微妙な親子関係2005-08-21 16:56:59

昨夜同居している父にきつくあたってしまった。

普段から親子とは言えどうも生活スタイルが異なっている事を感じていて、僕はかなり不愉快に思う事が多々あった。母が亡くなって以降、父と同居するようになって実はまだ3〜4年程度しか経っていない。彼は元々海外で一人で生活する事が多かったし、僕が子供の頃から気がつくと海外に出ていた人だった。だからあまり一緒に暮らした記憶も経験もないのだ。

それが、年をとってからいきなり同居生活が始まり、彼の生活習慣の至る所で気に触る事があった。しかし僕としてはあまり大人げないと思って、父には特に意見をしなかったのだ。

色々食い違いがあるのだが、例えば次のような事だ。

彼は戦中派なので僕から見るとみみっちいと思う位倹約をする。電気をなるべく使わないように無意識に生活しているようにも見える。だから洗濯物をあまり出さない。つまり長く着るのだ。当然この時期汗もかくだろう。電気代を倹約するには冷房もつけないのだから、汗をかかないはずがない。しかし、下着を替えるのはせいぜい週に2回位だ。これは見ている方がどうも落ち着かない。

汗をかけば当然手ぬぐいで拭く。するとその手ぬぐいはどうするかと言うと、やはりあまり洗濯しない。汗をすってすっかり汚れたその手ぬぐいをリビングのソファの肘掛けに置いておく。昨夜はとうとう僕もこれにかちんと来て一言言ってしまったのだ。「お父さん、汚いからそこに置かないで」と。

彼はそのときどう思っただろう。素直に手ぬぐいは別の所に置いたが、所詮洗濯はしない。

この他にも、こんな事がある。時々彼は鼻をかむ。ティッシュをきれいに四角く折り畳んで、一枚の紙で鼻をかむ。これは今の時代よい事だろう。問題はその紙を何回も使う事だ。テーブルの上に置いておいて、後でまた同じ紙で鼻をかむのだ。そうした使い古しの紙をやはり時々肘掛けに置きっぱなしにしたりする。僕にはこういう事が耐えられない。

こういう生活習慣の相違による衝突はこれからまだまだ続くのだろうか? 正直僕としてはほとほとうんざりしている。死んだ母に言いたいくらいだ。 なぜもっとちゃんと彼を教育しておいてくれなかったのかと