尺八のレッスンに行きました2023-11-26 15:55:32

土曜日の午後、結構冬らしいと言うか、冬めいて寒くなって来ていましたが、約1ヶ月半ぶりに尺八のレッスンがあって、出かけて来ました。

この1ヶ月半の間は、ひたすら一人でこれまで吹いた事のある曲やらを練習してきていたのですが、一番肝心な前回のレッスンから始めた新しい課題曲が練習出来ていませんでした。

それは、この雲井獅子と言う名の曲なのですが、何しろ5線譜と違って譜面に書かれていない様々な尺八の技法を使うので、この譜面を見ただけではなかなか曲が把握出来ないのです。単に僕がまだ尺八の譜面をちゃんと読めないと言うだけの事かも知れませんが、とにかく肝腎要のこの曲だけは結局ほとんど復習も予習もできずにレッスンに臨みました。

当然結果はまた初めからやり直しと言うことで、師匠の吹く音を追ったり、説明を聞いたりしながらレッスンは進みました。そして、手書きでこの譜面に師匠から聞いた技法にまつわる部分を書き込んで、今日はその復習をしたのですが、やはりどうも習った様に吹けません。

この曲はなかなか手こずりそうだなと感じています。

さて、そんな訳で、レッスンでは1時間のうち45分程をこの曲の練習で使ったのですが、残りの15分位は別の曲の練習と言うか試奏をしました。

それがこのトロイメライです。師匠から普段一人で練習している曲を吹いてみてくれと言われて、いくつかの曲の中からこの曲を選んで吹いたのです。

この日は何だか久しぶりのレッスンだったせいかちょっと緊張気味で、家で練習している様には吹けなかったのですが、師匠が同じこの曲を吹くと明らかに僕の演奏と違って、すごく音楽らしいと言うか、さすがプロの演奏と思えるものでした。

ちなみに、この曲のお手本として僕が聞いているのは、このビデオの演奏なのです。

https://youtu.be/MxNnWTPgbfo?si=YzXgmpfj4oDvylNd

クラシックの作曲家のシューマンが作曲した曲ですが、尺八で吹いてもなかなかだなと思います。

せめてこのレベルに少しでも近づけるようにと思って練習していますが、やはり師匠の演奏を生で聞いたら、まだまだ道のりは長いなと感じました。

ところで、師匠はこの曲を尺八で演奏することは想定していなかった様で、ちょっと驚いていました。でも、練習にもまた実際に演奏するにも良いと思われた様です。

琴古流の本曲の練習をしつつも、時々こうした割とポピュラーな曲を練習して、また尺八の別の側面を感じるのも良いもんだなと思います。

元々はシューマンの子供の情景と言うピアノ曲の中の1曲ですが、この曲はフルートでも吹けるので、僕は尺八とフルートで楽しんでいます。

ただ、今回のレッスンで、尺八の指使いとフルートの指使いがかなり違うので、雲井獅子の演奏では尺八特有の指使いに苦労しています。これが克服出来ると良いのですが、ちょっと時間がかかりそうです。
そして、俗に言われる首振り3年の首振りですが、今回のレッスンでも試しましたが、どうもギクシャクしてしまって上手くいきません。これもマスターするにはもう少し時間がかかりそうな感じです。

もちろん首振りもフルートにはありませんから、フルートには役立ちませんけど、でも尺八独特の音を出すためにはやはり首振りをマスターするのは必須ですね。

まだまだ先は長いなと言うことを実感した尺八レッスンでした。