Ganmoくんの思い出話

ゴールデンウイークに入ってもうほぼ半分位になりました。月曜日と火曜日がお休みでない会社もあるので、実質今日の憲法記念日からゴールデンウィークが始まった人もいるでしょう。

ぴーすけ君の家もそんな家の一つで、今日から５連休になります。

でも、残念ながらぴーすけ君はどこにも行く予定がありません。

だから、今日もぴーすけ君はそらちゃんやぴのこちゃんと一緒に遊んでいます。

そらちゃんは、いつも午前中にカゴから出してもらうのですが、一度出るとなかなか自分のお部屋に帰りません。いつも一人でお昼過ぎまで遊んでいます。

昨日は、お母さんがちょっとお出かけしたのですが、そらちゃん、一つ新しい言葉を覚えました。

お母さんが出かけた後に、「気をつけてね」と言っていました。でもね、もうお母さんは出かけちゃった後だったので、そのことを知りません。お父さんとお留守番していたぴーすけ君があとでお母さんにそのことを教えてあげたのです。

そらちゃんはいつもカゴから出ると、兄貴分のぽぽちゃんのところに遊びに行きますが、当のぽぽちゃんは、また「来たのかよ」と言った風で、全く遊んでくれません。それどころか、時々そらちゃんに食ってかかるように威嚇したり、突いたりします。それで、仕方なくそらちゃんは次に新人のつむちゃんのところに行きます。

でもやっぱり、つむちゃんとは仲良く出来ません。そらちゃんとしてはライバルと見ているのか、つむちゃんにちょっかいを出して、威嚇するのです、そうするとびっくりしたつむちゃんが大きな声で鳴きます。

仕方ないので、そらちゃんがお昼過ぎに自分のカゴに帰ったあと、今度はつむちゃんがカゴから出てきます。

でも、小さいつむちゃんはまだうまく飛べません。仕方ないのか、自分のカゴをよじ登って、カゴの上に立って遊んでいます。

つむちゃんは、決してそらちゃんのカゴに近づいたり、ぽぽちゃんのところに近づいたりはしません。一人孤独に遊んでいます。でも、あまり飛べないので、すぐに自分のお部屋に帰ります。

そして、最後はぽぽちゃんがカゴから出て来ますが、大物なのか、カゴの入り口を開けてもなかなか出て来ません。そして、不思議とお父さんが近くにいると、出て来てお父さんの肩の上に止まって遊んでいます。

今日はお父さんもお休みなので、ぽぽちゃんの近くにいました。そんな訳で、ちょっとお父さんの肩の上にいましたが、そのうち自分のカゴに戻ってまた大物ぶりを見せています。

このお話では、主人公はそらちゃんですが、脇役のぽぽちゃんとつむちゃんも時々登場します。何しろ、３人３様でそれぞれ個性的な可愛い子達ですから。そして、中でも一番面白いのがそらちゃんです。何しろ時々おしゃべりを始めると、なんとも不思議な事を言ったりするので、憎めない可愛さなのです。

今日は午前中から暑いです。

午後になったら、みんなのいる部屋の温度が30℃になっていました。

インコちゃん達は大丈夫そうだけど、人間には辛い気温になりました。そのせいで、そらちゃんは何かおしゃべりして騒いでいるけど、人間は汗をかきかき、団扇であおいだりして暑さを凌いでいます。

さて、今回はちょっと番外という感じのお話をしてみます。

そもそもぴーすけ君と言う女の子は、僕の頭の中にだけ存在している架空の女の子なんです。名前だけは昔好きだった彼女のあだ名を拝借しましたが、全く無関係です。

そして、そらちゃんは実際に今も一緒に生活をしているセキセイインコの男の子で、なぜか兄貴分のコザクラインコに関心を寄せてしまって、為さぬ仲のため、ストレスによる羽抜きで、体に羽が抜けてしまっている子です。

この写真で少し見えていますが、首の下のあたりの羽毛がなくなっています。お医者に連れて行ったら、これは治らないと言われてしまいました。抜いた後に生えてくる羽をまた抜いてしまうのです。

でも、本人はいたって元気で、カゴから出してあげるとこうして小桜のいるカゴの上で盛んにちょっかいを出しています。

そして、ウサギのぴのちゃんですが、この子はずいぶん昔に飼っていた子で、もうお月様に行ってしまってずいぶん長い年月が経ってしまいました。とても可愛い子で、今でも時々思い出します。

インコのようにおしゃべりはしないけれど、とても懐いていて、抱っこしてあげるとおとなしくしていました。

お月様に召されてしまった時は本当に悲しくて、やるせない気分でしたね。

一生忘れることのできない子になりました。

そんな今を生きているセキセイインコと架空の女の子と既にお月様に召されてしまったロップイヤーのうさぎさんを扱う架空の話を書き始めたのは、単なる偶然というか、これといった理由はないのですが、ただ、ちょっと可愛い動物達との日常の触れ合いを描くことで、亡くなった子と今を一生懸命に生きている子の思い出を書き留めておきたくなったという事なのです。

この世に生を受けた人や動物達への愛情を表現できたらいいなと思います。