Ganmoくんの思い出話

夕方４時過ぎです。今日は既に３回ブログに記入をしてしまっています。それだけ暇なんです。

少しは涼しくなっただろうと思い、少し外に出てみることにしました。

だからと言って特別当てがあるわけではありません。歩いて行かれるところなんて本当に限られているのですから。

とりあえず、例のウサギたちは夕方の日向ぼっこに出てきているかなと思い、自転車道に出てみました。 出たとたんに、脇の茂みががさがさとして、ウサギがいっぺんに飛び出しました。

暇なおじさんに付き合ってはくれないようです。仕方がないから通り過ぎようとしたら、１羽じっとこっちを見ているウサギがいます。

とっても小さくてやせていました。たぶん生まれてそれほど日にちが経っていない子ウサギなんだろうと思います。まだ危険かどうかが分からないので、じっと見ているのかも知れません。僕との距離は約２メートルです。せっかく見てくれているので、こちらもじっと彼（彼女？）を見詰めていました。向こうも目を僕から離しません。時々横顔を向ける程度でほとんど動きません。そこで、少しずつ距離を縮めてみました。５センチ、１０センチ、でもその位が限界みたいです。さっと茂みのなかに隠れていきました。

遊び相手を無くした僕は、仕方なく自転車道を昨日のようにAltonに向かって歩いて行きました。右手には病院の大きな建物が見えますが、左手にはまったく何もなく、鉄塔が立っているだけです。僕が歩いて行くとまた何羽かのウサギ達が走り去って行きました。

時々道の脇の茂みからかさかさと言う音がします。どうやらいるのはトカゲのようです。小さなまるでガラパゴスのトカゲみたいな過激な顔をしたトカゲがいます。ところが、こいつは顔に似合わず臆病のようで、さっと僕から逃げて行きました。

でもこのあたりの茂みはなんとなくガラガラヘビでも出てきそうで、なんかいやな感じがします。茂みには入らないように気をつけないと。

Altonまで約７００～８００メートル歩いて、その先はまた病院関係の建物があるだけなので、そこからもう一度ウサギ達のほうに戻っていきました。

遠くからでもウサギが時折自転車道を横切って走っているのが見えています。なかなか忙しいのかな、なんて余計なことを考えたりします。

考えると言えば、歩きながらじっと明日の仕事のプレゼンのことを考えていました。ほとんど無意識にですが、ここはどう説明しようとか、説明のポイントはどこに置くべきか、とかをずっと考えていました。

そしてそのときの考えを部屋に帰ってパワーポイントのスライドにして、まったく日曜日だと言うのに、暇だとあとは仕事しかないのか！？と言う感じです。

話がそれましたが、同じ道を戻って来て、先ほどのウサギのいる場所に着きました。するといました。さっきのウサギが。

やっぱり僕をじっと見ています。僕からつかず離れずと言う感じで、一定の距離を置きながらじっと僕を見ています。

僕もまた彼を見詰め返しました。 ばかげていると思いますが、彼との見詰め合いは数分続きました。 そのうち彼の方が僕に飽きたのか、自転車道を先に跳ねて行きました。ちょっと気になって追いかけてみると、ちょっと先にまた彼は立ち止まって待っています。少しは僕に関心があるみたいです。

人間の友達がいないから、せめてウサギに相手してもらうしかないよね、なんて考えていたら、彼はそのうちさっと茂みの中に消えていきました。

ウサギの「太郎君」！ また会えるかな。。。。