでしょうか?

みんな高額なガソリンに辟易しているはずなのです。

またも思い出し話2008-08-15 21:23:26

なんだかんだ言って思い出し話ばかりしているようだけど、 Californiaの話です。

僕が仕事をしていた客先では、隣に工場があって、そこで多くのメキシコ系、中南米系のいわゆるヒスパニックの人たちが働いていました。 当然ながら標準語はスペイン語です。みんな元気にスペイン語を使いながら仕事をしていました。ブルーカラーの人たちはもうほぼ全員がこうしたヒスパニックでしたが、ホワイトカラーの人たちにもかなりの数のスペイン語を母国語としているのではないかと思われる人たちが含まれていました。

さて、僕が気になったのは、そして、今こうして思い出し話で語ろうとしているのは、彼らの給料の支払いについてです。

毎週木曜日と金曜日の仕事が明ける17時頃に一台のトラックがやって来ます。

初めのうちは特に気づきませんでしたが、そのうち慣れるに従って、このトラックに工場で働いている人たちが列を作っているのに気がつきました。

何となく気になって、同僚にこの列の事を聞いてみました。 それは毎週彼らの給料が支払われるためのトラックでした。 従業員は何か紙を持ってその列に加わります。 そしてその後、トラックから現金を貰っているのでした。一週間分の給料を受け取っていたのです。

ちょっと日本では考えられない光景です。 最近は日雇いの労働者の、いわゆる派遣の問題が注目を浴びていますが、そのような現実はあまり目に着く事はありませんでした。しかし、こうしてアメリカでも、また日本でも日給制、週給制で仕事をしている人たちがいたのです。

この工場で驚いたのは、若い人、少し年配の人、男性、女性関わりなく、こうして毎週毎週支払いを受けていると言う事です。

そして、一番の驚きは、一歩この工場から出ると、いかにもお金を持っていそうな人たちが高級そうな車を乗り回して、生活をエンジョイしていると言う格差です。

これが現実と言ってしまえばそれまでなのですが、僕らは一歩間違えるとこの格差の中に取り込まれ、苦しい思いをしなければならないかもしれないのです。

どちらも一生懸命働いていると言う現実は変わらなくても、この格差は厳然として存在します。

それは、子供の頃に僕が中米で感じた格差社会をまさに思い起こさせるものでした。

少しでもこの格差の中で上に這い上がる様に頑張って行かないと行けないのです。 Never give upなんです。この気力を失ったとたんに僕はきっと底なしの沼に落ち込んでいくんだと思います。 そしてその気力の支えを決して失ってはならないのですね。 だから僕は今も頑張って行こうとしているのだと思います。

Californiaから帰りました2008-08-03 21:36:31

LA発成田行きのJAL便

8月2日の土曜日、いつも通り朝7時に目覚ましと共に起きました。

今日は9時にHotelを出て、LAの空港に向かうのです。

フリーウェイは空いていて、気がつくともうLAの空港でした。まだ10時少々。ちょっと早すぎるくらいです。

それでもひとまず空港でチェックイン。荷物検査が大変で、空港はかなりの人でごった返していました。

僕の乗る便はシンガポールです。比較的世の中で人気の高いエアラインだけど、来るときの印象は特別なものを感じなかったな。 特別サービスが良いとも思えなかったし、アテンダントの印象も特に良くはなかったです。エコノミーだからかも知れないけど、日本のエアラインの日本人スチュワーデスさんの方が笑顔で接客してくれると思うけど。

僕の乗る便はこの絵に出ているJAL便が成田に向かって出発した後に出る便でした。ところが、このJAL便が予定を遅れたために、僕の乗る便は急遽ゲート変更があり、バスで移動となってしまいました。おかげで画像はなく、代わりにこのJALを載せたということです。

上に書いたように、SQ便の帰りの接客もたいしたことはありませんでした。コーヒーを頼んだらこぼされた上に、黙って差し出されたし、思わずむっとしてしまいました。出来ればもう乗りたくないです。

機内はほぼ満席。若干空いた席もあったけれど、辛いフライトには代わりありません。時差ぼけ防止にとなるべく寝ないで過ごしたので、映画を2本見られました。

食事ははっきり言ってまずい。期待しちゃいけないけど、早く帰っておいしいものを食べたいという気が強くしたものです。

成田着は定刻の日曜日18時。なんだか一日損した気分で、家に向かう京成電車になりました。

明日は会社に行かなければ、、、、、

長い間お疲れさん!と自分で自分に言ってあげました。

California生活の終わりに2008-08-01 21:49:30

Hotel Candlewoodの部屋

8月1日になり、少々緊張も混じった感じで最後の一日を終えました。

今日も相変わらずの晴天でした。 その上結構暑かった。

でも明日からもっともっと暑い日本に向かって帰ります。 なんだかんだ言っても待っててくれる人が居ると信じているし、きっと再会を喜んでくれるだろうと思います。

Californiaはそれなりに楽しかったけれど、週末は退屈でした。 日本に帰ったらこうした退屈さを感じることはしばらくないと思います。

都心に行けば、いろいろ見て歩くことも出来るし、楽しいこともあるでしょう。

さて、最後の一日とは言え、これと言って特別なことがあったわけではありません。

普通に仕事をして、お昼は毎度おなじみになったタイ料理でタイカレーも食べました。

愛想の良いタイ人風のお兄さん店員にこれで会うこともないかと思います。

何年かして、ちょっと旅行に来てもいいけど、これと言って観光で見て回るところがあるわけでもないし、まあ来ないかも知れませんね。

そういう意味でもかなり貴重な経験をさせてもらったかと思います。

明日は、いつもとほぼ同じ時間に起きて、朝9時にはこのホテルをチェックアウトしてLAの空港に向かいます。この部屋も今日でおしまい。

きっと明日の飛行機はとても混んでいると思うけど、何とか少しでも席に余裕があればいいと思っています。

でも来るときも満席だったから帰りもそうかも知れませんね。

エコノミークラスなのがとっても気持ちを落としますが、とにかく日本に帰るのだ。

バイバイCalifornia!