ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 272023-06-07 15:45:06

何だか梅雨に入ったのかなと思うような天気だったり、晴れて夏のような暑さになったりで、ぴーすけ君も困惑しているのか、お家の中で少しバテ気味の様ですね。

でも、そらちゃんとぴのこちゃんはそんな天気にも負けず元気です。最もぴのこちゃんは時々ゴロンと横になって休んでいますが、とは言え元気がないわけでもなくて、時々お家のお部屋の中を駆け回っています。

そして、そらちゃんは、相変わらずお喋りをしながら部屋の中を飛び回っていて、時々コザクラインコや羽衣ちゃんのところに言って、何やら遊んで欲しいのかじっと二人を見つめていたりしています。

そんな状況で、ぴーすけ君がある発見をしました。

最近の子供はテレビよりもネットを見ていることの方が多いようで、ぴーすけ君も時々YouTubeを見て一人楽しんでいる事があるのですが、ある日そのYouTubeの番組で、最近ちょっと話題になっている「パンツ安村」を見つけてしまいました。

例のパンツ一丁で出てきて、まるでパンツを履いていないかのようなポーズをとって、「でも大丈夫ちゃんとパンツ履いていますよ」という番組です。なぜか外人ウケしているみたいで、時々見かけます。そのパンツ安村をぴーすけ君は偶然見つけてしまったのです。

一人でその番組を見ていたぴーすけ君ですが、急に「お母さん、この人パンツ履いているけど、そらちゃんはパンツ履いてないよね?」と言い始めたのです。

確かにそらちゃんは一見するとパンツを履いている様だけど、ちゃんと見るとまるでパンツを履いていないように見えます。

お母さんは、最初ぴーすけ君が何を言っているのか分からなかった様でした。そもそもパンツ安村を知らなかったのです。

そして、ぴーすけ君からパンツ安村のYouTubeを見せられて、やっと理解した様でした。

ぴーすけ君はそのビデオを見ながらそらちゃんに向かって「そらちゃん!パンツ履いてないよ!パンツ履いて!」と言いました。

それを隣で聞いていたお母さんは、思わず笑ってしまいました。そして、お母さんも「そらちゃん、パンツ履いて!」と言いました。

さて、二人から同じことを言われたそらちゃんは、目を白黒させてキョトンとしていました。

外では紫陽花の花が咲いています。紫陽花の花のブルーがとても綺麗で、ちょうどそらちゃんの羽の色にも合っているようです。

ぴーすけ君がその紫陽花の花びらを見て、「紫陽花の花でそらちゃんのパンツを作って、そらちゃんに履かせようかな。」と言いました。

なかなかいいアイデアですね。

そらちゃん、「パンツ履こうね!」

ピースケ君とそらちゃんとぴのこちゃん 282023-06-11 17:03:42

ぴーすけ君は毎日そらちゃんに「そらちゃん、パンツ穿いて」と言い続けていますが、当のそらちゃんはそんな事全く気にもかけていないようで、一見するとぴーすけ君の言葉を聞いているかの様に、ぴーすけ君の目の前に立ってじっとしていますが、ただ立っているだけです。

まあ、みんなの心配事はそらちゃんには全く理解出来ないのでしょうね。

「パーンツ安村」とは真逆のそらちゃんですが、人間じゃなくて良かったです。

でも、毎日、毎日みんなから「パンツ穿いて、そらちゃん」と言われ続けたら、そのうち自分でも「パンツ穿いて」なんて言わないかとちょっと思っています。

そらちゃん、頼むよ。パンツ穿いてね。

そんなわけで、パンツを脱いだセキセイインコの方にばかり目がいってしまいがちなのですが、ぴのこちゃんは相変わらず、大好きな自分の家に入ったり、お部屋の中を駆け回って、疲れると両足を伸ばしてゴロンと横になったりして、ぴーすけ君の動向など全くお構いなく自由気ままに過ごしています。

ぴのこちゃんの一番のお気に入りは、藁なのですが、こうして口にいっぱい藁を咥えて、ぴーすけ君が追いかけると、藁を咥えたまま逃げています。そして、ダンボールの自分のお部屋の中に潜って隠れています。

よっぽど藁が大切なんでしょうね。

でも、口に咥えているけど、食べるわけではなさそうです。口に咥えたまま、じっとしています。

ぴのこちゃんのもう一つのお気に入りは、ニンジンの葉っぱです。

日本のスーパーではニンジンは葉っぱを落とした状態で売っていますが、ぴのこちゃんのふるさとのオランダのスーパーではニンジンは葉っぱがついた状態で売られていました。

だから、お母さんがニンジンを買ってくると、いつも葉っぱをもらってご機嫌だったのです。

日本にやって来てからは、ニンジンの葉っぱが簡単に手に入らないので、ちょっとぴのこちゃん、かわいそうなのです。

もっぱら藁を食べるか、ペットショップで売られているペレットを食べるかしかなくて、より自然な食生活をさせてあげたいなと思います。

実は、ぴーすけ君はそんなぴのこちゃんのニンジンを食べる姿を見たことがありません。

いつかニンジンを作っている農家から直接葉っぱを買ってきて、ぴのこちゃんへのご褒美にできる日が来るといいですね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 292023-06-17 16:12:30

梅雨の中休みの様な晴天がやって来ました。朝からかなり気温が上がり、暑い一日になっています。

そんな晴れた朝、ぴーすけ君はお母さんと一緒にとある公園に散歩で出かけました。

滅多に来ない公園なのですが、偶然散歩していてぴーすけ君が見つけた公園で、暑かったのでちょっと木陰で一休みすることにしたのです。

前の日の夜まで雨が降っていたので、ベンチが少し濡れていましたが、気にせず座っていたら、鳩たちが集まって来ました。

残念ながら、鳩の餌になるようなものは何も持っていなかったので、ぴーすけ君とお母さんはそんな鳩たちをただ眺めていたんです。

すると、ぴーすけ君がその中の一羽が少し変だと言い始めました。

「お母さん、あの子の足を見て」そう言うと、鳩の中の一羽を指差しました。

その鳩は、左足だけで砂地の公園に立っていたのですが、よく見ると足の指が2本ありません。

何だかちょっと不安定な感じで立っていたのですが、それでもその子は一生懸命に立っていました。そのうち、上げていた右足を下ろしたのですが、その右足には何やら網の様なものが絡まっているように見えました。

お母さんはそれを見て、ぴーすけ君に言いました。

「可哀想ね。小さなアンヨに網が絡まってしまっているのね。とってあげたいけど、手を出したら飛んでいってしまうから、どうしようもないわね。」

「それに、多分引っかかった網で左足の指が2本切れてしまったのね」と言いました。

もちろんぴーすけ君もそれを分かっていた様です。でもなぜ指がないのかは理解できていませんでした。

「可哀想な鳩さん。」とぴーすけ君は悲しそうに言いました。

二人がそんな事を話していると、その鳩さんは砂地の上に腹這いになって休み始めました。

「きっと疲れちゃったのね。足が不自由だと立っているのが大変なんでしょうね。」とお母さんがぴーすけ君に言いました。

それを聞いたぴーすけ君は鳩に向かって

「頑張ってね。元気でね。」と言いました。

おそらくその鳩にその声は伝わらないでしょうけど、本当に鳩さんには頑張って生きて行って欲しいですね。

ぴーすけ君にはきっと良い経験になったでしょう。生き物を大切に思う心がぴーすけ君の中で育ってくれることはとても嬉しい事ですね。

そして、ぴーすけ君は付け加えるように言いました。

「今度また来るからね。その時はそらちゃん達が食べ残した餌を持って来てあげるね。」

どうやら、その公園はぴーすけ君のお気に入りの公園になりそうです。

そして、その時はまたこの鳩さんに会えると良いですね。

フルートと尺八の修行?2023-06-26 10:29:14

今回はちょっとぴーすけ君とそらちゃん、ぴのこちゃんの話から外れて、僕が今ハマっている二つの楽器のお話です。

先週は月に2回のフルートのレッスンがあって、発表会の課題曲を先生について練習し、少しでも良くなるようにアドバイスを貰いました。

今はとにかくほぼ毎日この課題曲を自宅で吹いて、少しでも音楽として良くなるように頑張っているところです。

そして、土曜日にはもう一つの楽器、尺八のレッスンがあり、師匠の家で練習して来ました。尺八の方は月に1回程度しかレッスンを受けていないので、前回レッスンで教わった事も忘れがちになるのですが、でも、尺八もほぼ毎日の様に吹いて練習しているのです。

この二つの楽器を比べると、同じ笛系の楽器とは言え、洋楽器と和楽器で全く違うし、片や横笛で片や縦笛と言う事も違います。フルートはかなり洗練された楽器で、10本の指を使い、右手の親指以外でホール(穴)を塞いだり開けたりする事で3オクターブの音を出すことが出来ます。

尺八は同じく右手の親指以外を使って、ホールを開けたり塞いだりし、それ以外にもホールを少しだけ開けたり、半分塞いだりしながら音を出すので、考え方は近いけど、音を出す際のテクニックがフルート以上に必要になります。しかも、いわゆる尺八の1尺8寸管は2オクターブの音を出す事が出来ますが、フルートに比べると1オクターブ分少なくなります。フルートに比べると原始的と言うか、素朴な楽器で、その分色々テクニックが必要です。ホールは通常5つしかありません。でもそのホールを半分開けたり、少し開けたり、指をホールにかざしてみたり、さらにはメリとかカリと呼ばれるテクニックで、洋楽のドレミファソラシドだけでなく、12音を出す事が出来るのです。

以前就いていた師匠によると、日本の楽器で海外の人に演奏されるのは尺八と津軽三味線なのだそうです。「琴は?」と疑問を持ちましたが、何しろ楽器自体が大きくて、なかなか海外の人に演奏される機会は少ない様です。

そんな尺八のレッスンを受けて、最近心掛けていることがあります。それは呼吸法と言えば良いのでしょうか。フルートの尺八も笛系の楽器なので、息を出して音を出すわけなのですが、当然息を吸って吐くときに音が出るわけで、いわゆる腹式呼吸を習得し、息を吐くときは、肺からではなくお腹から出すイメージで息を出すようにと師匠に指導されました。息を出すときにお腹が凹むのではなく、お腹は息を吸った時に出たままの状態で、息を吐き続けるのだそうです。

これが慣れないと結構難しくて、土曜日からその方法が身につくように普段から心がける様にし始めました。

これが身につけば、フルートにも効果があると思っています。

実はこの二つの楽器を始めて感じているのは、やはりソフィスティケイトされたフルートの方が尺八よりは少し易しいかもと言う事です。もちろんフルートも僕のような初心者レベルには結構難しいのだけど、尺八はそれ以上の難しさを感じています。

理由は書いた通りなのですが、他にも尺八の曲でいわゆる日本の古典の曲は、リズムもメロディーも聴き慣れないものばかりで、馴染みがないのと、さらに他にも色々がテクニックを要する事だと思います。

よく「首振り3年」と言う言葉を聞きますが、フルートのビブラートの様な音の震えを首振りと言うテクニックで出す必要があり、これが案外難しいのと、他にも「なやし」とか「ころころ」と呼ばれる技法があったりして、それをマスターするのも結構大変です。

そもそも尺八を始めた時は、日本の童謡の様な曲だったり、ポピュラー音楽だったり、映画音楽だったりを尺八で吹けるようになったら良いなと思っていたのですが、今では師匠がそもそも伝統的な古典も含めて吹く師匠なので、慣れない尺八の古典の曲にも挑戦させられています。

果たしてどこまで上達できるか、まだまだ楽しみは尽きませんね。

そして、片方のフルートももっと音楽として心地よく聞こえる様に吹ける様に頑張って行きたいと思っています。そして、出来れば新しいフルートを手に入れたいと最近思い始めています。

日曜日に銀座に行ったついでに山野楽器に寄ってフルートを見て来ました。僕が欲しいなと思っていた楽器は置いてなかったのですが、遠くないいつかゴールドフルートとは言わないまでも、ドの音の下のシの音が出せる楽器を手に入れたいと思っています。

そうそう、因みに我が家のインコ達は音に敏感ですが、僕が吹くフルートにも尺八にもあまり反応しません。なぜでしょう?下手だから??