かもめ食堂2007-01-21 17:58:00

懐かしい話からうって変わって、最近の話です。

先日レンタルビデオで「かもめ食堂」を借りて来て見ました。 フィンランドのヘルシンキで食堂を始めた女性と、それを手伝い始める二人の日本人女性と地元の人との交流、そんな話です。

もたいさんが演じる食堂を手伝い始める一人の旅行者がいます。それまでずっと親の看病を続けて来て、その親が亡くなったのをきっかけになぜかヘルシンキまでやって来たのです。 この人、空港に着いた時に荷物が出て来なくて、ヘルシンキに足止めをされる事になってしまったのです。毎日電話をして荷物が出てくるのを待っているのでした。

ある日そんな生活をしている中で偶然にこのかもめ食堂にやって来ます。たまたまそこにいた日本びいきのフィンランド人の青年から、フィンランド人がのんびりと生活をしているのは、ここに森が有るからだと聞かされます。 それを聞いたこの女性は森に行ってみる事にしたのでした。

森に行って彼女はキノコを沢山、沢山採りました。でも、なぜかかもめ食堂に戻ると、そのキノコをなくしてしまったと言うのです。

それからも毎日出て来ない荷物を彼女は待ち続けます。 そして、ある日、突然荷物がようやく出て来ました。早速ホテルにその荷物を持って行き、そのスーツケースを開けると、何と中に入っていたのはあのキノコだったのです。

なんとも不思議なお話ですが、なんだか僕も、今一生懸命になくした物を探している気がします。毎日毎日出てくるのを待っている気がします。そんな訳で、何となくこのシーンが印象的でした。

僕がこの話で感じたのは、このもたいさんが演じる女性が最初になくしたスーツケースに入っていたのは、一見きのこの様に見える彼女の大切なものだったのだろうと言う事。そして彼女が森で見つけたのも、これにとっても近い、あるいはまさにそれそのものの大切なものだったのだろうと思います。そして待ち続けた結果それを取り戻す事が出来たんです。

一生懸命待ち続け、そしてそれを取り戻す努力をし続ければ、きっと僕もそれを取り戻す事が出来るだろうと、そう信じて行こうと思っています。 僕の大事な物を取り戻すまで

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