Ganmoくんの思い出話

今日は６２年目の終戦記念日でした。 この時期はちょうどお盆とも重なって、故人を偲ぶイベントなどが色々あるみたい。

かくいう僕も母を亡くして既に１５年にもなって、なんだか妙に昔の思い出に耽ってしまうような、そんな時期でもある訳です。

その思い出話なのですが、僕は幼少の頃とっても体が弱かったらしいです。 よく亡くなった母が僕に言っていました。大きな病気をして、そのとき 近所で噂になっていたんだそうです。 「あの子きっと死んじゃうよ」って。 その時の事を僕が覚えている訳はありません。死んじゃうと思われる位の病気だったのですから。

でも幸い今も僕は元気でこんなブログに思い出話なんか書き込んでいる訳だけど、当時の母はかなり深刻だったのだと思います。 隣近所で自分の子供が死んじゃうだなんて噂をされて、どのような気持ちだったのだろうと、今になって思います。

それだけでなく、今も覚えているのだけど、子供の頃、遊びに出かけた僕は、たまたま通りがかったそば屋の出前持ちの自転車と衝突したことがあります。 その当時僕はおでこを何針か縫ったそうです。これも母から聞いた話ではありますが、自転車と衝突した時の記憶は今でもはっきり頭の中にあるから不思議です。寝込んでいた僕のところにそば屋のお兄さんがお見舞いにやって来たのもなぜか覚えているのです。まだ幼稚園か小学校の低学年のころの話です。

もうひとつ、僕は大腸カタルと言う病気で入院した事がありました。 その時の事も未だに覚えているのですが、寝ている僕の所に看護婦さんがやって来て、でっかい注射をして行きました。いま考えるとそれは点滴だったのだと思いますが、そんな事は子供の頃の僕が知るはずもありません。 ただただでっかい注射をされたと言う記憶だけがはっきりと残っているのです。

それから数十年。僕はすっかり丈夫になりました。 大きな病気をする事もなく、いままで過ごす事が出来ています。

今、こんな事を思い出すのはなぜだか分からないけど。 きっと故人の思い出がもたらしたものでしょう。

今更ながら亡き母に感謝です。