ぴーすけ君とお父さん2023-08-06 16:34:38

今日も朝からとても暑くなりましたが、今朝、ぴーすけ君はお父さんに連れられて図書館に行きました。

お父さんから誘われて、ついて行ったと言うのが正確かも知れませんが、とにかくお父さんが、
「ぴーすけ、ちょっと散歩に行こう!」と言うので、ぴーすけ君がついて行ったのです。

そして、ついた先は図書館でした。

実は、ぴーすけ君はこれまで図書館に来たことはありませんでしたが、本がたくさんあるので、実は結構嬉しかったようです。

お父さんは、ぴーすけ君が本が好きな女の子になって欲しいと言う思いで連れって行ったのです。

とにかく絵本でも良いから、本をたくさん読む子になって欲しいと思っているのです。

そして、どうやらそんなお父さんの期待通り、ぴーすけ君は割と本が好きなようです。

たまにはお父さんがぴーすけ君に本を読んで聞かせるなんて事もあって、そんな時は結構喜んでお父さんの読んでくれるお話に耳を傾けています。

今日は、お父さんと一緒に図書館に2時間くらいいて、それから帰りました。

お父さんがぴーすけ君に、
「ぴーすけはどんなお話が好き?」と聞くと。

「動物が出てくる話が好き。鳥さんが出てきたり、うさぎさんが出てきたりのお話が好き。」と答えました。

一度お父さんがぴーすけ君に因幡の白兎の話をしたことがあって、ぴーすけ君はその話が結構気に入ったみたいでした。

そして、お父さんはぴーすけ君に言いました。

「もう少し大きくなって字が読めるようになったら、もっといろんな本を読めるようにしようね。」

ぴーすけ君は「うん。」と即答しました。

「でもね、もしかしたら、そらちゃんとぴのこちゃんをモデルにした本が書けるかも知れないよね。」とお父さんが言いました。

そう言われるとぴーすけ君も、何だかイメージができたみたいで、ちょっと目を輝かせていました。そして、

「今頃二人はどうしているかなぁ?」と言うのです。

お父さんは、「そうだね。早く帰ろうか。」と言ってぴーすけ君の手を繋いで少し早足で家に帰って行きました。

もしかしたら、将来ぴーすけ君はそらちゃんとぴのこちゃんのお話を作っているかも知れませんね。果たしてどんなお話ができるでしょうね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 342023-08-13 16:46:12

お盆のお休みになりました。そのため、毎日お父さんもお家にいます。

ぴーすけ君は特別パパっ子と言う訳ではありませんが、普段家にいない人がいると何だか嬉しいみたいです。そして、そんなお父さんと一緒にお散歩したり、そらちゃんとぴのこちゃんと遊んだりして過ごしています。

そんなある日、お父さんは朝から緊張してソワソワしていました。

なぜかと言うと、その日はお父さんにとって生まれて初めての音楽の発表会だったからなのです。

いつもは、夜、家の雨戸を閉めてから出ないと練習しないお父さんなのですが、この日は午前中からフルートの練習を始めました。

お父さんがフルートを始めると、そらちゃん達は不思議と静かになります。別に聞いている訳ではなさそうなのですが、いつもおしゃべりなそらちゃんやはごろもせきせいいんこのつむじちゃんも不思議と何も話さず鳴かずになって大人しくしています。

そんな中、お父さんは必死の様でした。間違えると「ちっ!」と舌打ちをして、また始めから練習をしていました。そして、1時間くらい練習すると諦めたのか、フルートをしまって、出掛けて行きました。

この日は、ぴーすけ君も後からお母さんと一緒に、そのお父さんの発表会に行きました。

発表会の会場は、とても立派なホールでした。お父さんの順番が来る前に、たくさんの小学生、中学生がピアノを弾いたり、歌を歌っている子もいました。

ぴーすけ君は、そんな発表会に初めて行って、同年代の子達がピアノを弾いているのを見て、刺激をされたみたいです。

すぐにお母さんにおねだりを始めましたよ。

「ねえねえ、お母さん、私もピアノを弾いてみたいよ。」

するとお母さんは、「お父さんに相談しようね。」と答えました。

ぴーすけ君は「うん!」ともうまるで許しが出たかの様に喜んでいました。

さて、それから暫くするとお父さんがちょっと緊張した面持ちでフルートを片手に出て来ました。

かなり緊張しているのが見ていてわかりました。そして、演奏が始まると、時々つっかえながら演奏していました。

そして、演奏が終わるとペコリと頭を下げて舞台の袖から出て行きました。

きっと本人は沢山反省し、沢山悔やんでいると思います。

ぴーすけ君は心の中で頑張ってと叫んでいたのですが、果たしてお父さんに届いたかどうかはわかりません。

そして、ぴーすけ君とお母さんはお父さんに会いに、舞台裏から出てくるのを待ちました。

お父さんは、二人を見つけると開口一番に「全くダメだったよ。途中でやめたくなった。」と言っていました。

でも、ぴーすけ君はそんな事より。「ねえねえ、私もピアノを弾きたいよ。」と早速お父さんに言っていました。

お父さんはちょっと驚いたみたいでしたが、でもぴーすけ君にこう言ってくれたのです。

「それは良い事だね。でも、ピアノは簡単じゃないからね。やるのは良いけど、途中で嫌になったり、飽きちゃったりしたらダメなんだよ。」

すると、ぴーすけ君は、「大丈夫だよ。頑張るもん。」と答えたのです。

どうやら、ぴーすけ君がピアノを始めるのは決まりそうですね。

そしたら、そらちゃんとぴのこちゃんに聞かせてあげられるかな?お家にピアノはないから、ちょっと大変ですね。

でも、よかったね。ぴーすけ君!

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 352023-08-20 16:07:31

毎日、毎日本当に暑い日が続いています。

それでもぴーすけ君は元気です。エアコンの効いた部屋で過ごすことが多いですが、時々近くの公園に行って、遊んでくる様です。そこに行くとお友達がいるからだと思いますが、子ども達は暑くても元気ですね。

ただ、熱中症は危険なので、なるべくお日様の出ている日中は行かないように、お母さんから注意されています。

なので、日中はお家の中でそらちゃんと遊んだり、ぴのこちゃんと遊んだりして過ごしています。



今日も、そらちゃんと遊んでいましたが、そらちゃんは今日は珍しくすぐにカゴの中に入って行ってしまいました。暫く様子を見ていましたが、カゴの外に出る気配がなかったので、代わりに同じセキセイインコのつむちゃんをカゴの外に出してあげると、つむちゃんはすぐにそらちゃんのいるカゴの上に乗って、そらちゃんを見ながら何か言いたそうにしていました。

このつむちゃんは未だ生まれて半年ちょっとなので、大人のセキセイインコと言って良いのかよく分かりませんが、家にやってきた時は、翼の羽がカットされていて、あまりうまく飛べませんでしたが、今はもう普通に飛べるようになりました。だから、カゴから出してもらうとすぐにそらちゃんにちょっかいを出しに行くのです。

そうして、暫く二人はお互いを牽制しているのか、それとも二人とも相手に関心があるのか、ずっとこうしてカゴ越しに見つめ合っています。

どうやら特につむちゃんの方がそらちゃんを気にしている様です。

ぴーすけ君はそんな二人を見るとすぐに二人を引き離しにかかります。つむちゃんに手を伸ばして、そらちゃんの近くから離れるようにするのですが、つむちゃんもなかなかしつこくて、何度も何度もそらちゃんのカゴの上に行ってはそらちゃんを見ているのです。

ぴーすけ君も負けてはいません。つむちゃんが戻って来ると、また手を伸ばしてつむちゃんをそこから追い出します。

そんなやりとりを何回か繰り返すと、先に根を上げるのはつむちゃんです。

バタバタとお部屋の中を飛び回っては、そらちゃんのカゴの上に止まり、また追い出されては、また戻って来るの繰り返しをしていると、かなり疲れるみたいなんですね。

そして、最後はぴーすけ君に捕まえられて、自分のカゴの中に帰されてしまうのです。

そんなやりとりとは関係なく大人しく部屋の隅っこで横になっているのはぴのこちゃんで、ぴのこちゃんだけはいつもマイペース。気が向くと藁を咥えてむしゃむしゃしたり、気が向くと部屋の中を走り回ってみたり、そして疲れるとまた部屋の片隅にゴロリと横になっています。

でも、ぴのこちゃんはお父さんが帰ってくると慌ててお父さんを迎えに玄関口まで走って行くのです。どうしてなのかは分かりませんが、誰かが帰宅すると、お父さんに限らず玄関まで駆けていくと言う習慣があります。だから可愛がられているのですね。

最近お父さんは仕事が忙しいのか、よく会社に出かけるようになりました。家に戻ってくると、「暑い!暑い!」と言って暫くエアコンの近くから離れません。

そんなお父さんを見ながら、ぴーすけ君は寝る支度をして、「おやすみなさい」をして自分のベッドに潜り込みます。同じように、そらちゃんのカゴにもカバーを掛けてそらちゃんも「おやすみなさい」ぴのこちゃんもゴロリと横になります。

でも、一番遅くまで起きているのはそらちゃんの様です。いつもカゴの中から訳のわからない事を呟いています。そして、それと合わせてつむちゃんも大きな声で鳴いています。

ただ、一番うるさいのはつむちゃんかも知れません。

つむちゃんがそらちゃんみたいに言葉を覚え、おしゃべりできたらきっと楽しくなりますね。

遠くへ行きたい2023-08-26 16:59:44

8月も残すところあと1週間余りになりました。例年だったらそろそろ秋めいて来て、秋の虫の声が聞こえて来そうな時期ですが、今年は猛暑が続いています。

そんな中、この8月は仕事が割と忙しく、ほぼ毎日勤務先に通っていますが、ちょっとこの暑さには参りますね。家から最寄りの駅まで歩くだけで、汗がじっとりと身体中に滲んで来て、とても不快だし、暑さがなかなか落ち着かないし、冷房の効いた電車の中にいても暫くの間は暑さがひかず、東京駅に着く頃やっと落ち着くのですが、そのまま乗っていることも出来ずに、さらに先へと向かいます。

そんな通勤時に東京駅のホームから隣に停まっている新幹線が見えました。

この新幹線はどこにいく新幹線でしょうか?長野や金沢とかに行く車両でしょうか?もう何年も新幹線に乗って旅行に行くなんて事をしていないので、よく分かりませんが、見ていたらとても旅愁を感じました。

このまま通勤電車に乗って仕事に行くより、このまま新幹線に乗って、ちょっと遠くに行ってみたいですと思いました。

そう言えば、旅行自体ももう1年以上出ていません。去年は一度だけ福島方面に行くチャンスがあったのですが、今年はどこにも出られず、毎日家で仕事をするか、仕事場に出かけるか、週末でもちょっと車に乗って出かけることはあっても、一度那須方面に行ったのみでそれ以外にどこかに出かけることもなく、じっと辛抱しています。

この新幹線の車両を見ていたら、ふと函館に行ってみたくなりました。

もちろん新幹線でです。

北海道にはもう何年行ってないでしょうか。6〜7年前に一度仕事で札幌に行きましたが、日帰りでした。こう暑いと北海道はいいだろうなと思うのですが、どうやら今年は北海道も暑い様ですね。

とは言え、函館に行って美味しい海鮮でも食べて帰ってくる、そんな短い旅行でもいいから、ちょっと行ってみたくなりました。

尺八の練習をしていて、時々吹いている曲に「遠くへ行きたい」と言う曲があるのですが、新幹線の車両を見ながらそんな曲も思い出しました。

その日、家に戻ってからYouTubeで懐かしいジェリー藤尾が歌うこの曲を聴いたら、さらに旅愁が掻き立てられ、いつかきっと函館に行こうと心に決めました。出来れば来年にも。

そらちゃん、コザクラちゃんと羽衣ちゃんに尺八の遠くへ行きたいを吹いて聴かせましたが、彼らは全く反応しませんでしたけどね。

ところで、彼らは僕が練習で吹いているフルートや尺八の音をどんな風に聞いているのか、とても興味がありますが、嫌がっている風はないので、きっと楽しんでくれていると思うことにしています。

何しろ小鳥はとっても歌が好き、母さん呼ぶのも歌で呼ぶって歌がありますからね。そして、フルートの音は割と小鳥の鳴き声に近いのか、鳥の声を感じさせるフルートの曲もありましたよね。

尺八とフルートの練習記2023-08-31 18:09:51

今日で8月も終わりですね。月日が経つのは本当に早いですね。

ふと気づくと、もうすぐ尺八を吹き始めて3年になります。そして、この尺八との出会いが僕の人生を大きく変えたなと最近思っています。

そんな訳で、今後は「ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん」の架空のシリーズとは別に、僕の楽器練習の道のりについてちょっと書き綴ってみたくなりました。

ほぼ3年ほど前の今頃だったと思いますが、コロナ禍で在宅勤務をするようになり、運動不足解消のために家の周囲を歩き始めて、ふと見つけた看板が「尺八教室」の看板でした。

それまで、尺八なんて全く考えたことはなかったのに、なぜかその時は不思議と興味が湧いて、家に戻ってからその教室にメールを送ってみたのです。そして、お試しで1回見学に行くことになりました。

先生はドイツの方で、日本で生活してもう長かった様ですが、日本語も堪能でお試し用にプラスチックの水道管の様な尺八もどきを貸してくれました。そして、言われた通りに試し吹きをしてみたのです。

もちろん、簡単には音は出なかったのですが、とにかくそのプラ管をお借りして、自宅に帰り音が出るまで試してみました。

そして、何回か試しているうちになんとなく音出しに成功したので、これも先生に紹介されたプラスチック製の尺八をネットで購入したのです。

届いたプラスチックの尺八は、一見すると竹製の様な模様まで入った真面目な尺八でした。そして、それを持って翌週また先生の元を訪れ、こうして尺八のレッスンが始まったと言う訳です。

一緒に買った教本を元に月に2回くらいの頻度で、毎回1時間ほどのレッスンを始め、メリーさんの羊から始まって、色々な練習曲やら割と有名な曲を吹き、少しずつ上達していくことが出来たのです。

よく、「首振り3年」と言われますが、首振りまではなかなか到達していませんが、最近では尺八特有のブワーという様な音も出せるまでになりました。

ところが、昨年の初秋の頃です。ドイツ人の先生がオーストリアに行ってしまうことになり、師匠をなくしてしまったのです。せっかく始めた尺八、安いプラスチックの尺八とは言え、そのまま辞めてしまうのも勿体なく、師匠が紹介してくれた日本人の先生にメールを送ってみました。

すると、一度来てみてくださいと言うので、早速行ってみて、またレッスンが再開したと言う訳です。

その時には、もう一本本物の竹製の尺八を手に入れていました。実は竹製のものを吹いてみたくなって、これもたまたま見つけた尺八工房にメールして、試しに送って貰った2本の尺八のうちの1本でした。

今はもっぱらこの竹製の尺八を吹いて練習しています。

新しい先生からは琴古流の古典曲の練習をする様に指示され、毎回先生の教室に伺うとその古典曲を吹いています。

聞き慣れない日本の古典の曲で、なかなか難しいのですが、なんとか続けています。

さて、ここでもう一つの楽器、フルートのことについても触れてみたいと思います。

尺八を吹き始めていたら、ある時、確か2年ほど前ですが、昔昔高校生の頃に一人で練習していたフルートの事を思い出したのです。もう半世紀近く昔の話です。

そして、ある日ふとフルートを吹いてみたくなったのでした。

部屋の片隅で埃を被って眠っていた古いフルートを取り出して、試しに拭いてみましたが、音は出なくなっていました。そこで、フルートを修理・調整してもらえる業者さんをネットで探し出し、そこにオーバーホールを依頼して、僕のフルートとの再会が始まったと言う訳です。

フルートも昨年から先生についてレッスンを受けていて、こっちはこっちで結構ハマっています。

いつの間にか中古のちょっと良い楽器を手にいれ、今はそれを吹いています。

尺八とフルート。どちらも吹く楽器ですが、片や横笛、片や縦笛で微妙に違いますが、それぞれ特徴のある音が出るので、これがなかなか楽しいのですね。

ちょっとこの二つの楽器の練習過程について、これからここに綴っていきたいと思います。