尺八とフルートの練習記 22023-09-03 13:34:47

9月なったとは言えまだまだ暑い日が続きそうな気配です。ちょっとうんざりしていますが、天候に対しては無力だし、諦めて秋らしい日が来ることを待つしかありませんね。

そんな9月最初の週末ですが、先月フルートの発表会も終わり、さあ来年の曲は何にしようかとか考え始めている最近なのですが、たまたまネットで目にしたネット販売で売られているフルートに目が止まってしまいました。

今使っているフルートはYAMAHAの総銀製の機種で、その昔高校生だった頃使っていた、古いものより遥かに吹きやすくてそれなりに満足していたのですが、ちょっと目に入ったそのフルートにとても惹かれてしまったのです。

尺八もそうですが、フルートも所謂フルートの他にアルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートや同類のピッコロとかありますが、僕のフルートは所謂一般的なフルートとは言え、C足部管と言うもので、一番下の音はdoの音なのですが、それより一つ下の音が出るH足部管と言うものとか、穴を塞ぐキーに小さな穴が空いているものとか、いくつか種類があるのですね。

で、僕はそのH足部管で穴が空いているリングキーのものが欲しいなと思っていたのですが、まさにそのタイプのフルートがネットで売られていたのです。値段を見ると、ちょっと高いとは言え、頑張って買えないものでもなさそうで、それ以来気になって仕方がありませんでした。

そして、この週末意を決してそのフルートをネット販売に出品しているお店に行ってみることにしたのです。

そして、多摩モノレールに初めて乗ってそのお店まで行ってみました。僕は格別電車が好きと言う訳でもないのですが、とは言え初めてのモノレールだし、電車の旅って結構好きなので、このモノレールにはとても期待しました。なかなか楽しい小旅行と言った感じでお店に伺うと、なんとネットで販売されているものと同じブランドのムラマツのフルートを3本お試しで吹かせてくれたのです。

何しろ、まだ買った訳ではないので緊張しながら手に取ってみました。触った感じは今のフルートと特に変わったところはありませんが、とにかくリングキーは初めてなので、特に緊張しました。

一番上は穴の空いていないカバードキーと呼ばれるタイプのH足部管で、真ん中は僕がネットで見つけたH足部管のリングキーのもの、そして一番下は、同じくリングキーのものですが、インラインキーと呼ばれるキーが1直線上に配置されたC足部管のものです。

僕は真っ先に真ん中のフルートを手に取って、恐る恐る吹いて見ました。初めてのリングキーだったのとH足部管なので、少し違いを感じましたが、吹いてみると実に良く鳴るフルートでした。試しに一番下の音を出して見ましたが、少し出し難さは感じたものの、なかなかいい感じでした。

そして次に一番上のものを試したのですが、こっちは今使っているカバードキーと言うこともあって呆気なく吹けた感じでした。

そして、一番下です。僕のフルートはオフセットキーと呼ばれる、キーが一直線になっていなくて一部のキーが少しオフセットされて配置されているものですが、このフルートはインラインキーでかつリングキーなのでしっかり穴を塞がないと音が素っ頓狂になってしまいます。案の定慣れない位置にキーがあるので、変な音をなん度も出してしまって、ちょっと落ち込みました。

そんなわけで、僅か30分ほどの試奏でしたが、何しろ買いもしないのに長々と吹いている訳にもいかず、丁重にお礼を言って帰ってきました。

とても良い経験をさせて貰って、とても感謝していますが、出来ればいつかこの真ん中のフルートを買えるようになると良いなと思っています。

何しろムラマツと言えばフルートの中ではブランドものと言って良い定評のあるメーカーなので、ちょっと憧れます。

帰りの電車の中ではずっと試奏したフルートの事ばかり考えていましたね。

そして帰宅後、今度は尺八を少し練習して、夜はフルートの練習をしたのですが、日中に別のフルートを吹いて帰ってきたせいか、僕の愛機は臍を曲げたのか、ちょっと上手く吹けず、しばらく練習して見たけれど、結局この日は早々に諦めて練習をやめてしまいました。

ごめんねyamaちゃん。yamaちゃんとは僕が名付けた愛機の愛称です。

尺八とフルートの練習記 32023-09-10 13:58:25

台風が関東地方に向かって来ると言うので身構えていたら、なんだか太平洋上で低気圧に変わってしまったようで、雨の降った金曜日の翌日の土曜日は平穏な曇り空で始まりました。

その土曜日の午前中は隔週のCarlosとのレッスンで、彼と少し台風の話をしました。熱帯低気圧をスペイン語でなんと言うのか調べておいて彼に伝えると、それは何だ?みたいな反応で、確かに南半球で台風はないのだろうし、知らないよなと思いました。結局「台風は無くなってしまった。」(desapareció)と言うことで彼は理解しました。

さてそんなCarlosとのレッスンの後は何も予定もなく、いつものように尺八を取り出して、ロ(ろ)吹きから始めました。フルートの場合は先生から音階を吹く練習を教えて貰っていつも始めはその音階吹きから始めますが、尺八の場合も同じように、ロの音(レの音)で音出しをします。

ドイツ人の先生に教わったことがあるのですが、このロ吹き、虚無僧の人でロの音だけをひたすら吹くと言う事をする人がいるのだそうです。宗教的な意味合いもあるようで、それを真似する訳ではないけれど、ロの音から音出しをすると何となく落ち着く感じがするのです。

そして、一通り尺八の練習を終え、夕食後にフルートの練習を始めました。

先ずは音階の練習から始めて、その後最初に吹いた曲は毎度お馴染みの「歌の翼による幻想曲」フルートでは割と有名なこの曲を練習代わりに吹きました。何しろ音楽会の課題曲だったので、もう何回吹いたかわからないほど練習していますが、毎回毎回反省することばかりです。

そのあとは、「アルルの女のメヌエット」これもまたフルートでは定番の曲ですが、1年前に比べるとずいぶんまともに吹けるようになってきました。

この2曲を吹いた後は、ちょっと簡単なポピュラー系の曲を吹いてみて、最後に昨夜は当面の目標にしている「ハンガリー田園幻想曲」にちょっと挑戦して見ました。10分くらい掛かる長い曲なので、最初のさわりの部分をお試しに吹いてみただけなのですが、ちょっと練習してみたら、意外にも結構吹けるかもなんて思ってしまいました。これは今後定期的に練習してみる価値があるかもです。

さて、新しいフルートを求めて遠路はるばる試奏に行ってから1週間が経ちました。

未だに気になっているのですが、ちょっとポチっと言う訳にも行かないので、暫くは気持ちだけ昂らせているつもりです。そして今のヤマちゃんを大事にしてあげようと思っています。ヤマちゃん、浮気すると拗ねちゃうのでね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 362023-09-14 14:51:24

毎日、毎日暑い日がまだ続いていますね。

ぴーすけ君は時々外に出かけなくてはいけないので、外出から戻ってくるとエアコンの効いた部屋で暫くの間ぼーっとしていることがありますが、そらちゃんもぴのこちゃんもそんなぴーすけ君を見て早速近くに寄って行って、肩に乗ったり、足元からぴーすけ君の膝の上に飛び乗ったりしています。

でも、暑くて汗をたっぷりかいて帰ってきたぴーすけ君は少しそんな二人を素っ気なく扱って、そらちゃんを追い返したりしています。気持ちは分かるけど、でも二人はきっとぴーすけ君と遊びたかったのだと思います。ちょっと可哀想ですよね。

さて、そんなぴーすけ君の扱いにも全くへこたれず、そらちゃんは今日も朝から部屋の中を飛び回って元気いっぱいでした。

カゴの扉を開けてあげるとすぐに出てきてまず部屋を何周か飛び回ります。そして、その部屋にぴーすけ君かお父さんがいると二人の肩にのって暫く休憩するのです。そらちゃんはほとんど人を噛んだりしないので、安心して肩に載せたままでいられます。でも、手を出したりすると飛んでいってしまいます。

爪を切ってないので、ちょっと爪が痛いのが困りものですが、何しろ可愛いので、ぴーすけ君もお父さんも我慢、我慢なのです。

そして、当のそらちゃんですが相変わらず自分の羽を抜いています。この写真だと胸の辺りの羽が抜けて、いわゆる鳥肌がのぞいていますが、左の翼の下もほとんど羽がありません。だから、翼を少し持ち上げると何とも悲惨になってしまった素肌が丸見えになってしまいます。

本人は全く元気ですが、周りの人はとても気になります。

ぴーすけ君は毎日のようにそらちゃんに「羽を抜かないでね!」と言い続けているのですが、馬の耳に念仏ならぬセキセイの耳に念仏状態なのです。

困ったそらちゃんです。

そういえば、ぴのこちゃんも一時期胸の辺りのモコモコとした毛をたくさん抜いた事がありましたが、最近はそれは無くなりました。そらちゃんとぴのこちゃんでは理由は違うと思いますが、とにかくそらちゃんの羽を抜いてしまうのだけは何とかしてやめさせたいのですけどね。

尺八とフルートの練習記 42023-09-17 16:10:44

敬老の日を含めて3連休の週末の、今日はその中日に当たる日曜日です。

明日の敬老の日は、今月になって初めての尺八のレッスンがある日で、今日はちょっと緊張しています。明日に備えて練習しなくちゃと言うプレッシャーからです。そして、午後になってからいつもの様に尺八を取り出して練習を始めました。

まずはロ(ろ)の音を出してその日の調子を見極めます。そして勝手に自分でやっているだけですが、音階を吹いて、さらに師匠に教わった古典的な尺八の音出しをやって、その後少し軽い曲を吹いて見ました。

割と簡単な曲ばかりですが、「遠くへ行きたい」とか、「この道」とかいった曲を吹いた後、ちょっと一息入れて、本題の曲の練習を始めました。

それがこの曲ですが、僕の習っているのは琴古流と言う流派なのですが、その琴古流の古典の曲らしいです。youtubeなんかでもこの曲を吹いているビデオが結構あります。そんな訳で、まずはそんなビデオを見て、曲を思い出してから、尺八を取って吹き始めて見ました。

初めて尺八を習った時のドイツの師匠は、こうした古典の曲を練習しようとは言いませんでしたので、今の師匠についてから、初めて古典の練習を始めました。この曲は2曲目の古典曲ですが、何しろ慣れない日本の古典で、楽譜を見ても初めのうちはほとんどどう読み取ったら良いのか分からずで、今も見よう見まねで吹いている状態です。

フルートで五線譜に慣れたところで、古典曲の楽譜を見たときには全く珍紛漢紛でした。ようやく少し慣れてきましたが、未だにところどころ自分でも自信がないまま吹いていると言う状況です。

そして、何とか見よう見まねで一回吹いてみて、所々少し分かったかななんて思い始めた所です。

明日は本番の練習なので、先ほども書いた様に緊張気味ですが、ギリギリまで練習して明日に臨もうかと思っています。

そして、もう一方のフルートですが、この週末毎日練習していますが、曲によっては少しは聴けるかなと思う反面、まだまだ辿々しい曲もあり、フルートはフルートで練習が欠かせません。

これまでこの2つの楽器を練習してきて、僕の個人的な感触では、尺八の方が少し難しいと感じます。尺八特有の技法があるからですが、首振りもその一つですね。

でもどっちもそれなりに楽しい楽器なので、これからも頑張って練習を続けようと思っています。がんばるぞ!

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 372023-09-24 17:09:29

この週末、お父さんとお母さんそしてぴーすけ君はちょっと小旅行に出かけました。そして、そらちゃん、ぴのこちゃんと他の二人はお留守番になりました。

これまで、そらちゃんもぴのこちゃんもお留守番をした事はあるのですが、

この羽衣ちゃんは初めてのお留守番になりました。そんな訳で、ぴーすけ君はもちろんですが、お父さんもお母さんもちょっぴり心配でした。初めてのお留守番をちゃんと過ごせるだろうか、かごから出してもらえない1日をじっと耐えてくれるだろうか、その事が気がかりだったのです。

本当は、部屋のどこかに監視用のカメラを取り付けて、ネットで時々見れると良いのですが、残念ながら今回はそんな準備も出来ず、気になりはしたものの、3人は出かけて行ったのです。

案の定、ぴーすけ君は時々二人に「そらちゃんはちゃんと羽衣ちゃんの事を気にかけてくれているかな」とか、「羽衣ちゃんはパニックを起こしていないかな」と聞いていましたが、それは二人にも分かるはずも無く、「きっと大丈夫」と答えるだけでした。

そして、3人は6時間もかけて目的地の温泉につきました。

何しろ昨日は秋分の日で祝日でしたから、車はかなり混雑していて、思いもかけずそんな長い時間がかかってしまったのです。

宿に着くと早速お風呂に入ってゆっくりすると、いつの間にかぴーすけ君は羽衣ちゃんの事を忘れてしまったみたいです。

その夜は3人でおいしいものを食べて、お風呂に入り、夜は早くに寝てしまいました。

ぴーすけ君はその日の夜に初めて食べた鴨のコンフィと言う料理が気に入ったみたいです。

ちょっと鳥さんを食べてしまうのは気が引けた様ですが、でもちょっと口にしたらすっかり「おいしいね」と言って満足した様子でした。

そして日曜日の今日、やっぱりお留守番をしている4人(羽)の事が気になってお父さんはどこにも立ち寄らず、頑張って車を運転して、3時頃に家に戻ってきました。

さて、家に着くや否や、ぴーすけ君は真っ直ぐにみんなの様子を見にいきました。そらちゃんは何事もなかったかの様にお喋りをしていましたし。羽衣ちゃんも元気に囀っていました。そして、ぴのこちゃん走って来て、ぴーすけ君の足元にすり寄っていました。

長兄のコザクラくんは背中を向けて何事もなかったかの様にしています。ちょっと一番お兄さんの風格がありますね。

たった1日でしたが、みんな元気でいてくれたので、本当によかったです。そして、ぴーすけくんも楽しんで帰って来て、大満足の旅行でした。