ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 112023-03-19 14:50:27

今日は朝から晴れて良い天気になりました。昨日雨だったので、まだ外は濡れていますが、青空が気持ちの良い朝でした。

あんまり気持ちが良いので、ちょっとぴーすけ君はそらちゃんを連れて近所の公園に行ってみました。

ちょっと寒かったけれど、でも、ぴーすけ君は元気に出かけて行きました。

すると公園にはもう桜が咲いていました。この公園以外の他の場所ではまだ桜は咲いていないので、ちょっと不思議です。もしかしたらソメイヨシノじゃないのかな?

最もぴーすけ君は桜の種類なんか何だか知りません。桜が咲いていて、喜んでいます。

そして、そらちゃんも元気です。盛んに「何?そらちゃん」と言ってこの花のことを気にしている様にも見えました。

ちょっとそらちゃんには寒かったかも知れませんが、朝の散歩は気持ちよかったですね。

そして、何よりもそらちゃんの病気、片想いの病気が治る様にと、気分転換に公園に行ったのです。ぴーすけ君もそれをとても気にしています。

だから、最近ぴーすけ君はそらちゃんのことを特に気にしてるのです。

さて、ちょっと寒かったので、桜の花を見て、すぐにお家に帰りました。

そらちゃんは、お家に帰るとすぐに鳥籠を開けてもらって、外に出て飛び回っています。

ただ、ちょっと気になるのは、すぐにコザクラインコのポポちゃんのところに行ってしまう事です。

ぴーすけ君がそらちゃんに「ポポちゃんの所に行かないの!」と言って怒っていました。

でもそらちゃんはそんなぴーすけ君の心配もどこ吹く風です。

そらちゃん、ちょっとみんなが心配している事を知ってくださいね。そして、心の病気を治して、羽毛を抜くのをやめてね!

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 122023-03-22 15:16:58

ある暖かい午後でした。そらちゃんはいつもよく日があたる窓際にカゴを置いて、その中でうるさい様におしゃべりをしていました。

ちょっと暖かいので、ぴーすけ君はウトウトとお昼寝モードになっていたのですが、すると突然、そらちゃんがけたたましく騒ぎ始めました。

びっくりして、ぴーすけ君も目をさましたのですが、すると窓の外から一匹の猫がそらちゃんをジーっと見つめていました。

近所にいる野良猫さんでした。

そらちゃんは今まで猫に出会った事がなかったので本能的にビックリしたのでしょう。そして何らかの恐怖の様なものを感じたのかも知れません。

一方の野良猫さんは、何かおしゃべりと言うか、鳥の鳴き声と言うか、そんなものを耳にして、もしかして餌になるものがいるのかと思ってやって来たのかも知れません。

すると案の定、窓の内側に小さな青い鳥を見つけたと言う事だったのでしょう。そして、ジーっとその鳥を見つめて、隙を窺っていたのかも知れません。

暖かかったので、窓は開いていましたが、網戸になっていました。もしもその猫が突撃して来ても、網戸にぶつかって、窓の下に落ちる所だったのですが、そらちゃんからしたら、何だか天敵と思われる猫に狙われている恐怖を感じたのだと思います。

そらちゃんが大騒ぎしたおかげで、ぴーすけ君が気がつき、その野良猫を追い払いました。

流石の野良猫も子供とは言え、人間から手を出されたら危ないと本能的に知っているのだと思います。まして、野良猫さん達は人間にとても警戒心を持っています。

そらちゃんは、得意の「びっくりした」を叫ぶことも出来ず、ただ大騒ぎをしただけでしたが、良かったですね、何もなくて。

それから暫くして、そらちゃんはやっと落ち着いたのか、「そらちゃん、びっくりした」を連発していましたよ。

そして、「何?そらちゃん。」、「何?そらちゃん」と何度も言っていました。

ところで、一方の野良猫さんはどうしたでしょう?ぴーすけ君に脅されて、一目散に庭を走って逃げて行きましたが、野良猫さん達は一体どうやって生きているのでしょうね?食べ物はどうしているのでしょう?

数日後、その野良猫さんが道路を歩いて行きました。

可哀想に、野良猫さん達もこの世に生まれて一生懸命に生きているんですね。たまたま野良に生まれてしまって、苦労しているだけですが、ぴーすけ君にそんな野良猫の生活が理解できると良いのですけど。

でも、実はぴーすけ君は大の猫好きでもあるのです。だからきっと猫の気持ちも分かっているのかも知れませんね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 132023-03-25 14:12:49

今日も朝から雨が降っています。外は桜が咲いて、春が来たばかりだと言うのに、この雨で桜の花が散ってしまうのではないかと、気がかりでなりませんね。

ぴーすけ君も実はそんな中の一人です。晴れたら桜の花を見に行きたいと言っていますが、果たして晴れるのはいつになるでしょうね。

実は、ぴーすけ君は晴れたらそらちゃんとぴのこちゃんを連れて外に遊びに行きたいと思っているのです。だから、晴れる日を心待ちにしているのですが、ここ数日お天気が良くないし、どうやら明日もあまりお天気は良くないみたいです。



そらちゃんはそらちゃんで、家の中を飛び回っていますが、ぴーすけ君と同じように外に行ってみたいと思っている様です。

もしかして、お外に出られたら、今抱えているストレスから解放されて、羽を抜いてしまう悪い習慣がなくなるでしょうか?できればそうなって欲しいと思いますね。そして、綺麗に羽が生え揃ったそらちゃんをもう一度見てみたいですね。

一方、ぴのこちゃんは、あまり外に出たいと思っていないみたいです。今日もごろ寝をして、何だかのんびりムード。それよりも、ぴのこちゃんは首の周りの毛がもっこりして来て、何だかとても暖かそうです。まるでマフラーをしているみたいに見えます。そして、そのマフラーで暖かいからでしょうか、ずっとごろ寝ばかりしているんです。ぴのこちゃんこそもしかしてお外に出て少し運動した方が良いのかも知れませんね。

最近、ぴーすけ君のお父さんは毎日お家にいて、お家で仕事をしています。そして、みんながのんびりとしていると、突然大きな笛の音を出して、笛の練習を始めます。

みんなはその音を聞くとびっくりします。何しろ静かだった所にいきなり大きな音がするのですからね。

でも、お父さんは全然気にしていない見たいです。それどころか、お父さんの笛の音を聞いて、みんながリラックスしていると思っているみたいなのです。

お父さんが吹いている笛は、尺八とフルートです。本人は一生懸命練習していて、周りのことは気にしていない様です。だから、せっかくぴーすけ君がお昼寝をしていても、ぴのこちゃんが、ベッタリと床に寝そべって寝ていても、気にせずにピーピーと音をさせています。

その音がすると、みんなは目を覚ましますが、どうやら決して音楽を楽しんでいるとは限らない様ですが、お父さんは必ず曲を吹き終わるとみんなに「良かっただろ」と聞くのです。

果たして、みんなはそんなお父さんの吹く曲を楽しんでいるのでしょうかね?

今日も、やっぱり始まりましたよ。きっとこれから1時間は笛を吹き続けるのでしょうね。一度ぴーすけ君に感想を聞いてみたいですね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 142023-03-29 16:19:58

今日は雨がやみましたが、外は曇り空で、何だかいつ雨が降るかも分かりません。ぴーすけ君が楽しみにしているお外で遊ぶ日はいつになったらやって来るんでしょうか。

午後になって少し晴れたのですが、またお日様は雲の中に隠れてしまいました。

もうそろそろ桜の花も散ってしまうのではないかと、ちょっと心配しています。

さて、そらちゃんですが、少し禿げていて皮膚が見えていたところから、パイプの様な細い管みたいな羽が生えて来ました。

お医者さんから言われたのは、羽が生えてくると、痛いのだそうです。だからせっかく羽が生えてきても、また抜いてしまうのだそうです。困ったちゃんですが、ぴーすけ君がそらちゃんに「羽抜かないでね。良い子だから、羽を抜かないでね」と言い聞かせています。

その効果は少しはあるのか、抜かずに残った羽があります。そのまま綺麗に生えてくれると良いですね。

そのそらちゃんは、朝から元気にお部屋の中を飛び回っていました。

時々「そらちゃん、こんにちは」とか「この景色は」とか「びっくりした」とか言っていますが、元気な証拠ですね。そして部屋の中をバタバタと飛び回っているのです。

だから、やっぱり「羽抜かないでね」って言い聞かせていますが、どこまで分かっているでしょうね。多分何も分かっていないかな。

実はそらちゃんに新しい仲間が増えました。同じセキセイインコのつむじちゃんと言います。

つむじちゃんは2月に生まれたばかりで、まだ人間で言う離乳食みたいなものを食べています。でも、そらちゃんは興味津々で、時々つむじちゃんのカゴの前に止まって、じーっとつむじちゃんを眺めています。まだ男の子か女の子か分かりませんが、もしも女の子だったらそらちゃん大騒ぎになりそうですね。

ますますぴーすけ君ファミリーが賑やかになりました。

外は天気がイマイチだけど、それでも外を歩いていると、色々な花が咲いています。

ぴーすけ君は花より団子の女の子だけど、きっと外で遊びたいでしょうね。できれば、そらちゃんとぴのこちゃんを連れて。そして、間違いなく、ぴのこちゃんはお花が大好きです。もしかしたら、食べちゃうかも知れませんけど。

ぴーすけ君、きっと心の中で「明日天気になーれ」と思っているかも知れません。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん2023-03-31 13:35:43

ぴーすけ君は最近悲しい出来事を経験しました。

そらちゃん、ぴのこちゃんとそしてぽぽちゃんの他に、もうひとりいたわさびちゃんがお星様になってしまったのです。

1月はじめの事でした。

その日、ぴーすけ君はお母さんと一緒に、わさびちゃんを鳥さん専門のお医者様に診てもらう為に病院に行きました。

わさびちゃんが何故だか足を引き摺っていたのです。てっきり足を怪我してしまったのかと思っていました。それで病院に行ったのですが、お医者様に「この子は癌におかされていますよ。それも悪性の癌で、いつ亡くなっても不思議じゃない状態です。」と言われました。

ぴーすけ君にはでもその意味がよく分からなかったと思います。

わさびちゃんを連れてお家に帰ってから、お母さんに言われました。

「わさびちゃんは、とても重い病気にかかってしまったの。だから死んでしまうかも知れない。」

それでも、ぴーすけ君は死ぬと言う意味がよく分からなかったのだと思います。

その日の夜遅く、わさびちゃんは天に召されてしまいました。

朝起きて、ぴーすけ君は動かなくなってしまったわさびちゃんと出会いました。

ぴーすけ君は泣きました。そして、死ぬと言うことの意味を初めて知りました。

それまで、お母さんに怒られたり、思うように行かなくて涙を流した事はたくさんありましたが、悲しくて泣くという経験を初めてしたのです。

ぴーすけ君が、人の心の痛みを知り、人に優しい人になることを願いたいですね。でも、きっとこの経験で、優しい子になる事でしょう。

それから、2ヶ月ほどして、ぴーすけ君のところにやってきたのがこの子です。

羽衣ちゃんの「つむじちゃん」です。頭につむじがあるので、こんな名前をお母さんがつけました。でも普段「つむちゃん」と呼んでいます。

まだ赤ちゃんと言うか人間だと幼児なので、ほとんどぴーすけ君と同じですね。