ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 34 ― 2023-08-13 16:46:12
お盆のお休みになりました。そのため、毎日お父さんもお家にいます。
ぴーすけ君は特別パパっ子と言う訳ではありませんが、普段家にいない人がいると何だか嬉しいみたいです。そして、そんなお父さんと一緒にお散歩したり、そらちゃんとぴのこちゃんと遊んだりして過ごしています。
そんなある日、お父さんは朝から緊張してソワソワしていました。
なぜかと言うと、その日はお父さんにとって生まれて初めての音楽の発表会だったからなのです。
いつもは、夜、家の雨戸を閉めてから出ないと練習しないお父さんなのですが、この日は午前中からフルートの練習を始めました。
お父さんがフルートを始めると、そらちゃん達は不思議と静かになります。別に聞いている訳ではなさそうなのですが、いつもおしゃべりなそらちゃんやはごろもせきせいいんこのつむじちゃんも不思議と何も話さず鳴かずになって大人しくしています。
そんな中、お父さんは必死の様でした。間違えると「ちっ!」と舌打ちをして、また始めから練習をしていました。そして、1時間くらい練習すると諦めたのか、フルートをしまって、出掛けて行きました。
この日は、ぴーすけ君も後からお母さんと一緒に、そのお父さんの発表会に行きました。
発表会の会場は、とても立派なホールでした。お父さんの順番が来る前に、たくさんの小学生、中学生がピアノを弾いたり、歌を歌っている子もいました。
ぴーすけ君は、そんな発表会に初めて行って、同年代の子達がピアノを弾いているのを見て、刺激をされたみたいです。
すぐにお母さんにおねだりを始めましたよ。
「ねえねえ、お母さん、私もピアノを弾いてみたいよ。」
するとお母さんは、「お父さんに相談しようね。」と答えました。
ぴーすけ君は「うん!」ともうまるで許しが出たかの様に喜んでいました。
さて、それから暫くするとお父さんがちょっと緊張した面持ちでフルートを片手に出て来ました。
かなり緊張しているのが見ていてわかりました。そして、演奏が始まると、時々つっかえながら演奏していました。
そして、演奏が終わるとペコリと頭を下げて舞台の袖から出て行きました。
きっと本人は沢山反省し、沢山悔やんでいると思います。
ぴーすけ君は心の中で頑張ってと叫んでいたのですが、果たしてお父さんに届いたかどうかはわかりません。
そして、ぴーすけ君とお母さんはお父さんに会いに、舞台裏から出てくるのを待ちました。
お父さんは、二人を見つけると開口一番に「全くダメだったよ。途中でやめたくなった。」と言っていました。
でも、ぴーすけ君はそんな事より。「ねえねえ、私もピアノを弾きたいよ。」と早速お父さんに言っていました。
お父さんはちょっと驚いたみたいでしたが、でもぴーすけ君にこう言ってくれたのです。
「それは良い事だね。でも、ピアノは簡単じゃないからね。やるのは良いけど、途中で嫌になったり、飽きちゃったりしたらダメなんだよ。」
すると、ぴーすけ君は、「大丈夫だよ。頑張るもん。」と答えたのです。
どうやら、ぴーすけ君がピアノを始めるのは決まりそうですね。
そしたら、そらちゃんとぴのこちゃんに聞かせてあげられるかな?お家にピアノはないから、ちょっと大変ですね。
でも、よかったね。ぴーすけ君!
ぴーすけ君は特別パパっ子と言う訳ではありませんが、普段家にいない人がいると何だか嬉しいみたいです。そして、そんなお父さんと一緒にお散歩したり、そらちゃんとぴのこちゃんと遊んだりして過ごしています。
そんなある日、お父さんは朝から緊張してソワソワしていました。
なぜかと言うと、その日はお父さんにとって生まれて初めての音楽の発表会だったからなのです。
いつもは、夜、家の雨戸を閉めてから出ないと練習しないお父さんなのですが、この日は午前中からフルートの練習を始めました。
お父さんがフルートを始めると、そらちゃん達は不思議と静かになります。別に聞いている訳ではなさそうなのですが、いつもおしゃべりなそらちゃんやはごろもせきせいいんこのつむじちゃんも不思議と何も話さず鳴かずになって大人しくしています。
そんな中、お父さんは必死の様でした。間違えると「ちっ!」と舌打ちをして、また始めから練習をしていました。そして、1時間くらい練習すると諦めたのか、フルートをしまって、出掛けて行きました。
この日は、ぴーすけ君も後からお母さんと一緒に、そのお父さんの発表会に行きました。
発表会の会場は、とても立派なホールでした。お父さんの順番が来る前に、たくさんの小学生、中学生がピアノを弾いたり、歌を歌っている子もいました。
ぴーすけ君は、そんな発表会に初めて行って、同年代の子達がピアノを弾いているのを見て、刺激をされたみたいです。
すぐにお母さんにおねだりを始めましたよ。
「ねえねえ、お母さん、私もピアノを弾いてみたいよ。」
するとお母さんは、「お父さんに相談しようね。」と答えました。
ぴーすけ君は「うん!」ともうまるで許しが出たかの様に喜んでいました。
さて、それから暫くするとお父さんがちょっと緊張した面持ちでフルートを片手に出て来ました。
かなり緊張しているのが見ていてわかりました。そして、演奏が始まると、時々つっかえながら演奏していました。
そして、演奏が終わるとペコリと頭を下げて舞台の袖から出て行きました。
きっと本人は沢山反省し、沢山悔やんでいると思います。
ぴーすけ君は心の中で頑張ってと叫んでいたのですが、果たしてお父さんに届いたかどうかはわかりません。
そして、ぴーすけ君とお母さんはお父さんに会いに、舞台裏から出てくるのを待ちました。
お父さんは、二人を見つけると開口一番に「全くダメだったよ。途中でやめたくなった。」と言っていました。
でも、ぴーすけ君はそんな事より。「ねえねえ、私もピアノを弾きたいよ。」と早速お父さんに言っていました。
お父さんはちょっと驚いたみたいでしたが、でもぴーすけ君にこう言ってくれたのです。
「それは良い事だね。でも、ピアノは簡単じゃないからね。やるのは良いけど、途中で嫌になったり、飽きちゃったりしたらダメなんだよ。」
すると、ぴーすけ君は、「大丈夫だよ。頑張るもん。」と答えたのです。
どうやら、ぴーすけ君がピアノを始めるのは決まりそうですね。
そしたら、そらちゃんとぴのこちゃんに聞かせてあげられるかな?お家にピアノはないから、ちょっと大変ですね。
でも、よかったね。ぴーすけ君!
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://gammo-kun.asablo.jp/blog/2023/08/13/9609540/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。