古い話2007-01-20 11:07:49

先日のチャイコフスキーのLPでなぜか思い出しました。

僕の父はエンジニアだった事もあるのか、若い頃様々な機械系の物を好んでいた様に思います。

テレビが家に来たのも割りかし早かった様に思うし、ステレオなんかも家にありました。それでたった1枚エミール ギレリスがひいたチャイコフスキーのLPが有ったのだと思います。

僕がそのLPを発見したのは、当時Tegucigalpaに住んでいた頃でした。日本から持ち込んだステレオを空けてみたら、下の方にそのLPがおいて有ったのです。モノラルの少し音がざわざわするLPでしたが、当時のシカゴ交響楽団とエミール ギレリスとの競演で、今考えるとなかなかの演奏だったのだろうと思います。

子供の頃のなつかしい思いでです。

ところで、思い出しついでに、Tegucigalapaでの生活は案外楽しいものでした。慣れてしまえば近所の子供達も遊びにくる様になって来ましたし、僕はジョニーと言う中学生のお兄さんと仲良くなりました。家にいたお手伝いの人がある日僕にインコを買って来てくれました。気の荒い鳥でしたが、僕はこのインコが好きでした。アイロン台の下に自分の住み場所を作って、時々大きな声で鳴いたりしていましたが、僕の指に留って散歩をしたりもした物です。

でも、ある日何かの病気にかかったらしく、あっけなく天国に行ってしまったのです。 ちょっと切ない思い出です。このときジョニーと一生懸命看病したのですが、結局救う事が出来なかったのが残念でした。

不思議な事を思い出すものです。 こんな昔の事を思い出すのは良くない事の兆候でしょうか、、、、、、