楽しい哉人生は - 2,0642021-04-29 16:15:45

今日は昭和の日です。朝から雨が降って、せっかくの祝日だけど、天が決める事なので仕方ありません。

頑張って今日も朝から散歩に出ましたが、雨に濡れた道。坂道を下るときに足を滑らせて転んでしまいました。もう1年、在宅勤務をしながら朝や日中に散歩を続けて来ましたが、転んだのは初めてでした。ちょっとショックでした。

何しろ急な坂道で、時々そこを通るのですが、晴れていても木々に覆われたその坂道はいつも湿っていて、散歩道の中では一番の難所なのです。だから、こんな雨の日にその場所を通ったのはちょっと無理があったのかも知れませんね。右肘をちょっと痛め、着ていたシャツとズボンが泥だらけになっただけで済んだので良かったのですが、雨の日の散歩には十分気をつけるようにしようと思いました。

さて、そんな昭和の日ですが、以前は緑の日なんて呼ばれていましたが、元々は昭和天皇の誕生日でしたよね。

昭和生まれの僕でも、当時の昭和天皇の姿をテレビなどで見た時は、既に高齢になられていたので、失礼ながらおじいちゃんだなぁなんて思ったものですが、今もそんな天皇陛下の誕生日が祝日になっているのに、若干不思議な気がしつつも、祝日がそのまま残ったので、特に何も思わず毎年この日を過ごして来ました。

でも、昨今色々な本を読んだり、ネットで調べて行くうちに、昭和天皇の偉大さを感じるようになりました。

本当に素晴らしい天皇陛下だったのだなと言う思いと、もしもあの時に天皇陛下が昭和天皇でなかったら日本はどうなっていただろうかと思う様にもなりました。

今日は一日そんな事に思いを馳せて、昭和の頃の記憶を思い起こしながら1日を過ごしています。

ところで、全く話題が違いますが、何気なくパソコンの中の画像データを眺めていて、古いパリの写真を見つけました。2000年代初めの頃のシャンゼリゼ通りの写真です。

思えば、多分これ以降パリには一度も行ってなくて、いつか行こう、いつか行こうと思いながらとうとう20年近くの歳月が過ぎ去ってしまったのです。

確かに、Amsterdamにいた頃は特急タリスに乗れば3時間以内にパリの北駅に着きますから、日帰りも全く問題ない場所だったのですが、今やパリは遠い。そしてコロナウィルスがさらにそれを遠くしてしまいました。

でも、ヨーロッパの中では、スペイン、オランダに次いで好きな場所だったのです。

何が良いって、まず食べ物がオランダに比べてはるかに美味しいこと。その上、ルーブル博物館やオルセー美術館と言った素晴らしい美術館があることです。

日本に帰国して以降、すっかり美術館に行くなんて事がなくなってしまったけれど、ヨーロッパにいると、その気にさえなれば毎週週末に美術館を渡り歩いて、様々な芸術に出会えました。だから、その点は本当にヨーロッパっていいなと思うのです。

シャンゼリゼ通りは、どこか僕にはお洒落すぎて、近寄り難い雰囲気すら感じたのですが、でも観光客がとても多い場所だから、意外に日本人にも馴染めました。凱旋門からルーブル博物館までシャンゼリゼ沿いを歩いて行かれたので、分かりやすかったのも助かりました。

今となっては、もし仮に久しぶりにパリに行かれたとしても、すっかりお上りさん状態になりそうです。大体メトロの乗り方すら変わってしまっただろうから、習得しなければなりません。フランス語も未だにほとんど話せないので、最近では英語を話してくれる人も増えたと言われても、まだまだ不便だろうなと思うのです。

いつだったか、もう確か10年くらい前になる気がするけれど、Barcelonaに言ったときに、パリ経由で行ったことがあったけれど、あの時せめて1泊くらいパリで過ごせば良かったかなと思います。でも、シャルル・ド・ゴール空港での乗り換え時間はほんの僅かで、パリを全く感じることなく、行きも帰りも過ぎてしまったのが悔やまれますね。

オランダにいた頃は、一時期毎週の様にパリやマドリッドを行ったり来たりしていたので、今もパリの街並みは懐かしい思い出の中の数ページを刻んでいます。

今は早くこのコロナが終息し、自由にヨーロッパに行かれる日が来る事を願うばかりです。