Ganmoくんの思い出話

最近僕がiPodで聴く音楽はほとんどがクラシックになってしまいました。 いろいろ好きな音楽のジャンルを探しまわって来た気がしますが、もともとポップスとか呼ばれる音楽は好きではないし、ロック系も僕にはただうるさいばかりの音楽だったし。これと言った音楽がなかったのです。

結局落ち着いているのは学生の頃から好きだったクラシックなのです。 満員の通勤電車の中で、色々な雑音が聞こえてくる中、こういう音楽を聴くのは難しいと思っていたので、実は敬遠していたんですが、最近のイヤホンの進歩のせいなのか、周囲の騒音を気にせずに音に集中しやすくなって来た様に思います。 もちろんあんまり集中し過ぎも行けないのでありますが、それはそれとして、結構行けている様に思うんですよね、最近の音楽を取り巻く環境って。

で、先日満員の電車の中でブルックナーを聴いていた時の事、その音の洪水に僕は思わず夢中になっていて、「あー、もうこれで人生おしまいになってもいいなぁ」と思わず思ってしまいました。なんだかあんな環境でも僕には瞬間的な至福の時だったのです。

それ以来、マーラーを聴いていても、シューベルトを聴いていても、「あー、もうこれでいいや」と言う状態が続いています。

もしかして、僕にもそろそろお迎えが来る時期なのだろうかとふと思ったりして。 それは決して僕の望みではないけれど、