ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 302023-07-02 15:18:09

7月になりましたが、日曜日の今日は朝から暑いです。

でも、そらちゃん達はいたって元気。エアコンの効いた部屋で元気に遊んでいます。

そんな中、ぴーすけ君はちょっと心配事がありました。

それは、そらちゃんの羽がさらに抜けてしまっていることです。

毎日ぴーすけ君はそらちゃんに向かって「羽を抜かないで!パンツを履いて頂戴!」と連呼しているのですが、当のそらちゃんはどこ吹く風。全く聞く耳を持たない様です。

そらちゃんが「どうかした?」と聞いているような顔をして見ていますが、胸の辺りの羽が抜けているのが見えています。そして、胸の羽より、お尻の周りの羽毛と翼を持ち上げた下にある羽毛はもうほとんどなくなってしまっているのです。

そらちゃん自身は元気で、おしゃべりしたり飛び回っているのですが、羽の抜けたそらちゃんの姿を見ているととても可哀想で、気になって仕方ないのですね。だからぴーすけ君はそらちゃんのことが気がかりで仕方ないのです。

困ったそらちゃんです。

もう抜く羽が無くなったくらいに見えますが、抜けた皮膚のところから生えてくる羽があると、それさえも抜いてしまうのです。そして、その時はまるで悲鳴のような声を出します。

お医者の先生は、「これからもっとひどくなりますよ。」と言っていましたが、まさにひどくなって来てしまいました。

「そらちゃん!どうか羽を抜かないで!」今日もぴーすけ君はそらちゃんに向かって言い続けています。

そんなそらちゃんが気になる子がもう一人。この子は羽衣セキセイの子ですが、そらちゃんは最近よくこの子のところに遊びに行くようになりました。でも仲が良いわけではありません。そらちゃんが近づいて来ると、この子は声を上げて嫌がっているように見えるのです。そんなとき、そらちゃんはちょっと困った様な顔をしてキョロキョロしています。

そらちゃんが羽を抜く原因になっているのは、コザクラインコの子だったのですが、もしかしてこの羽衣セキセイも原因になっているのでしょうか?

ぴーすけ君の悩みが解決する日は来るのかな?

羽が綺麗に生え揃ったそらちゃんを是非見たいですね。

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 312023-07-09 14:38:03

そらちゃんの羽抜きがいっそうひどくなりました。パンツを履くような部分は丸裸状態です。

ぴーすけ君はそれが気が気ではありません。「そらちゃん、羽抜かないで!」と言い続けていますが、当のそらちゃんは全く聞く耳を持たない様です。

見ている方が悲惨さが伝わって来るので、ぴーすけ君が気が気でないのは最もなのです。

毎日、毎日「そらちゃん、羽抜かないで!」「パンツ履いて頂戴」と言い続けています。

このそらちゃんの心の病が治る日は来るのでしょうか?本当に心配です。

羽を抜くと言うことで言うと、ウサギのぴのこちゃんも同じように自分の毛を抜いてしまっていた時期がありました。

ぴのこちゃんは女の子ですが、発情期になり、自分の首から下、胸の辺りのふわふわな毛を抜いて、まるで寝床の様に敷き詰めた時期がありました。まさに赤ちゃんを迎え入れる準備だった様ですが、可哀想だけど相方の男の子がいないので、ぴのこちゃんの毛抜きはほんの一時期で終わりました。

そして、抜けてしまった毛は元の様に生え揃って、こんなにもこもこ状態にまで回復したのです。

不思議と、ぴのこちゃんはその後毛を抜くことはしなくなりました。ただ、この写真の様にフサフサと言うか、完全にモコモコした状態になりました。何だかちょっと重そうにも見えますね。ちょうど自分のトイレの場所にしているプラスチックのケースの端っこに毛が乗っかって、さらにモコモコした様に見えます。

だから、ぴーすけ君も「そらちゃん!ぴのこちゃんみたいになってよ」と言っているのですが、どうもそらちゃんにはどこ吹く風で、ちっとも羽抜きをやめてくれません。

困った子です。

以前お医者さんに行った時に、お医者さんから「もっと酷くなるわよ」と言われたのですが、まさにその通りになって来ました。

ぴのこちゃんは、いつも怒られると項垂れて反省するのですが、そらちゃんには反省と言う言葉は存在しない様です。

そらちゃん、お願いですよ。羽抜かないでね!

ぴーすけ君とそらちゃんとぴのこちゃん 322023-07-14 16:49:44

父の日のことです。

ぴーすけ君がお父さんに父の日に「お父さんありがとう」と伝えたくて、普段なかなかお父さんとお話しする機会がなかったのですが、思い切ってお父さんに話しかけました。

お父さんは、ぴーすけ君に「ありがとう」と言って、色々話をしてくれました。

ぴーすけ君は、お父さんがなぜフルートを吹くようになったのかとか、なぜ尺八を練習しているのか不思議だったのです。そして、一度そのフルートを試しに吹いて見たいと思っていました。

でも、お父さんが大事にしているフルートを勝手に持ち出したりしたら、きっとお父さんに怒られると思っていました。何しろとても大事にしているのを知っていたからです。

お父さんは、ぴーすけ君に子供の頃の事を話してくれました。

お父さんが、今のぴーすけ君よりもっと大きくなった頃、中学生の頃にお父さんのお母さん、つまりぴーすけ君のおばあちゃんのお友達の息子さんがフルートを吹いていたのを見て、ちょっと興味を持ったのだと教えてくれました。

その頃のお父さんは勿論フルートなんか持っていませんでした。そして、買いたくてもおねだりできるような状況でもありませんでした。でも、ずっと興味を持っていたら、ある日そのおばあちゃんの友達の息子さんが使っていた横笛をプレゼントされたのです。

学校では縦笛を音楽の授業で習いますが、横笛は習いません。初めて横笛を手にしたお父さんは、見様見真似で横笛を吹いて見たのだそうです。でも、難しくてなかなか音が出ませんでした。その横笛は今もお父さんは大事に持っていて、時々手に取って眺めています。

でも、吹いたのを見たことはありませんでした。ぴーすけ君がどうして横笛を吹かないのと聞くと、「難しいんだよ」と教えてくれました。

お父さん曰く、フルートより難しいのだそうです。

そんなわけで、せっかく貰った横笛は、机の引き出しの中でずっと眠っていたみたいなのです。

でも、フルートへの関心はずっと持っていて、高校生になった時に、お小遣いを貯めて、安いフルートを買いました。そして、そのフルートを使って、先生には全く習わずに見ようみまねと、NHKのフルート教室の番組を見ながら時々練習していたのだそうです。

楽譜を買って、時々練習をしていました。その時に練習した曲はずっとお父さんの記憶の中に残っていたのですが、大学受験を前にして、いつの間にかフルートの練習はやめてしまったのだそうです。

その当時、お父さんはおばあちゃんに聞こえるようにフルートを練習していたそうです。

そして、大学に進み、卒業して会社勤めをするようになり、すっかり例のフルートは箪笥の奥で眠っている存在になってしまいました。

それから、ん10年と言う長い年月が流れ、その間におばあちゃんは癌を患ってこの世を去ってしまいました。その時はとても悲しかったとお父さんはぴーすけ君に話してくれました。

ある日のこと、お父さんはお家の近所を散歩していると、「尺八教えます」と言う看板を見つけました。

元々笛が好きだったお父さんは、なんとなく尺八を吹いて見たいと思って、その看板が出ていたお家の門を叩いたのだそうです。そして、お父さんの尺八レッスンが始まりました。

先生から、これまで何か楽器を習ったことはありますかと聞かれて、お父さんは「フルートを大昔にちょっとやっていました」と答えたのだそうです。でも、それを言ってからちょっと後悔しました。何しろずいぶん長い間フルートは吹いてもいなかったし、そのフルートがちゃんと音が出るのかどうかもはっきりしなかったからです。

そして、急にフルートを吹いて見たいと思ったのだそうです。

箪笥の奥からフルートを取り出して、吹いてみたら音が出なかったそうです。仕方ないので、お父さんはフルートの修理をしてくれる人を探しました。そして、その人にオーバーホールと言う修理と言うかメンテナンスをお願いしたのだそうです。

お願いしておよそ1週間して、そのフルートが返ってきました。早速吹いてみたら音が出たので、それ以降フルートと尺八の二つの楽器を練習しているんです。

ぴーすけ君の誕生日にもフルートを吹いて聞かせてくれましたが、毎日の様に家で練習しているので、当然ぴーすけ君の耳にも入ってきます。そして、今ではちゃんと先生にもついて練習しているので、だんだん上手くなってきました。

お父さんは言いました。「本当は、死んだおばあちゃんに聞かせたかったんだよね」と。

ぴーすけ君はおばあちゃんに会ったことがありません。でもそれを聞いたぴーすけ君は思わずちょっぴり悲しい気持ちになりました。そしてお父さんに言いました。

「きっとお父さんのフルートと尺八はおばあちゃんにも聞こえているよ」

お父さんはそんなぴーすけ君の言葉を聞いて、「ありがとう」と返事をしてくれました。

二人のぴーすけ君2023-07-17 15:56:40

父の日のぴーすけ君とお父さんの会話が続いています。

お父さんはぴーすけ君の思わぬ言葉にちょっとびっくりしていました。そして、自分の子がいつの間にか成長した事を感じて、ちょっと嬉しくなりました。
そんな訳で、お父さんはさらに言葉を続けました。

「本当はもう一人、フルートを聞いてもらいたい人がいるんだよ。」

「それは誰?」とぴーすけ君は聞きました。

「それはね、ぴーすけと同じ名前の人なんだ。でも、もうずいぶん長いことその人には会っていないし、多分もう会うことはないだろうなと思っているんだよ。」

ぴーすけ君にはそれが誰なのか全く分かりませんが、ただ自分と同じ名前だと言うことに関心を持った様でした。

「同じ名前の人がいるんだね。でも、本当の名前は?」

「本当の名前は違うんだけど、なぜかニックネームが同じになって、ちょっとお父さんもびっくりしたんだ。」とお父さんが言いました。

「でもどうしてその人に聞いてもらいたいの?」とぴーすけ君が聞きました。

「それはね、その人がどんな反応をするかちょっと見て見たいからなんだよ。お父さんがフルートを吹くことをその人は知らないから、もしかしたら、びっくりするかなと思うんだ。」とお父さんは説明してくれました。

「でもね、きっとその人はフルートとか好きじゃないと思うし、お父さんが吹いたら余計にバカにしそうな気がするんだけどね。」

すると、ぴーすけ君は言いました。「私はお父さんのフルートも尺八も好きだよ。私もフルート吹いてみたいな。」

「そうだね、もう少し大きくなったら教えてあげよう。」

ぴーすけ君は嬉しそうに「うん!』と返事をしました。

するとまさにその時、これまでずっと黙っていたそらちゃんが、「そらちゃん、こっち来て!」と言いました。

お父さんとぴーすけ君は思わず笑ってしまいました。そして、ぴーすけ君が「そらちゃん、こっち来て」と言い返すと、

今度はぴのこちゃんがバタバタとやって来ました。

二人ともとっても可愛いですね。

インコ3兄弟2023-07-25 16:37:07

ちょっと毎日暑すぎますね。

流石に外に出るのは自殺行為と思うので、今日は自宅で朝から仕事をしていました。

朝のうちにちょっといつもの散歩に出掛けて、神社のお参りして帰って来てからシャワーを浴びて、9時になって仕事開始と言う実に理想的な1日の始まりです。

散歩に出る時は、ほぼ毎回神社にお参りをしていますが、この季節は神社の境内の木陰の下で蝉時雨を浴びながら、ちょっと一休みするのが風情があって好きなのです。

梅雨も明けて、もう蝉の鳴き声があちこちから聞こえて来ますが、不思議とうるさいと言う感じがなくて、またこの季節がやって来たかと言う感慨に浸っています。この先9月頃までは蝉の鳴き声が散歩のお供になりそうです。

さて、そんな訳で、今回はちょっとぴーすけ君の話からそれて、家で仕事をする時の楽しみについてお話ししようと思います。

そらちゃんは、このブログで何回も紹介していますが、我が家にはあと2羽のインコがいます。

まずは古株のコザクラ君です。

我が家にやってきてもう5年以上が経ちました。来たばかりの頃は体に似合わず大きな鳴き声で、家中どころか外にも聞こえる大きな声で鳴いていた子が、今ではすっかり落ち着いてしまって、滅多に鳴き声を聞かなくなりました。

年齢とともにインコも落ち着いてくるのでしょうか?でも、時々こうしてじっと人のことを見ています。そして、名前を呼ぶとたまに気まぐれにピーと鳴いて返事をしてくれたりもするのです。

ただ、残念ながらセキセイインコの様にはおしゃべりはしません。

そのかわり、放鳥すると必ず肩の上に乗りにやって来てくれます。果たして人に懐いているのか、それとも気まぐれなのかは分かりません。以前はずいぶん噛まれましたが、ここのところはほとんど噛まなくなりました。それもまた成長の証拠なのでしょうか?

あまり愛嬌がある子ではないですが、それでもこの子がいないとやはり寂しさを感じてしまいます。大切な相棒です。

そして、2番目はセキセイインコのそらちゃんです。そらちゃんの羽抜き病はますます悪化してしまい、首の周りや足の腿のあたり、そして主翼の下はほとんど羽がありません。なんとか羽を抜かないようにと思っていても、当の本人はいたってどこ吹く風で、一向に羽抜きを止めようとはしてくれません。

でも、とにかく元気です。朝は真っ先に放鳥してもらって、お昼頃までずっと飛び回ったり、兄貴分のコザクラのカゴの周りをうろついたりしています。当のコザクラからは全く相手にしてもらえないので、余計にストレスが溜まり、それが元でまた羽を抜いてしまうと言う悪いスパイラルに落ち込んでいます。

見ている方が痛々しく感じるのですが、とにかく当人は全く気にもしていないようで、一人でおしゃべりをしてみたり、元気に飛び回ったりしています。

そして、末っ子がハゴロモセキセイインコです。頭のてっぺんにつむじがあります。だからつむちゃんと呼んでいます。

この子は我が家にやってきてほぼ半年になりますが、最近この家に慣れて来たようで、放鳥すると部屋の中をぐるぐる飛び回るようになりました。どこへ行ってしまうか分からないので、一番危険な子でもあります。そして、同じセキセイだからなのか、そらちゃんの鳥籠に行ってはそらちゃんにちょっかいを出しています。するとそらちゃんもつむちゃんのそばに寄っていって、足をかじってみたりするので、たまに悲鳴のような鳴き声をたてて僕を驚かせます。

怪我はしていませんが、ちょっと心配です。そして、まだ飛び慣れないのか、疲れるとバッタリと地上に落ちて行くので、それもまた心配の元です。

とにかくびっくりさせてくれる子です。

つむちゃんがくる前は、我が家にオカメインコの女の子がいました。でも、今年の初めに悪性のガンに罹ってしまっていて、虹の橋を渡っていってしまいました。

元気だった頃の写真がたくさん残っていて、時々その写真を見るととても悲しい気分にさせてくれる子です。ある意味一番可愛がっていた子かも知れません。またオカメインコを飼ってみたいと思うことがありますが、今はとにかく3兄弟を大切にしないといけないと自分に言い聞かせて、オカメのことは諦めるようにしています。

本当に可愛い3兄弟なのです。