発表会の結果2025-03-24 14:03:50

この週末、日曜日に今年の尺八の発表会が終わりました。

この日は朝早く起きて、支度をしてその会場に向かいました。昨年末に買った袴と、一昨年買った着物を持ってかなり緊張しながらも、なんとか頑張って成功裡に発表会での演奏を目指し、会場に着いたのでした。

初めてのその会場、全く右も左も分からず、とにかくそのホールの前に行ったのですが、この日は他にもコンサートみたいなイベントがあるらしく、背中に大きな楽器を背負った人、手に弦楽器と思われるケースを持った人、そんな人たちがたくさんいました。

僕の発表会は和楽器、お琴と三絃そして尺八の発表会なので、もっと大きな楽器である琴を持ち込む人達がいるはずなのですが、後で知ったのは、何しろ琴は大きし、それぞれの調弦をして準備するのでたくさんの琴が運び込まれるため、別のルートで運び込んだ様なのでした。

尺八はそれに比べると小さな楽器ですから、誰が尺八を持参しているのか見て判別は出来ません。でも、しばらくすると見知った顔の尺八門下の人がやって来て、やはりこのホールなのだなと分かりました。

この日、僕が演奏する曲は2曲。1曲は尺八メンバー全員で演奏する曲で、もう1曲は僕が独奏する曲でした。

合奏の方は、一人じゃない安心感もあって、他のメンバーに合わせる事だけを考えて無事に乗り切りました。ただし、僕の本番は独奏の方です。一人だという不安が先行して、いざ自分の番が来るとなると極度に緊張して来ました。

当然控室では一人練習をしていて、それなりに吹けている事を確認していたのですが、やっぱり大きなホールで客席に向かって吹くのは普段の練習とは全く違うものがありました。

過去、2回のフルートの発表会でも実感していたはずなのですが、大きなホールで吹くと自分の音が全く違って聞こえて来るのです。まずは、その感じがいきなりプレッシャーとなって、「何か違うぞ」と言う感じになり、さらにいつもの息継ぎが出来ず、息が続かなくなり、音が途切れてしまう状況になりました。それが元でさらにプレッシャーを感じるようになり、悪い方に転び始めたのです。曲の三分の一くらいを過ぎた頃、ようやく少し落ち着きを取り戻し、いつもの音が戻りました。

残念ながら息継ぎがその後も決して万全に出来ず、終わってみると本人的には不満ばかりの発表会になりました。

なんとも悔しい尺八の発表会ではありましたが、でも来年も出たいと言う気持ちは残ったので、本人としてはまだまだ諦める気はないのです。なぜなら、普段の練習ではかなりちゃんと吹けている事が多いのですから、ここで止めては元も子もないですし、せっかく生きがいを感じる事ができる趣味を見つけたので、これを手放す気にはなれません。それどころか、頑張ろうと言う意欲は消えていないので、また気を引き締めて練習していこうと思っています。

後ほど先生からも去年より良くなったし、良い音が出ていたと言われたので、少しホッとしたのも事実です。発表会での演奏は、その場の雰囲気やホールに慣れればきっと良くなると思うのです。

そんな訳で2026年の発表会を目指してまた頑張ろう!そしてまだ今年はフルートの発表会があるので、次はそれを目標に頑張ろうと思います。

いよいよ近づいて来た発表会2025-03-20 17:20:28

今日は春分の日、昨日のみぞれと雪模様の天気も去って、今日は朝から比較的よく晴れていました。

何しろ昨日のみぞれや雪では思わぬ寒さに見舞われて、ちょっと散歩していても寒くて早く帰りたい気分になりました。そして何が一番気がかりだったかと言うと、せっかく咲き始めた花が水滴の重さで首を垂れて、今にも地面につきそうになっていた事なのです。せっかく咲いてくれた花がわずか1日程度でダメになってしまったらと思うと、なんとかしないとと言う気になりました。花についた水滴をせめて落としてあげて、なんとか花が少しでも上を向けるようにしたのですが、とにかく昨日の雪模様の天気には困惑しました。

今日は晴れたので少し上をむいていたので、ホッとしています。何より春分の日、これから本格的な春がやって来るので、花の季節です。できれば雨や強風の日がないことを祈りたいですね。

そして、僕にとってはいよいよ尺八の発表会が近づいて来た実感をひしひしと感じる祝日でした。

最後の足掻きではないですが、午後になって少し集中して練習しましたが、果たして当日緊張する中でうまく吹けるのだろうかと、とても心配です。

3本も尺八がありますが、真ん中の1本はプラスチックの尺八もどき(?)尺八を始めたばかりの頃に使っていたもので、今はほとんど吹いていません。今回は一番右の尺八、一尺八寸のもので琴古流の「九州鈴慕」と言う曲を独奏するのですが、練習しても練習してもなんだか満足いくレベルに達していない気がしています。大丈夫だろうかと言う不安ばかりが先行するのです。でも確実に今度の日曜日はやって来るし、土曜日に最後の師匠との練習でなんとか自信をつけるしかないのでしょう。あまり意気込まないようにしつつ、でも頑張ってなんとか初めての複数の見ず知らずの人の前で独奏をこなしたいと思います。

ドキドキですね。人生で2回目の尺八発表会。舞台に上がったらきっと気持ちも最高潮に上がるんだろうなぁ。

8月にはフルートの発表会もあるので、今回は度胸試しの意味でも頑張らないとですね。

シュターミッツ第一楽章卒業?2025-03-14 12:50:39

今週は今月初のフルートレッスンがありました。3月初のミニ発表会は体調不良で欠席してしまい、その前の2月のレッスンは先生が体調を壊されてキャンセルになっていたので、なんだか久しぶりに先生に会うのでちょっと緊張しました。何しろこのところちょっと練習がちゃんと出来ていなかったのと、先日これまでレッスンで演奏していた楽器を売ってしまい、今回先生とのレッスンで初デビューになる比較的新しい楽器を持って行ったことも原因でした。

教室に着くまで、そんな訳で少し緊張気味に出かけたのです。

そして、教室に着くと、先ずは先日の発表会に欠席したお詫びをして、先生からその時の話を少し聞きました。当日のプログラムなんかも頂いて、そこに自分の名前があったにも関わらず出席できなかった事を実感してしまいました。

そして、その後先生にフルートを替えた事を報告し、早速いつもの音出しから始めました。フルートのブランド名を先生に伝えたところ、そのブランドのフルートの特徴について教えて頂きました。そして、「一生物の買い物ですからね」と言われた時には、この子をずっと大切に吹いて行きたいと決意に似た気持ちになりました。ありがとうございます。

ところで、吹き始めは緊張していたせいか、家で吹いている時の様に音が出ず、ずいぶん焦りましたが、その後の久しぶりのガリボルディの練習曲では、散々な結果になりました。結構難易度の高い練習曲だと思うのですが、トリルが連続するなかなかの曲なのに、ずっと発表会の課題曲ばかりに集中してきた為に、全然吹けなくなっていたのです。

改めて先生から練習の仕方を教えて頂き、今後はその方法で練習していこうと思います。

そして、最後にシュターミッツです。本来発表会で吹く予定の曲で、それを元にこの曲を卒業するはずだったのですが、この日は改めてこの曲の第一楽章を通して演奏しました。何しろ音出しから始まってガリボルディで散々だったので、ちょっとドキドキしましたが、日頃の練習の成果だったのか、いつも以上と言えるくらいにいい感じで演奏出来ました。まあ多少のミスはあったものの、ぎこちなさはなかったかなと言う感じでしたし、先生からも何点か指摘事項は受けたけれど、だいぶ良かったと評してもらえました。この日はもう一度この曲を通して演奏し、ところどころの間違いを都度指摘して頂き直して行きました。

およそ45分ほどのレッスンでしたが、最後に第一楽章は今回で終わりにして、次回からは第二楽章に挑戦することになりました。そして、その後先生から新しいフルートの評価も頂きました。良かったと言って頂けたので、この日は満足してレッスンを終え、帰宅しましたが、早速今夜から先生の指摘を思い出しながら練習を開始しようと思っています。

先生には本当に感謝です。

3.11のドナドナの話2025-03-12 10:37:09

この週末はちょっと京都に遊びに行って来ました。

たまたま知った京都の禅寺の建仁寺で、双龍の天井画が公開されていると言うので、ぜひ一度見てみたいと思って、土曜日の朝に出発して、その日の午後その双竜を見学して来ました。

ほとんど事前知識も無く行ったのですが、いざ目にしてみるとそのあまりの素晴らしさに、感動して涙が出そうになりました。これはとても良いものを見たと、大感激して日曜日の夕方帰って来たのです。



その帰りですが、初めて京都の駅の中を少し散策して来ました。京都駅ビルが凄いことになっていることは、知ってはいましたが、今回初めてその中に足を踏み入れて、その壮大さに驚きました。そして、ビルで言うと何階になるのか分かりませんが、一番上の階まで登ってみると、京都の街がかなり一望出来て、この日本でも貴重な古都の景観が大きく変わって行っているのを実感しました。まさか古の都人は京の都がこんなになるとは想像もできなかっただろうなと思います。

ただ、京都のいいところは貴重な昔からの景観も大切に守られている事で、やっぱり何度来ても良いなと思いつつ後ろ髪を引かれて帰って来たのです。

建仁寺に行ったのも大正解でしたし、その日の夜は京都のおばんざいを頂きました。とても充実した良い週末を過ごさせてもらいました。願わくば、せっかくの禅寺に行ったので、尺八をあの場で吹けたらきっといいだろうなと思いましたが、それは叶わぬ夢ですね。

そして、昨日はもう14年目になると言う3.11でした。

この日は、3本持っているフルートの内の1本を買取してもらおうかと思って、業者の来るのを待っていたのですが、午前中にその業者がやって来たので、このフルートを見てもらいました。



思えば、フルートを再開するにあたり中古で購入したヤマハのフルートですが、もう3年以上練習してきた愛機なので、とても愛着があったのですが、かといってプロの奏者でもないのに、フルートを3本も持っていても仕方ないだろうと思い、意を決して業者を呼んだのです。査定の結果は最初5万円を提示されました。僕の期待値には及ばなかったので、検討すると言ったら、上司に相談すると言って、もうちょっと上乗せした値段を提示されました。

後ろ髪を引かれたのは事実ですが、止むなくと言うか、仕方ないと思い決断して買取してもらいました。

そんな訳で、この愛機はすでに僕の手を離れて「ドナドナ」されて行ってしまいました。(泣)

そしてこの日は約1年半前に買ったムラマツのフルートでいつものようにシュターミッツのコンチェルトを練習し、3.11なので「花は咲く」を演奏して練習を終えました。

僕にとっての3.11の14年前は色々な事が起きた年でもあり、当時の事を思い出したらなんとも言えない気持ちになりました。何よりも、転職をしたり、あの日の夜、寒い中を東京六本木から自宅のある千葉県を目指して歩いた記憶が蘇りました。

「花は咲く」を吹きながら、そんな感慨に浸り、去っていった愛機のフルートの事や、京都の旅の事やらを思い出しつつ、僕の14年目の3.11が終わりました。

不覚にも風邪をひいて週末ダウンでした2025-03-04 15:26:36

先週末は不覚にも風邪をひいてしまって寝込んでしまいました。

外に出る時はマスクをして、外から帰ったらすぐにうがいをする習慣をつけているにも関わらずです。しかもこの週末は、フルートのプチ発表会が予定されていたにも関わらず、やむなく欠席することになってしまいました。

ようやく、床から離れて在宅で仕事をしていますが、どうも喉の奥に何かあるみたいな違和感を感じています。そして時々咳が出るので、笛系の楽器を吹くのはちょっとしんどい感じでした。急に暖かくなったと思ったら、今度は雪が降ると言う激しい寒暖差の中、なかなか体が慣れません。まだ気をつけなければいけないと感じています。

そんな中、ちょっと可愛い和菓子が届きました。

パッケージの包装紙にはこの絵がありました。

インコの他にスズメやカワセミ、そして北海道にだけいると言うシマエナガが描かれています。中身はこれらの鳥の形をした和菓子で、中に餡子が入っています。

ちょっと食べてしまうのが勿体無いと感じるお菓子でした。

家には今セキセイインコ2羽とコザクラインコがいるので、特に気になるお菓子でした。

それにしても、この色はどうやって出しているのかなと思います。スズメの茶色やカワセミの青なんか特に不思議です。

神奈川県にある吉祥庵さんと言う和菓子のお店でした。

何よりこの包装紙が可愛いですね。そう思うのはインコ好き、鳥好きだけですかね。