首振り3年コロ8年 ― 2024-09-16 16:22:12

昨日、日曜日はなんとか暑さにめげず尺八レッスンに行って来ました。
行くまでは、暑さのせいでどうも気が重くて仕方がなかったのですが、なんとか課題曲の「吾妻の曲」を練習して、暑さの真っ只中師匠の住むご自宅のある都内の下町に向かいました。
下町生まれの僕としては、東京の下町に対する愛着はあるのですが、昨今の下町は外国人が多くて、街の匂いはエスニック料理のスパイスの香りだったりして、ちょっと昔の下町からはだいぶ変化しています。そんな下町の狭い路地を約1キロ近く歩いて師匠のご自宅に着きましたが、一先ず汗が引くのを待たないととてもレッスンに集中できません。汗が引くまでの約5分くらいちょっと雑談をしながら、今後の師匠のコンサートの予定なんかを聞き、尺八の準備をして、いつもの様に礼の後レッスンが始まりました。
下町生活から離れてもうかれこれ半世紀近くが経つので、最近はゴミゴミした下町の雰囲気はあまり好きではなくなりました。むしろ自宅のある住宅地の街路樹があるような街並みに心の安らぎを感じる昨今です。そして、歩道の一部にこんな花が植えられていたら、余計に下町より郊外の住宅地の方が良いなと思ってしまいます。
さて、フルートのレッスンもそうですが、先ずは音出しと言って、特定の音を出すところから始めます。フルートの場合は音階を半音ずつ下がったり、半音ずつ上がったりして、3オクターブの音を出す練習をしますが、尺八は音階の練習というより、尺八特有の技巧を入れた2音を出す練習をします。装飾音の練習にもなる音出しです。
音出しが終わると、いよいよ課題曲の練習です。「吾妻の曲」を始めから演奏しますが、何しろ楽譜に書かれていない装飾音がかなり重要で、それが尺八らしさを醸し出すポイントでもあり、前回のレッスンで習った所をまた復習しながら吹いて行きます。
しかしいかんせん前回のレッスンから約3週間経っていたので、結構忘れていて、何度も師匠から指摘されながら少しずつ続けました。尺八の楽譜にはところどころ不思議な形の記号が書かれています。なんと表現したら良いのかわかりませんが、ニョロニョロとした記号とか、垂直の直線の右側に小さな丸が出っ張った記号とか、それらの指示にも従いながら、演奏しますが、時にはその記号が省略されていたりするのが厄介なところです。
とは言え、何とか昨日も最後まで練習をしてだいぶ理解が進みました。
そして、昨日のレッスンで改めて師匠から練習をするように指摘されたのが、首振りです。フルートをしているとビブラートをかけることがありますが、尺八はビブラートと言うより、尺八固有の技法の首振りがあります。よく「首振り3年、コロ8年」とか言われますが、まだ首振りがうまく出来ません。この音を揺らす首振りの技巧は尺八にはつきものなので、なんとかマスターしたいと思うのですが、どうもギクシャクしてしまって、その割には音が揺れていないと言うのです。
もうすぐ尺八を始めて4年になりますが、この首振りの苦手意識と、実際まだ上手く出来ない状況をなんとかしないとと思い、敬老の日の今日も首振りの練習をしました。
ここは一つダルマの集中力でジッとひたすら練習するしかないのかも知れません。8年かかると言われているコロコロはだいぶ出来るようになって来たので、ますます首振りに集中しなければと、思っています。
首振りにしても、コロコロにしてもフルートにはない技法が、これが出来る様になると尺八の音がずっと尺八らしく聞こえる様になるでしょう。とにかく辛抱して続けることですね。
行くまでは、暑さのせいでどうも気が重くて仕方がなかったのですが、なんとか課題曲の「吾妻の曲」を練習して、暑さの真っ只中師匠の住むご自宅のある都内の下町に向かいました。
下町生まれの僕としては、東京の下町に対する愛着はあるのですが、昨今の下町は外国人が多くて、街の匂いはエスニック料理のスパイスの香りだったりして、ちょっと昔の下町からはだいぶ変化しています。そんな下町の狭い路地を約1キロ近く歩いて師匠のご自宅に着きましたが、一先ず汗が引くのを待たないととてもレッスンに集中できません。汗が引くまでの約5分くらいちょっと雑談をしながら、今後の師匠のコンサートの予定なんかを聞き、尺八の準備をして、いつもの様に礼の後レッスンが始まりました。
下町生活から離れてもうかれこれ半世紀近くが経つので、最近はゴミゴミした下町の雰囲気はあまり好きではなくなりました。むしろ自宅のある住宅地の街路樹があるような街並みに心の安らぎを感じる昨今です。そして、歩道の一部にこんな花が植えられていたら、余計に下町より郊外の住宅地の方が良いなと思ってしまいます。
さて、フルートのレッスンもそうですが、先ずは音出しと言って、特定の音を出すところから始めます。フルートの場合は音階を半音ずつ下がったり、半音ずつ上がったりして、3オクターブの音を出す練習をしますが、尺八は音階の練習というより、尺八特有の技巧を入れた2音を出す練習をします。装飾音の練習にもなる音出しです。
音出しが終わると、いよいよ課題曲の練習です。「吾妻の曲」を始めから演奏しますが、何しろ楽譜に書かれていない装飾音がかなり重要で、それが尺八らしさを醸し出すポイントでもあり、前回のレッスンで習った所をまた復習しながら吹いて行きます。
しかしいかんせん前回のレッスンから約3週間経っていたので、結構忘れていて、何度も師匠から指摘されながら少しずつ続けました。尺八の楽譜にはところどころ不思議な形の記号が書かれています。なんと表現したら良いのかわかりませんが、ニョロニョロとした記号とか、垂直の直線の右側に小さな丸が出っ張った記号とか、それらの指示にも従いながら、演奏しますが、時にはその記号が省略されていたりするのが厄介なところです。
とは言え、何とか昨日も最後まで練習をしてだいぶ理解が進みました。
そして、昨日のレッスンで改めて師匠から練習をするように指摘されたのが、首振りです。フルートをしているとビブラートをかけることがありますが、尺八はビブラートと言うより、尺八固有の技法の首振りがあります。よく「首振り3年、コロ8年」とか言われますが、まだ首振りがうまく出来ません。この音を揺らす首振りの技巧は尺八にはつきものなので、なんとかマスターしたいと思うのですが、どうもギクシャクしてしまって、その割には音が揺れていないと言うのです。
もうすぐ尺八を始めて4年になりますが、この首振りの苦手意識と、実際まだ上手く出来ない状況をなんとかしないとと思い、敬老の日の今日も首振りの練習をしました。
ここは一つダルマの集中力でジッとひたすら練習するしかないのかも知れません。8年かかると言われているコロコロはだいぶ出来るようになって来たので、ますます首振りに集中しなければと、思っています。
首振りにしても、コロコロにしてもフルートにはない技法が、これが出来る様になると尺八の音がずっと尺八らしく聞こえる様になるでしょう。とにかく辛抱して続けることですね。
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