尺八と箏のコンサート2024-01-21 13:33:26

この土曜日は朝からどんよりと曇ってあまりパッとしない天気でした。

そんな昨日は隔週でやっている古くからの友人のCarlosとちょっとスペイン語のレッスンをして、何だか今日も一仕事したなみたいな気分になっていたのですが、その時にCarlosから今日の予定について聞かれたのです。なので、今日は午後に師匠の尺八のコンサートがあるので、それに行く積もりなんだと説明しました。そして、どんな曲を吹くのかも簡単に伝えたら、楽しんで来てとのメッセージをもらって、そのレッスンが終わったのです。

そして、そのコンサートにお昼前に出かけて行きました。

これはそのコンサートのチラシです。あまり和楽器は洋楽器に比べるとポピュラーでは感じがしますが、このアメリカ人と日本人とのハーフでイケメンの箏奏者LEOさんがそんなムードを変えていってくれるといいなと個人的に思っています。

師匠の尺八は日頃レッスンの時だけでなく、CDも持っているし、コンサートにもかつて行ったことがあるので、馴染みがありますが、LEOさんの箏は今回初めて聴くので、ちょっと楽しみでもありました。

会場の武蔵小金井の大ホールは満員御礼の状態で、おそらくこのLEOさん目当てに来た人が多いのではないかと思いました。結構年配の女性が多かったです。

曲目は、お馴染みのお正月の曲「春の海」から始まり、クラシックの名曲G線上のアリアやヘンデルの歌劇からの有名な曲もあり、和楽器の古典の曲だけではなく、割とポピュラーな曲も含まれていて参考になりました。そして、アンコールで坂本龍一の戦場のメリークリスマスが演奏されて終了したのですが、個人的に僕が印象に残ったのは師匠のソロで演奏された尺八の本曲です。

元々、僕が尺八を始めた時に目指そうと思っていたのは所謂尺八の古典の曲ではなくて、スタジオジブリの曲とか、日本の割と近代のポピュラーな曲が吹けるようになったら良いなと言う感じだったのですが、この師匠に就いてレッスンをして行くうちに尺八の古典本曲に少しずつ目覚めてきたなと実感しています。おそらく若いうちには全く耳にする気にもならなかった様な曲ですが、自分で演奏するようになって、日本の古典にもこんな良い曲があったんだと思うようになりました。

これはとても良いことですね。

さて、そんな尺八と箏のコンサートから帰って来て、昨夜は少しフルートを練習したのですが、ところが、我が家のコザクラインコがやってきて、あまりちゃんと練習が出来ませんでした。

なぜ尺八の練習ではなくて、フルートにしたのかと言うと、最近ちょっと感じているのが、尺八はフルートより難しいと言う箏です。ちょっと遠距離までコンサートに行って来て、疲れたので、まだ少しでも簡単と思っているフルートで気分を変えようと考えたのです。

だから、音階の練習をして、その後最近の定番のインドの歌を吹き、そしてこの日聴いて帰ってきた「春の海」を吹いてみたのです。

まだ尺八では春の海を吹くことが出来ませんが、フルートなら少しは吹けるので、尺八の音色と比べながら春の海をフルートで吹いて、この日のコンサートの余韻に浸ったと言う感じです。

https://youtu.be/gND5pFB9nmU?si=JpLo1mAk8kqpxgFe

ぜひ興味のある方にこのYouTube聴いてほしいと思います。

今年初のフルートレッスン2024-01-13 22:52:26

ここ数日、何だか寒い日が続いていました。特に昨日と一昨日はかなり寒くて、高血圧に悩んでいる僕は、朝からかかりつけのお医者に行って診てもらったところ、今日は寒いから血圧も上がるよね、とお医者から言われました。幸いその時に計ってもらった時の血圧は僕にしては割と低めで、ちょっとホッとしたのですが、なかなか気を緩めることは出来ません。毎日血圧計と睨めっこして、今日は高かったとか、今日は割と低かったなとか言いながら、その日の血圧を記録しています。

塩分を控えるとか、処方された薬を飲むとかしながら、血圧が下がることを祈っている日々です。

そして、先日は令和6年初のフルートレッスンに行きました。

前回先生からアドバイスされたドニゼッティのソナタの楽譜を持ってその教室に行ったのですが、その日もいつものようにロングトーンと言う音階の練習から始めました。

この音階練習は割と調子良く音が出ていて、高音域を除けばまあまあだったのですが、いつもの事ながらフルートの最高音域はなかなか苦労しました。まあ、いつもの事だからあまり気にしていないのですが、そろそろちゃんと音が出せる様になりたいなと言うのも本音です。

割と気にしていないと言う理由は、このH菅のフルートだと割と出しやすく、いつも使っているC管のフルートだとなかなか高音域が出しにくいと言う事があって、もしかしてフルートによるのかなと思っているからなのです。

そして、音階の練習の後は、いつものガルボルディの練習曲をやって、いよいよドニゼッティになりました。

自分で、勝手にお試しで吹いていたとはいえ、ちゃんと吹くのは始めてだったので、ちょっと緊張しながら初めて先生とこの曲を吹いたのですが、ガルボルディの練習曲で練習したタンギングを早速取り入れるので、そのタンギングに苦労しました。

実は尺八でもこのタンギングの練習をしたことがあったのですが、結構苦手意識があってフルートでも苦労しそうだなとちょっと感じています。特にダブルタンギングが難しいです。

先生はとにかく練習することだと言うので、次回のレッスンまでの間自分ながらに練習を重ねようと思っていますが、このタンギングの練習を始めて、改めてフルートの奥深さと言うのを感じています。

でも、これをマスターしないと上のレベルに行かれないと思うので、諦めずに頑張ろうと思っています。

この年末年始に春の海やインドの歌を練習して、割と吹ける様になったかなと思っていたのですが、このドニゼッティで新たに登らないといけない高い山に出くわした感じがしています。

そして、この日のレッスンではもう一つ問題がありました。

僕は身長が184センチあるのですが、教室の譜面立ての高さが低くて、譜面を見るのに少し下を向いてしまっていて、そのせいでこの日は途中で音が出なくなってしまったのです。

いつも自宅で練習している時は割と正面を見ながら吹いていますが、この日はかなり下を見下ろしながら吹いていて、そのせいで音が出なくなってしまっていました。

普段あまり姿勢とか目線とか意識していなかった事もあって、この日は反省する事が増えました。フルートを吹く時の姿勢も大事なのですね。

今日はそんな事も意識しながら、練習をしたので、ちょっと満足しています。そして先生から指摘されたタンギングの練習も取り入れました。

やっぱり苦手意識があるせいか、簡単には出来ませんが、ダブルタンギングの練習も始めました。これから毎日この練習も取り入れようと思っています。

さて、僕がフルートを練習している時、我が家のインコたちは全くその音が気にならないのか、静かにしています。

ビデオとかテレビとかの音がすると騒ぎ始めるのですが、不思議とフルートの音や尺八の音には反応しません。なぜなんでしょうね?彼らに聞いてみても答えを教えてくれないので、勝手に想像するしかないですね。

フルートと尺八の練習記 132024-01-07 16:40:17

新しい年がやって来て、新年早々に北陸能登沖で大きな地震があったり、翌日には羽田で大事故が起きたりと大変な年初になってしまいました。

どうにも嫌な予感すらする年初めですが、今日は七草。あっという間に年が明けて1週間が過ぎてしまいました。

この間、幸い金曜日を除いてはお休みだったし、金曜日も仕事場に行く必要はなかったので、7日間毎日尺八とフルートの練習ができました。

お正月と言えば、毎年必ずどこかで聞こえる曲が「春の海」ですが、今年はこの春の海をフルートで楽しみつつお正月を過ごすことができました。昨年の暮に、先生と2回くらいこの曲を練習したので、まあ多少間違ってはいたかも知れませんが、本人としては結構それなりに吹けたつもりになり、お正月気分を盛り上げることが出来ました。本当は尺八でこの曲を吹けるようになりたいところですが、この曲は1尺6寸の尺八で吹くのだそうで、僕はその尺八を持っていないので、諦めました。しかも尺八の師匠に聞いたら、この曲は割と難易度が高いそうです。

いつになるかわかりませんが、いつかこの曲を尺八でも吹ける様になりたいですね。そのためには、もう少し上達した時点で1尺6寸の尺八を買う必要があります。さて、いつのことになるでしょう。。。

そして、このお正月にすっかりハマっていたのは、「インドの歌」という曲です。最初のうちは大して気が乗らなかったと言うか、それほどこの曲に熱中していなかったのですが、これも先生と練習を始めて、何回か吹いているうちにすっかり気に入ってしまった様です。おかげで、この曲と春の海は毎日吹いていました。

そして、そろそろ次の曲にチャレンジしても良いかなと思っていた矢先、先生から二つの曲を勧められました。そのうちの一つがDONIZETTIのソナタです。

実は、この曲はあまりこれまで聴いたことがなくて、ほとんど知りませんでした。YouTubeでこの曲を探してみて、聴いてみたらところどころ聞き覚えのあるところがあり、挑戦するにはこれがいいかなと思ったので、昨日Amazonで楽譜を注文しました。ちょっと高い楽譜だったのですが、仕方ありません。さて、この曲どこまで吹ける様になるのか、ちょっと楽しみです。

ところで、今年のお正月は個人的には例年になく充実していた様な気がしています。こうして趣味の楽器の練習もできたし、何より例年サボり続けていた大掃除も出来ました。もう着なくなった古着の整理も出来て、廃棄処分もできる様になりました。心残りは書き初めが出来なかったこと位なのですが、なぜだか心はスッキリしていません。それは明後日から始まる仕事なのですが、ちょっと役割が変わって、慣れないことを始めるので、緊張しています。

できればもう引退してしまいたい気分なのですが、なかなかそうも行かない部分があり、あと何年になるか分かりませんが、もうちょっと頑張らないと行けないので、久しぶりに仕事の事でとても緊張していると言う訳です。

日本全体では必ずしも良い年明けではありませんでしたが、何とか今年も良いとしにしたいものですね。

フルートと尺八の練習記 122023-12-17 15:39:18

日曜日の今日は、昨日とうって変わって寒い1日になりました。朝から風が吹いているせいで、体感気温が下がりとても寒く感じます。

そんな中、いつものように朝早く神社に参拝して、ふと見上げたらイチョウの葉が全て落ちて、実に寒々しい景色になっていました。

もう冬本番ですね。そして、ちらほらと街のあちこちにクリスマスの飾り付けと、新年の七草マラソンのお知らせが見られるようになりました。卯年の今年も残すところ2週間あまりです。

ところで、イチョウって銀杏とも書きますよね。そしてイチョウの英語はGinkgoです。スペイン語ではGingko。ドイツ語も同じような単語だと知りました。元々日本の銀杏が由来なのだそうです。

さて、そんな冬本番になってきた今週はフルートのレッスンと尺八のレッスンがありました。今回はちょっとその話をしてみたいと思います。

まず、フルートですが、これまで練習してきた「インドの歌」を最後に練習して、次回は日本の曲、「春の海」を練習してみることになりました。何しろお正月も近づきつつあるので、季節柄良いかなと思ったのです。しかも春の海は尺八でも演奏される曲なので、良いかなと思いました。

尺八では以前シューマンの「トロイメライ」を練習したことがあり、ドイツの作曲家のクラシックの曲を尺八で吹く楽しさを知りました。今度は逆で、日本の有名な古典と言っても良い曲をフルートで吹くと言うことで、個人的にはとても楽しみにしています。事前に予習してみて、来週の年内最後のレッスンに臨もうと思います。

ところで、インドの歌ですが、実は僕本人は割と簡単な曲だとタカを括っていたのですが、意外に拍を正しくとるのが難しくて苦労しました。確かに楽譜をよくみると同じような音階でありながらも微妙に音符の形が違っています。この辺り、ちゃんと音楽の勉強をしていなかったために苦労しているのかなと今になって後悔しています。

そして、昨日は尺八のレッスンがありました。

尺八は毎回「雲井獅子」と言う曲を練習していますが、これがまた結構尺八特有の技法を使うので苦労しています。音をスルなんて西洋音楽の技法で聞いたことがありません。尺八の音孔をスル行為で出す音なのですが、音階によってスル音孔が変わるので苦労しています。この曲をマスターするまではまだ結構な時間がかかりそうだなと感じています。

そんなレッスンの最中、師匠とフルートの話になって、次は「春の海」に取り組むと言う話をしたら、師匠が尺八でこの曲のさわりを吹いてくれました。一般的に尺八はそのなの通り1尺8寸の縦笛ですが、様々な長さの尺八があり、春の海は1尺6寸の尺八で吹くのだと言うことを初めて知りました。

もちろん初心者の僕はそんな1尺6寸の管は持っていません。しかも想像していた通り、春の海は結構難しいと言うか、一つレベルが上の曲だそうです。そんな訳で尺八で春の海を吹くのはだいぶ先になりそうです。

師匠曰く、1尺8寸管と1尺6寸管では微妙な指使いの違いもあるようでした。

これからクリスマスとお正月に向けて、フルートの春の海と尺八の雲井獅子の練習に励むことになりそうです。そして、フルートはもう一つ、ガリボルディと言う人の練習曲の様な曲集も練習しています。これがまたなかなか難しそうです。頑張らねば。

尺八とフルートの練習記 112023-12-11 15:43:23

先週は尺八もフルートもレッスンはありませんでしたが、自宅でいつものようにコツコツと練習をしていました。
    
流石に会社に行った日は練習はできませんが、在宅で仕事をしている日は、ちょっと気分転換に尺八を吹いてみたりすることが出来ます。
    
最近その尺八の練習で感じているのは、フルートよりずっと難しい楽器だなという事です。具体的にどの点が難しいかと言うと、何しろ尺八はその昔の普化宗の虚無僧が吹いていたものから、大きく変化することなく続いてきた楽器だからではないかと思っています。基本は5つの穴しかなく、その5つの穴でメリとかカリと言う技法を使って吹くのが難しいんだろうなと思うのです。

そして、尺八を毎日練習していると、日によって音がうまく出たり、また出なかったりなんて事もありますが、まあそれは僕の技量が不足しているからなのかも知れませんね。

僕はまだ初心者レベルなので、カチッとした技法が身についていないのかも知れません。ただ、師匠には最近大きな音が出るようになって来ていると言われました。褒められた訳ではないにしても、前向きなコメントをもらえると、頑張ろうと言う気になりますね。


一方のフルートですが、尺八に比べるとずっとソフィスティケイトされた楽器なので、まあ同じように日によってうまく吹けたり、どうもうまくないなと思えたりすることはあるものの、でも音出しはそこそこ出来るし、尺八よりはまだ難しさを感じる部分が少ない気がしています。

もちろん、結構難しい技術を要する曲もあったりするので、簡単とは言いませんが、どこか吹いていてホッとする部分がある気がしています。


フルートは現在3本持っていて、そのうちの2本を主に吹いているのですが、フルートの楽器そのものでも吹きやすかったり、ちょっと吹きにくかったりする部分は感じています。でも、この主に使っている2本はそれなりに気に入っています。

この週末も頑張って練習しましたが、どっちもそれなりに良い音が出たと思います。まあプロの人に聞かれたらまだまだと言う点があるのはわかりますが、自分の耳に聞こえてきた音はなかなか気に入りました。

問題は、最近練習を始めたトリルという技術だったり、尺八と異なりフルートはかなり早いパッセージを吹くこともあるので、その技術がまだまだ未熟だと感じていることです。

ところで、僕みたいなアマチュアがフルート3本も持っているのはちょっとおかしくないかなと感じているので、できればもうほとんど吹かなくなった古い1本を買取にでも出そうかなと思ったりしたのですが、どうやらかなり古いので買取の値段はつかなさそうでした。

元々学生時代に買った楽器なので、そんな点でちょっと未練もあるので、売りに出すのは諦めることにしています。

ちなみに尺八は2本になりましたが、それぞれにあだ名をつけて呼んでいます。1本は悠と言う尺八初心者には有名な楽器で、プラスチック製です。もう一本は竹製のもので、普段はもっぱらこれを吹いています。もう少し上達したら、もしかしたらもう1本くらい買っても良いかなと思っています。

それにしても、人生の巡り合いって不思議なものですね。コロナ禍がなければ尺八に巡り合うことはなかったと思うし、その尺八と巡り会わなければフルートを再開すると言う気にもならなかったと思うのです。

在宅勤務を始めるようになったおかげで、尺八に巡り合い、そしてフルートを再開して、ここまでハマるとは思っていませんでした。

これからも時間を見つけてはこの二つの楽器の練習を続けて行きたいと思います。