フルートと尺八の修行?2023-06-26 10:29:14

今回はちょっとぴーすけ君とそらちゃん、ぴのこちゃんの話から外れて、僕が今ハマっている二つの楽器のお話です。

先週は月に2回のフルートのレッスンがあって、発表会の課題曲を先生について練習し、少しでも良くなるようにアドバイスを貰いました。

今はとにかくほぼ毎日この課題曲を自宅で吹いて、少しでも音楽として良くなるように頑張っているところです。

そして、土曜日にはもう一つの楽器、尺八のレッスンがあり、師匠の家で練習して来ました。尺八の方は月に1回程度しかレッスンを受けていないので、前回レッスンで教わった事も忘れがちになるのですが、でも、尺八もほぼ毎日の様に吹いて練習しているのです。

この二つの楽器を比べると、同じ笛系の楽器とは言え、洋楽器と和楽器で全く違うし、片や横笛で片や縦笛と言う事も違います。フルートはかなり洗練された楽器で、10本の指を使い、右手の親指以外でホール(穴)を塞いだり開けたりする事で3オクターブの音を出すことが出来ます。

尺八は同じく右手の親指以外を使って、ホールを開けたり塞いだりし、それ以外にもホールを少しだけ開けたり、半分塞いだりしながら音を出すので、考え方は近いけど、音を出す際のテクニックがフルート以上に必要になります。しかも、いわゆる尺八の1尺8寸管は2オクターブの音を出す事が出来ますが、フルートに比べると1オクターブ分少なくなります。フルートに比べると原始的と言うか、素朴な楽器で、その分色々テクニックが必要です。ホールは通常5つしかありません。でもそのホールを半分開けたり、少し開けたり、指をホールにかざしてみたり、さらにはメリとかカリと呼ばれるテクニックで、洋楽のドレミファソラシドだけでなく、12音を出す事が出来るのです。

以前就いていた師匠によると、日本の楽器で海外の人に演奏されるのは尺八と津軽三味線なのだそうです。「琴は?」と疑問を持ちましたが、何しろ楽器自体が大きくて、なかなか海外の人に演奏される機会は少ない様です。

そんな尺八のレッスンを受けて、最近心掛けていることがあります。それは呼吸法と言えば良いのでしょうか。フルートの尺八も笛系の楽器なので、息を出して音を出すわけなのですが、当然息を吸って吐くときに音が出るわけで、いわゆる腹式呼吸を習得し、息を吐くときは、肺からではなくお腹から出すイメージで息を出すようにと師匠に指導されました。息を出すときにお腹が凹むのではなく、お腹は息を吸った時に出たままの状態で、息を吐き続けるのだそうです。

これが慣れないと結構難しくて、土曜日からその方法が身につくように普段から心がける様にし始めました。

これが身につけば、フルートにも効果があると思っています。

実はこの二つの楽器を始めて感じているのは、やはりソフィスティケイトされたフルートの方が尺八よりは少し易しいかもと言う事です。もちろんフルートも僕のような初心者レベルには結構難しいのだけど、尺八はそれ以上の難しさを感じています。

理由は書いた通りなのですが、他にも尺八の曲でいわゆる日本の古典の曲は、リズムもメロディーも聴き慣れないものばかりで、馴染みがないのと、さらに他にも色々がテクニックを要する事だと思います。

よく「首振り3年」と言う言葉を聞きますが、フルートのビブラートの様な音の震えを首振りと言うテクニックで出す必要があり、これが案外難しいのと、他にも「なやし」とか「ころころ」と呼ばれる技法があったりして、それをマスターするのも結構大変です。

そもそも尺八を始めた時は、日本の童謡の様な曲だったり、ポピュラー音楽だったり、映画音楽だったりを尺八で吹けるようになったら良いなと思っていたのですが、今では師匠がそもそも伝統的な古典も含めて吹く師匠なので、慣れない尺八の古典の曲にも挑戦させられています。

果たしてどこまで上達できるか、まだまだ楽しみは尽きませんね。

そして、片方のフルートももっと音楽として心地よく聞こえる様に吹ける様に頑張って行きたいと思っています。そして、出来れば新しいフルートを手に入れたいと最近思い始めています。

日曜日に銀座に行ったついでに山野楽器に寄ってフルートを見て来ました。僕が欲しいなと思っていた楽器は置いてなかったのですが、遠くないいつかゴールドフルートとは言わないまでも、ドの音の下のシの音が出せる楽器を手に入れたいと思っています。

そうそう、因みに我が家のインコ達は音に敏感ですが、僕が吹くフルートにも尺八にもあまり反応しません。なぜでしょう?下手だから??

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